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2016年07月26日

グーグルのサーチ・インサイド・ユアセルフ

グーグルの当時、エンジニアだったチャディー・メン・タン(通称、メン)は、社員がストレスを溜めていて、仕事を楽しんでいなかったことに気づき、マインドフルネスをベースにしたコースを作ります。このコースはEQや心の健康度を高めることを目的とします。メンは大きく3つのステップにしています。



1.心を落ち着かせる

マインドフルネスの効果は近年の研究がよく報告しています。世界で最も幸せな人とされるフランス人のマシュー・リカルドもマインドフルネスについて本を書いています。マインドフルネスは不安やストレスを軽減し、これは労働者の間においても同じです。209個の研究をまとめた報告書によると、マインドフルネスは鬱、不安、ストレスに有効だと言えると記しています(一部の研究では老化を遅らせる効果があるとも)。



2.嬉しい瞬間を記録する

例えば、「好きなコーヒーを飲んで、嬉しかった」とか「欲しかった服を買った」などを書き留めることです。ネガティブなことが起きると、私たちはそれを持ち続ける傾向があります。逆にポジティブなことはすぐに手放してしまいます。なので、意識的にポジティブなことを書き留めることで、一日の終わりに、今日は良い日だったと言える可能性が高まります

ポジティブ心理学者のバーバラ・フレドリクソンによると、ポジティブ思考とネガティブ思考の比が3:1で、初めて、ネガティブに打ち勝つことができるそうです(しかしこの研究は数学的な強みがないと批判されていますが)。

2006年の研究では、ポジティブな経験を日常的に書き留めている人は、人生への満足感が高く、その効果は2週間後のフォローアップでも見られたと報告されています。



3.他人の幸せを願う

メン曰く、利他の行動が、私たちに与えることに対する喜びをもたらすと言っています。これは与えられる喜びよりも大きいと言います。フレドリクソンの瞑想では、他人に対してポジティブなことが起こるように思うことが含まれています。これを一日数分間、数週間にわたって実践した参加者は、人生により楽しさと希望を感じたと報告しています。

しかしこれらの実験はまだ試験的であり、他の幸せ要素(自主性、働く意義、人間関係、心の安定など)と比べるとまだ強める必要があります。

BBCの心理学者、トム・スタッフォードは幸せは測るのが難しい事柄だと言います。「石を足に落としたら痛いか?」というようは主観的な質問と、「タバコを吸うことは歯に悪いか?」というような客観的な質問の中間にあるからです。


今後の研究でこういった部分に焦点を当てて、探っていくと面白いでしょう。

参照
http://www.bbc.com/future/story/20141110-googles-algorithm-for-happiness
posted by ヤス at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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