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2012年03月14日

パールズの5階層モデル 2/2

ゲシュタルトセラピーの大事な概念の一つにパールズの「5階層モデル」というのがあります。

彼曰く「健康な人は全ての階層を統合して生きている。彼らは一つの階層にだけ生きるのではなく、全ての階層に生きることによって完全に自分自身になりきり、自分自身になりきれるから周りのものも発見することができるのである。」

セラピーではクライアントがどの階層に生きているのか、またどの階層を生きずにいるのかを知ることが大事です。

前回の投稿では5つの階層のうち2つをご紹介しました。

1.愛想層
2.恐怖の層


今日はその他の3つの階層をご紹介します。


3.インパスの層 (Impasse Layer)

愛想層で生きる人間がありのままの感情や欲求に気づいて「他者との真実の交流(純粋なエンカウンター)」をしようとするときに起こる精神的なパニック状態や膠着状態がこのインパスの層。どのような手段や方法を採用しても、無力で無能な自分には、ありのままの欲求や感情を満たす他者との関係など持てないという考えがインパスの層です。

インパスとは「問題解決できないパニック状態。どのような手段を採用しても事態が好転しない膠着状態」のことを意味しています。


4.内発の層 (Implosion Layer)

自分のむき出しの感情を相手の率直な感情とぶつけ合うような真実の交際が出来ない段階の心理状態が「内発の層」であり、内発の層では自分自身を第三者的に観察しているという特徴があります

自分のことを「私」と認識できずに、「それ・あれ・これ」といった認識をしてしまい、自分の身体状態についても明確な自己認識をすることが出来ない。この段階で大切な他者との真実のふれあいをするためには、「あれ・これ・それ」といった第三者的視線を離脱して、自己を「私」と明瞭かつ適切に自覚し「今・ここ」を生きる決断をすることが必要になってきます。


5.爆発の層 (Explosion Layer)

「今・ここを生きる一人の自立した自己」を自覚して「今・ここを生きる他者」と率直かつ有意義なコミュニケーションを行える層であり、実存的な自己存在に対してありのままに受け容れられている状態。自分のありのままの感情や欲求から逃げ出さずに、相手との感情的交流を楽しめる状態であり、社会的役割や常識に過度に束縛されていない自由な成熟した心境を意味しています。



インパスは、社会的役割や世間体、義務意識に束縛されやすい神経症的パーソナリティの人が、ありのままの自分の感情や欲望を過剰抑圧することによって陥る「膠着状態・閉塞状態」のことです。ゲシュタルト療法の5層からなるパーソナリティ理論を参照すれば、「内発の層」から「爆発の層」に至る心的過程でインパスの問題や症状を克服することが可能となります。



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ゲシュタルト療法を学ぶには以下がオススメです。
ゲシュタルト療法―その理論と実際
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参照
http://www.123webpages.co.uk/user/index.php?user=mgc&pn=10717
http://digitalword.seesaa.net/article/21516189.html
posted by ヤス at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月13日

パールズの5階層モデル 1/2

ゲシュタルトセラピーの大事な概念の一つにパールズの「5階層モデル」というのがあります。

彼曰く「健康な人は全ての階層を統合して生きている。彼らは1つの階層にだけ生きるのではなく、全ての階層に生きることによって完全に自分自身になりきり、自分自身になりきれるから周りのものも発見することができるのである。」

セラピーではクライアントがどの階層に生きているのか、またどの階層を生きずにいるのかを知ることが大事です。

以下、今回の投稿では5つの階層のうち2つをご紹介します(各層の日本語名は僕が意訳しました)。

1.愛想層(Cliche Layer)

社会的役割に従って取る対人関係パターンの事であり、世間体や常識によって規程される生活行動様式の層の事。本当の自分の欲求の充足やありのままの感情の表現とは無縁のパーソナリティ領域であるが、人間が社会環境に適応していくためにはある程度、この層で生きる必要があります。



2.恐怖の層(Role-playing Layer)

自分の率直な情動や本来の欲求に対して精神分析の自我防衛機制である「抵抗」が働いている層。社会常識や倫理規範を無視したありのままの内面心理に気づくことには、罪悪感や恥辱の感情がつきまといやすくそういった様々な恐怖から自分を防衛している層であるといえます。

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残りの3層については次の投稿で。

参照
http://www.123webpages.co.uk/user/index.php?user=mgc&pn=10717
http://digitalword.seesaa.net/article/21516189.html
posted by ヤス at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

"I-Thou"ありのままの人間同士の関係

ゲシュタルトセラピーで重要な考え方の一つに「アイ・ザウ・リレーションシップ」というものがあります。これは"I-Thou" (Relationship)と書き、訳すと「私ー汝」の関係性、となります。"I-It"(私ーそれ)と比較して使われます。

"I-Thou"がなぜセラピーで重要なのかと言うと、私たちの日常生活で、他の人や物事と接するのはほとんどが"I-It"だからです。

どういうことか?

私たちの日頃の接触はほぼ全てが実用性を重視して成されています。何らかのゴール、目的があって、そのために接触が成されています(その目的は、何かを生存または、成長させるため、であることが多い)。そして、その目的は、更に次のステージの手段となります。

空腹になると、食事をしたくなり、食事をすると、行動を取りたくなる。食事は目的であり、手段でもある。大学卒業の学歴を手に入れたら、良い会社に就職をする。良い会社に就職したら、そこで良いポジションに就きたい。良い会社に就職することは、目的であり、手段でもある。

私たちとこれらの目的の関係性は、興味であったり、執着心であったりします。それらを達成するために、私たちは能力を開発し、工夫をこらします。

つまり、「何かを達成する、得るため」という実用性が大きな鍵を握っている。これが、"I-It"の特徴です。

これに対して"I-Thou"は違った立場を取ります。実用性よりも、「ありのままさ」を重視します。"I-Thou"では、そこで起きる接触以外に目的は何もない、というスタンスを取ります。何らかの手段としての接触ではなく、接触そのものが目的という考えです。

そして、接している対象(クライアント)のユニークさ、不思議さを把握します。セラピストは、クライアントのありのままの姿、本当の姿を歓迎する姿勢をとります。

"I-Thou"を体験している時の感覚としては、魅力的に感じているが、何かを得ようとしているわけではない、という態度だそうです。この関係性を通して、クライアントは本当の自分を表現できるようになっていきます。その結果、自分が本当に欲しい人生を選択する力を付けていくことができるようになります。

ゲシュタルトに興味がある方は以下の本がオススメです;
ゲシュタルト療法―その理論と実際
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参照
http://www.g-gej.org/4-2/crocker.html
http://kimkimkimkim.seesaa.net/article/22595976.html
http://digitalword.seesaa.net/article/15176853.html
posted by ヤス at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲシュタルト心理学・全体は部分の総和よりも大きい

私がインターンをしているクリニックではゲシュタルトセラピーを中心に、セラピーを提供しています。

以前、ゲシュタルト”セラピー”について書きましたが、今回はゲシュタルト”心理学”との関連性について書きます。

要素主義(部分主義)の考え方では「部分の総和が全体と等しい」と考えますが、私たちは実際にはゲシュタルト心理学が説くように、部分の総和以上のものを見ていることが多いです。

たとえば、点と線を見て、そこにリンゴを見たりする。ゲシュタルトの基本的な概念として、対象を全体として捉えるという事が言えます。

例えば音楽は、個々の音を聞いた時よりも大きな効果を与えます。図形もまた、中途半端な線や点であっても、丸や三角などそれを見た人間がパターンを補って理解します(逆に錯覚・誤解を引き起こす原因とも言える)。

ゲシュタルト心理学は被験者の人間が感じることを整理分類して、人間の感覚構造を研究しました。そのため、図形による印象などの研究が中心でありました。

ゲシュタルト療法とは、精神分析療法とゲシュタルト心理学(理論)の融合自由連想を解釈する伝統的な精神分析療法では、知的洞察にとどまり、実際の変化を伴うことは難しいと言われてきていました。そこで、感情を伴った洞察の必要性が言われましたが、精神分析療法では一向にその技法を開発しませんでした。

そこでパールズは、ゲシュタルトの再構成という考え方を理論に導入して、ゲシュタルト療法を完成させました。

人間はゲシュタルトを作らないと動けない(図と地を明確にしないと動けない)。どうしてよいかわからないのは、ゲシュタルトを作れないか、もしくは作れても一つだけだからです。

健全な人間であれば、ゲシュタルトを自由自在に作ることができます。

ゲシュタルト療法は、ゲシュタルトを作れない人にゲシュタルトを創造する場を与えようとするものです。ゲシュタルトを作るとは、物理的世界をどう受け取るかということです。

ゲシュタルトの鍵は「感覚の気付き」です。感覚を無視し続けると、ストレスが過剰に溜まったり、自分を見失ったりしてしまいます。その結果、うつや不眠につながります。ヨガだとそうした事を健康的に予防し、また「感覚の気付き」を促してくれます。僕もゲシュタルトの学びにおいてヨガが非常に有効だと感じています。オススメです!以下のリンクから1000円体験レッスンが受講可能です。
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参照
http://alturl.com/cxr29
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/soyama/gakusyuukai/siryou/01-9-2gesyutaruto.htm
posted by ヤス at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「今ここ」に集中し、自分である事の自由を取り戻す

私がインターンをしているクリニックではゲシュタルトセラピーを中心に、セラピーを提供しています。

ゲシュタルトセラピーとは、フリッツ・パールズとその妻ローラにより作られました(ゲシュタルトとはドイツ語で「かたち」「形象」を意味する)。このセラピーでは、過去に何をしたか、それはなぜかなどは問わず、「今・ここ」で、「いかに」話しているか、「何を」話しているかを問題にします。

ゲシュタルトの鍵は「感覚の気付き」。それはヨガでも磨く事ができます→★日本最大級!ホットヨガスタジオLAVA★


それに気付き、体験すると、そこから全身的な気付き、覚醒をもたらし、自分自身であることの自由を取り戻すことを目指しています。

具体的に言うと、クライアントの自律(自分の求めるものを明確にし、それに伴う行動を取る)と自然な成長を阻害する障害物に対処する能力の開発を助ける事が、セラピーの目的です。

心と体は統合された全体であり、「今・ここ」での「気付き」自体に癒す力があると考える体験的なセラピーです。

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http://alturl.com/9ht8g
posted by ヤス at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする