2023年10月28日

2021年 世界3,200人のリーダーと従業員を対象としたグローバル・カルチャー調査

2021年、世界3,200人のリーダーと従業員を対象としたグローバル・カルチャー調査が実施され、結果が報告されました。

回答者の72%が「組織文化」が変革の成功に役立っていると回答

パンデミック中に変革をした組織の69%が、「組織文化」が競争上の優位性をもたらすと回答

41%がパンデミック時にコミュニティの維持がより困難になったと感じると回答

シニア管理職の77%が会社の目的とのつながりを感じていると回答


リーダーは組織文化を強力な味方だと捉えている
40カ国以上、3,200人の従業員を対象としたPwCのグローバル調査によると、強力な文化はより良いビジネス成果を促進すると報告されました。実際、シニアリーダーの過半数(69%)は、パンデミック中の成功の多くは企業文化によるものだと評価しています。世界中の企業にとって大きな変革が必要とされた期間に、回答者の3分の2以上が、自社の文化が変革の実現に役立っていると答えています。同様に、この2021年の1年間で組織が適応できたと答えた回答者の約70%も、自社の文化が競争優位の源泉になったと回答しています。


調査回答者の大多数(67%)が、文化は戦略やオペレーションよりも重要であると答えています。また、文化を改善する最優先事項として、新しいメンバーの採用と職場への定着、デジタル化、メンタルヘルスを含む健康と安全、コラボレーションを挙げています。また、文化について温度差がある項目もありました。文化的要素の中でも、特にダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)についてリーダーが言うことと、社員が経験することのギャップが広がっていたそうです。

"文化を差別化し、競争優位の源泉と考える組織は、より良い共同体意識を維持し、より良い顧客ニーズに対応し、より高い成功率でイノベーションを起こし、より良い業績をもたらす。"とPwCのグローバルリーダー、ブシャン・セシ氏は言います。

企業文化を実現する9つの鍵
PwCが特定した文化変革に役立つ要素のうち4つ以上がパンデミック中に活性化された場合、組織文化が改善され、組織の適応能力を高めるということがわかったそうです。

つまり、文化を競争優位の源泉として活用したいのであれば、まず、自社の文化が現在どのようにビジネス成果に貢献しているのか、あるいは妨げているのかを把握することから始めると良いということです。次に、戦略的なビジネス目標を最もよくサポートするために、どのような特性や行動を最も進化させる必要があるかを特定する。そして、組織にとってフォーマル、インフォーマルを問わず、関連する文化変革に役立つ要素をすべて確実に起動させるために、新たな能力を構築する。そのような流れが提案されていました。


参照
https://www.pwc.com/gx/en/issues/upskilling/global-culture-survey-2021.html
posted by ヤス at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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