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2016年10月21日

モチベーションには種類がある。自己決定理論SDT

モチベーションを考える上で大事な理論の中に自己決定理論(Self-Determination Theory, SDT)があります。これは人が持つ成長したいという傾向と心理学的なニーズに関係する理論です。1970年代に内的、外的モチベーションについて考え始められ、1980年代にSDTは科学的な理論だとして認められました。その後、エドワード・デシやリチャード・ライアンといった研究者によって更に研究が進められました。


内的モチベーションとは、その行動そのものが興味深く、楽しいから、それをしているというものです。対して、外的モチベーションとは、その行動が特定の何かをもたらすから、それをしているというものです。

例えば、あなたが幼いときに、あなたのお母さんがあなたの走りを褒めたとしましょう。あなたはそれが嬉しくて、小学、中学、高校と陸上部に入り、走る競技を選びました。そして、高校では県代表にも選ばれました。県代表に選ばれたことは内的、外的、両方のモチベーションを与えるでしょう。内的には社会的価値観(チームや何らかの地位、成功の一員となる)があります。そして、外的にはこれによってもたらされる報酬や勲章(県代表ジャケットだったり、メダルだったり)があります。大人になってからは、ただ楽しいから走るようになっているかもしれません(内的モチベーション)。


このように同じ「走る」ということでも時期によって異なるモチベーションが働いています。デシとライアンはそのモチベーションの種類について分析し、6種類を提唱ました。

1.無モチベーション…ある行為を、たまに何かの動機があってやりはしても、やり続けることは無い状態。

2.外的モチベーション、外的調整…外的調整。ある行為を、報酬を得、懲罰を避けるために、やり続けている状態。例:県代表のジャケットが欲しいから走る。

3.外的モチベーション、取り入れ的調整…ある行為を、名誉心や恥ずかしさから、やり続けている状態。例:周りの人に、自分は優れたランナーだと思い続けてもらいたいから、走り続けている。

4.外的モチベーション、同一化的調整…ある行為を、目標や成長に必要だから、やり続けている状態。例:走るのは自分にとって良いことだから走っている。

5.外的モチベーション、統合的調整…ある行為を、やるのが自然なこととなって、やり続けている状態。例:私はランナーだから、走るのは私の一部。だから走っている。

6.内的モチベーション…ある行為を、それをやること自体が楽しいから、喜んでやり続けている状態。例:走るのが好きだから走っている。



現在、このモチベーションの種類の違いについて研究しているのですが、非常に興味深い概念です。

参照
http://www.rpgjapan.com/kagami/2013/10/motivation-2.html
https://badgeville.com/intrinsic-and-extrinsic-motivations/
posted by ヤス at 05:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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