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2019年07月03日

外発的動機とは何か

外発的動機とは、お金、名声、成績、評価など外的な報酬によって駆り立てられた行動のことを言います。外発的動機は、内発的動機と異なり、個人の外側から発生します。

例えば、本を読むにしても、それをすることで授業で良い成績がもらえるから、という人は、外的な強化(つまり良い成績)によって駆り立てられている外発的動機だと言えます。しかし新たなことを学ぶことが好きで読んでいるというのであれば、内発的な動機だと言えます。


外的動機で動く人は、その行動自体が面白くなかったり、心満たされるものでなかったとしてもその行動を取ります。

例えば、工場で働く人がいて、楽しくないルーティンな行動をしているとします。行動をする理由は給料がもらえるからです。つまり、外発的動機。

子供に何かをさせようとするとき、多くの人が、おもちゃやお菓子などを使いますが、あれらも外的な報酬(によって外発的動機を刺激していること)だと言えます。

外発的動機には目に見えないものも含まれます。例えば、賞賛や名声などです。両親から褒められるために部屋を掃除する子供もいるでしょう。聴衆からの賛辞が欲しくて俳優をする人もいるでしょう。これらのケースでは、目に見えるような報酬ではないですが、目に見えない心理的な外的報酬を求めています。

外発的動機は効果的か?
これらの例を見ると外発的動機によって、自分や他人を動かすのは非常に効果的だと言えます。この他には、ポイントカードがあるから特定のお店に行ったり、嫌いな仕事でも給料のためにやりこなすのは外発的動機です。


しかし外発的動機は逆火となって返ってくることがあります。つまり、これによって内発的動機を消しかねないのです。外発的動機が内発的動機を潰してしまうことを、過剰正当化と言います。つまり、本来内的に心を満たしてくれた行動が、外的な報酬によって、内発的な動機を刺激しなくなってしまい、その後、その行動をやめてしまうような現象です。

レッパーらの実験では、子供達が絵を描いて、一部の子供に対しては、それを周りから大げさに賞賛されます。その後、自由時間にまた絵を描くかと聞くと、賞賛を受けた子供はもう絵を描かなくなりました。賞賛をされなかった子供たちは絵を描き続けたそうです。

過剰正当化の原因の一説として、人が自分の行動を分析する習性がある、というのが挙がります。ある行動が外的に認識されたとき、その外的な報酬に多大な重要性を置くからだというもの。このほかの説として、外的な報酬をもらうことで、「遊び」だったものが、「仕事・義務」となる、というものもあります。

外発的な動機はパワフルですが、特に子供に対しては、注意が必要だと専門家は言います。

外発的動機は、興味が少ない時や、その行動をするための基本的なスキルがない時などに使えると考えられます。しかし、報酬量は過剰ではなく、特定の行動をとることに対して与えられるべきです。一度、内的な興味が沸き、基本的なスキルが身についたなら、外的報酬は無くしていくべきです。


僕が行った研究では、外発的動機は、心の病、恥の感覚、そして非倫理的な判断と関係があり、逆に内発的動機は良いメンタルヘルス、低レベルの恥、そして、倫理的な判断と関係がありました。非常に面白い概念だと思うので、今後も研究をしていこうと思います。

参照
https://www.verywellmind.com/what-is-extrinsic-motivation-2795164
posted by ヤス at 19:48| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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