2011年05月03日

ゲシュタルト・葛藤とは

早くも今学期も終わりに近づいてきました。今学期の収穫は何かなと振り返るとゲシュタルト療法のクラスが、セラピーの実践という面では本当に多くを教えてくれたなあと思います。

先日の授業を振り返って自分が覚えておきたいと思ったポイントは

●ゲシュタルト療法のグループワークでリーダーが気をつけるべき心構えはリードすることよりも、その時、その時に参加者から沸き起こる気づきをマネージしながら、一定の方向へと参加者の焦点を向けること。

表現の価値は、表現そのものにある。表現の見え方がどうだ、というのではなく、表現したことそのものに価値を見る。セラピーとは表現されていない死の部分、封印された部分と向き合って、話し合うことだと教授がおっしゃっていました。

僕も授業で「Aliveness」(=生き生きとした感じ、生きていること)という言葉がよく使われているのを覚えています。無視されているDeadな部分に気づき、それを表現してやり、いかにAliveにしていくのか。これが大事なポイントの一つだということ。

フリッツ・パールズの言葉「人生において悲劇とは、死ぬことではない。生ききらないことが悲劇である」


以下、自分の興味で調べましたが、

葛藤とは、葛(かずら)や藤(ふじ)の枝がもつれ絡むところから「1.人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと」「2.心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。」「3.仏語。正道を妨げる煩悩のたとえ。」(Yahoo!辞書より)

ちなみに英語で「葛」は「a vine」または 「a creeper」「藤」は「(a) wisteria」と言うそうです。

ゲシュタルトに興味がある方は以下がオススメです。
ゲシュタルト療法―その理論と実際
ゲシュタルト療法バーベイティム

posted by ヤス at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする