2022年05月04日

リカバリーナラティブ:心の問題から回復した人の話に触れることで自らの心の問題の解決に役立てる

リカバリーナラティブとは、心の問題など、健康上の問題から回復した人の話に触れることで自らの心の問題の解決に役立てることを言い、近年、メンタルヘルスの改善のための手段として注目を浴びています。他人のリカバリーナラティブに触れることは、自分自身の心の問題に対処するのに役立つのです。従って、治療の一部に組み込まれることもあります。リカバリーナラティブの特徴としては、個人が逆境を克服し、成長する様子を語るものです。


現在、私が属する研究チームでは、リカバリーナラティブの臨床試験を行っています。リカバリーナラティブをウェブ上に集め、参加者はウェブのアルゴリズムを使い、自分に合ったナラティブにアクセスします。同じようなことに苦しむ人が回復していった様子を学ことによって、自分の心の健康に役立てます。また、自分の周りに話す人がいなかったり、他人に話すことを恥だと感じる人たちにとっては、このようなツールは孤独感から守ってくれます。

しかしながら、全ての話が万人に良いわけではありません。治療者は気をつけて使う必要があります。例えば、自傷行為に関する話(特に摂食障害に関連するもの)は、同様の問題に対処する人々のさらなるトラウマを誘発する可能性があります。また、話の内容や話し手に多様性が必要であることも挙げられています。例えば、話し手の人種が、自分とは異なる人種ばかりだと、疎外感を感じることもあります。より多様な話、話し手が必要です。

参照
https://www.medicalnewstoday.com/articles/325117
posted by ヤス at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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