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2017年08月21日

どんな幸福感を味わうかで遺伝子影響が異なる

近年の研究で、幸福感は遺伝子に影響することが分かっています。更に、どういった幸福感なのかで遺伝子への影響は異なると言います。

人生にとって深い意味のあることをすることによる幸福感(ユーディモニック[eudaimonic])は、免疫細胞に良い影響が出ます。炎症に関する遺伝子が少なく、免疫の遺伝子が多くなります。

しかし、消費的で自己満足的な幸福感(ヒドニック[hedonic])は、逆の効果をもたらします。炎症遺伝子が多く、免疫遺伝子が少なくなる。

今回の研究ではUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のスティーブン・コール教授とノースキャロライナ大学のバーバラ・フレドリクソンらが、この2つの幸福感(ユーディモニックとヘドニック)の人間ゲノム(2万以上の人間の生存維持に関する遺伝子の総合体)に対する影響を調べました。

過去の研究では長期間、ストレス、脅威、不安定性にさらされると、遺伝子の免疫細胞に悪影響が出ると分かっています。これはCTRA(conserved transcriptional response to adversity)と言い、炎症に関する遺伝子を増やし、免疫反応に関する遺伝子を減らします。

今回の実験では、80人の健康な成人の血液を調べました。そして彼らがどれだけユーディモニックまたはヘドニックな幸福感を感じているか調べました。

調べた結果、ユーディモニックな幸福感を感じている人と、ヘドニックな幸福感を感じている人では、どちらのグループの人も、同じレベルのポジティブ感情を感じていたものの、遺伝子の免疫細胞に変化があった(ユーディモニックの方が免疫細胞が多くなった)そうです。

つまり、同じポジティブを感じていても、人間ゲノムにおいては、異なる反応をしていたということです。

どのような質の幸福感なのか。これが大事だと言う実験でした。

参照
http://newsroom.ucla.edu/releases/don-t-worry-be-happy-247644
posted by ヤス at 01:51| Comment(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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