2021年11月11日

グリーフ(悲嘆)の一般的なプロセス

グリーフ(悲嘆)は、その人にとって大切な人や物を失ったときの自然な反応です。悲しみや寂しさなど、さまざまな感情が湧いてきます。また、グリーフを感じる理由はさまざまです。愛する人が亡くなったり、人間関係が終わったり、仕事を失ったり。また、慢性的な病気や新しい家への引っ越しなど、人生の変化が悲嘆につながることもあります。悲嘆の感じ方は人それぞれですが、自分の感情を理解し、自分自身を大切にし、サポートを求めることで、回復することができます。

悲しみの段階とは?
喪失感を受け入れていく中で、感情は段階的に変化していきます。このプロセスをコントロールすることはできませんが、自分の感情の背景にある理由を知ることは、非常に役に立ちます。悲嘆の感じ方は人によって異なりますが、一般的な段階を経ると言われています。

否認
悲しい知らせを知ったとき、「こんなことが起こるはずがない」と思うのは自然なことです。ショックを受けたり、無感覚になったりするかもしれません。これは、圧倒的な感情の高まりに対処するための一時的な方法、防衛機制の一つです。

怒り
現実を目の当たりにすると、失ったものの痛みに直面します。悔しさや無力感を感じるかもしれません。この感情は後に怒りに変わります。怒りの矛先は、他の人や崇高な力、あるいは人生全般に向かうかもしれません。ひとりぼっちで死んでしまった愛する人に怒りを覚えるのも、自然なことです。

取引
この段階では、この損失を防ぐために何ができただろうかと考えます。よくあるのは、「もしも...」や「もしも...」という考えです。また、スピリチュアルな力との取引を試みることもあります(例:もう少し死を先延ばししてくれないか)。

うつ
喪失感とそれが自分の人生に及ぼす影響を理解し始めると、悲しみが襲ってきます。うつ病の兆候としては、涙が出る、眠れない、食欲がないなどがあります。圧倒され、後悔し、孤独を感じることもあります。

受容
悲しみの最終段階では、喪失の現実を受け入れます。起きたことは変えることができません。まだ悲しみは残っていますが、前を向いて自分の人生を歩み始めようとします。



これらの段階は、人それぞれです。段階を行ったり来たりすることもあれば、1つまたは複数の段階を完全にスキップすることもあります。命日や馴染みのある曲など、失ったものを思い出すことで、悲しみが戻ってくることがあります。


心が元の状態に戻るのにどれくらいの時間が必要か?
悲嘆のプロセスは、あなたの性格、年齢、信念、サポートネットワークなど、さまざまな要因に左右されます。また、損失の種類も要因のひとつです。例えば、愛する人の突然の死は、恋愛関係の終わりよりも、より長く、より激しく悲しむことになるでしょう。

一般的に時間が経てば悲嘆は和らぎます。悲しみとともに、喜びや幸せを感じることができるようになります。そして、日常の生活に戻ることができるようになります。

専門家の助け
悲嘆が改善されないケースもあります。喪失感を受け入れることができない場合もあります。これを「複雑性悲嘆」と呼びます。以下のような症状がある場合は、医師に相談することが勧められます。

仕事や家の掃除など、普段の生活ができない
憂鬱な気分になる
生きている価値がないと考えたり、自分を傷つけたいと思ったりする
自分を責めることができない

その他、心理療法士は、あなたが自分の感情を理解する助けをしてくれます。また、対処法を教えてくれたり、悲嘆を癒す手助けをしてくれます。うつ病の場合は、医師が気分を良くするための薬を処方してくれることもあります。

深く感情的な苦痛を感じているときは、薬物やアルコール、食べ物、あるいは仕事などで感情を麻痺させたくなることがあります。しかし、これらは一時的な逃避であって、長期的には回復を早めることも気分を良くすることもできません。むしろ、依存症になったり、うつや不安になったり、よりネガティブな結果につながることもあります。

それよりも自分の喪失感を受け入れ、回復に向かうために、以下のことが勧められます。

自分に時間を与える。自分の感情を受け入れ、悲しむことは通常の過程であることを知る。
人と話す。友人や家族と一緒に時間を過ごす。自分を孤立させないようにする。
自分を大切にする。定期的に運動し、よく食べ、十分な睡眠をとって、健康で元気な状態を保つ。
自分の趣味に戻る。喜びを感じられる活動を再開する。
サポートグループに参加する。同じように悲しんでいる人たちと話をする。絆を深める。

参照
https://www.webmd.com/balance/normal-grieving-and-stages-of-grief
posted by ヤス at 23:11| Comment(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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