2022年07月08日

自分に労りの心を向けること

「セルフコンパッション」、平たくいうと「自分に労りの心を向けること」は、健康や人間関係に役立ちます。自分への労りは、不安やうつのレベルを下げるなど、さまざまな健康に関する効果をもたらします。自分を労わることができる人は、自分が苦しんでいることを認識し、その時に自分に優しくすることで、不安や抑うつ状態を軽減します。自分への労りは鍛えることができます。


ハーバード大学の心理学者クリストファー・ガーマーは、著書『The Mindful Path to Self-Compassion』で、自分への労りを人生に取り入れるには、身体的、精神的、感情的、人間関係的、スピリチュアルな方法の5つがあると提案。そして、自分への労りを育むさまざまな方法を開発しています。以下に例を挙げます。

自分の体を労わる:健康的なものを食べる。寝転がって体を休める。自分の首や足、手をマッサージする。散歩をする。あなたが身体的によく感じることはすべて、自分への労りを発揮していることになります。

自分宛に手紙を書く:あなたが苦痛を感じる原因となった状況(恋人との別れ、失業、プレゼンの失敗)を思い出してみてください。誰のせいにもせず、その状況に対して、自分宛に手紙を書いてみましょう。自分の感情を認めましょう。

自分を励ます:何か悪いことや辛いことが自分に起こったとき、同じことが親友に起こったらどう言うかを考えます。そして、その思いやりのある反応を自分に向けてみましょう。

マインドフルネス:これは、自分自身の思考、感情、行動を、抑圧したり否定しようとせずに、偏見なく観察することです。鏡を見て、自分の姿が気に入らないとき、思いやりのある態度で、良いことと悪いことを受け入れることができます。


自分への労りは今、さまざまな研究や実践で注目されています。今後ますます開発が進められると思います。

参照
https://www.health.harvard.edu/healthbeat/the-power-of-self-compassion
posted by ヤス at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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