2021年10月18日

研究費を申請する方法: 10のヒント

研究費の獲得には時間がかかり、また、成功率も低いものです。研究者はどのようにすれば、より良い研究費の申請書を書くことができるのか。専門家や査読者のアドバイスをご紹介します。


1) 早めに申請書の書き方に慣れる

助成金申請書の作成は、早い段階でなれておくことが大切です。例えば、現在、博士課程にあるのであれば、旅費、機材、一般参加型の活動などへの資金提供の機会があるので、ここで練習することが可能です。これは、資金を獲得する能力を示す貴重な証拠であり、より大規模で複雑な助成金提案書の作成に移る前の重要な経験となります。


2) 何に資金が最も必要かを決める

自分の時間なのか、アーカイブの調査やフィールドワークのための旅費なのか、研究を進めるために専門家を集めてワークショップを開くための費用なのか、何に一番お金が必要なのかを明らかにしましょう。自分や助成機関の時間を無駄にしないよう、資金提供先のガイダンスノートをよく読んで、必要な資金をサポートするタイプの助成金やフェローシップを提供している可能性のある助成機関を調査しましょう。自分のアイデアを、大学の研究室や研究支援担当者など、関連する同僚と話し合うことも非常に有効です。


3) 厳密性、資金価値、インパクト、科学的関心に基づいて申請書を分類する

まず、適切なテーマを選び、募集要項をよく読みましょう。この段階で、時間をかける前に知っておくべき特別な規定を発見するかもしれません。また、応募書類全体を通して、自分のアイデアがどのように適合するかを明記するようにしましょう。厳密さ、費用対効果、インパクト、科学的関心など、審査員が注目する点をカバーしておくことが重要です。


4) 同じ組織に応募した同僚に話を聞く

あなたが応募しようとしている組織からすでに資金を獲得している人がいれば、その人から話を聞きましょう。例えば、Cancer Research UKなのかMedical Research Councilなのか、組織によって重視していることや優先順位が違うので、どのように売り込むべきかニュアンスが異なりますので、まずはそのあたりを聞くと良いでしょう。


5) 専門用語を避ける

応募者にありがちなミスは、質問内容を読まずに答えてしまうことと、採択までの期間に何ができるかを過度に期待してしまうことです。通常、スペースは限られているので、提案する研究について本当に重要なことに焦点を当て、どのように研究を進めていくかを明確にすることが重要です。専門用語に頼らず、自分が何をしようとしているのか、なぜ自分がその研究を成功させるのに適したスキルと経験を兼ね備えた人物なのかを熱意を持って書きましょう。


6) パートナーと学際的な提案を話し合う

もしあなたが学際的なプロジェクトに応募し、他の分野のパートナーと一緒に仕事をすることになった場合、そのパートナーシップが本物であることを確認する必要があります。お互いが取り組んでいることに知的な興味を持つ必要があり、それは審査員にも伝わります。一緒に仕事をしたいと思う人に出会ったら、アイデアの形成や研究実施の計画に時間をかけると良いでしょう。


7) 質問をすることを恐れない

何か不明な点があれば、資金提供者に質問をしましょう。こうすることであなたが真剣に考えていることを示すこともできるので、お勧めです。


8)専門外の人に応募書類を読んでもらう

パネルの段階では、あなたの申請書は、あなたの特定の分野の専門家によってレビューされることはありません。友人や家族に審査してもらうことで、他の人が思いつかないような質問をすることができます。


9)不採用になっても、またトライする

最も重要なアドバイスは、挑戦し続けることです。多くの人は、申請書を再提出しません。しかし、査読者からの提案に対応することで、申請書の価値を高めることができますし、一度適応された申請書でも資金提供を受けることができます。却下されたからといって、必ずしもあなたのアイデアが、完全に資金調達できないというわけではありません。変更する必要があるのかもしれませんし、今回は応募したラウンドで資金が得られなかっただけかもしれません。このとき、同じものをもう一度送るのではなく、フィードバックに応えてからトライしましょう。すべてに資金を提供しているわけではありませんし、成功率は20%程度ですから、多少の不合格は想定しておく必要があります。


10) 返信権を行使する

人文科学の分野では、最終的な決定がなされる前に返信権が与えられますが、多くの人はこれをあまり真剣に受け止めていません。これは申請の一過程であり、質問されたら、自分の答えを弁護し、説明をすることができます。また相手がポジティブなことを言っていたら、それを強化することも可能です。

参照
https://www.theguardian.com/higher-education-network/2015/may/10/how-to-apply-for-research-funding-10-tips-for-academics
posted by ヤス at 22:51| Comment(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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