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2014年03月12日

5−8.献身無しに成功は無い

信念7:献身無しに不変の成功は無い。

成功者は献身する事の力を信じている。もし成功と掛け離れ得ない信念が一つだけあるとしたら、それは偉大な献身無しに偉大な成功は無いという事だ。

どの分野の成功者を見ても、彼らは必ずしも最高でもなければ、最も賢いわけでもなく、最も速いわけでもなく、最も強いわけでもない。成功者とは最も献身できる人たちである

ロシアの偉大なバレリーナ、アンナ・パブロワはかつて「休むこと無い追求、それが成功の秘訣だ」と言った。それは「成功方程式(欲しい結果を知り、効果的なものをモデリングし、行動を起こし、何が有効かを見定め、欲しい結果を得るまで調整し続ける)」の別の言い方である。

これはどの分野でも言える。最も天性の才能が大きく影響されると言われるスポーツでもそうだ。ラリー・バードを最高のNBA選手にしたのは何か?多くの人は未だにそれがわからない。

彼の動きはそれほど速くない、ジャンプ力もそれほどない。NBAという舞台では、彼は時々スローモーションで動いているようにさえ見える。ではなぜ彼がMVPに3度もなれたのか?それは、彼は成功するために最も献身しているからである。

ハードに練習をする。より強いメンタル・タフネスを求める。一生懸命プレーする。そしてそれらを更に高いレベルで求める。彼は自分の力でより多くのものを、他の誰よりも得ているのだ。

ピート・ローズも同様の事をして、記録を達成した。常に自らを駆り立てる力として献身の力を使い、持っているもの全てを目の前のプレーに注いだ。

偉大なゴルフプレーヤー、トム・ワトソンはスタンフォード大学の普通の学生だった。ゴルフ部でも他の部員と何ら変わらなかった。しかし彼のコーチは、ワトソンの練習ぶりに驚いた。「彼ほど練習する選手は見た事が無い」と。

トップアスリートにとって、純粋な体力的な違いはあまり何も意味しない。「良い(Good)選手」と「素晴らしい(Excellent)選手」の違いは献身の質の違いである。

どの分野でも献身は重要な要素である。ダン・ラザーは有名になる前、その練習熱心ぶりでヒューストンのニュースマンとして伝説となっていた。人々は今でも、彼がテキサ スの沿岸にハリケーンが来た時、木にぶら下がりながらレポートした時の事を話す。

多くの人がマイケル・ジャクソンは持って生まれた性能があり、瞬時にあのマイ ケル・ジャクソンになったと思っている。マイケル・ジャクソンはもちろん偉大な才能を持っていたが、それよりも彼は5歳の頃から、歌を歌い、ダンスをし、曲を作っていた。才能ももちろんあったし、環境も整っていた。そこで信念システムを構築し、成長させた。多くの成功モデルがある環境で育った。彼を音楽会へ導く家族のサポートもあった。

しかし本質的に大事な事は、彼は献身や犠牲を厭わなかったという事だ

私はWITという言葉を使うのが好きだ。これは"Whatever It Takes(どんな犠牲を払ってでも)"を意味する。成功者は成功するためならどんな犠牲も厭わない。それが成功者とそうでない人との差である。




以上が「成功する為の7つのウソ」と私が呼ぶ信念群である。その他、卓越した結果を出すのに役立つ信念はあるか?もちろん。信念については考えれば考える程、よい信念に出会える。

この文章を通して、その他多くの違いに気づいて欲しい。重要なのは「成功は手がかりを残す」という事。成功者について研究しよう。彼らを効果的な行動、そしてずば抜けた結果へ常に導く鍵となる信念を見つけよう。

これらの7つの信念は人々を驚かせてきた。そしてもしあなたがこの7つを常に自分に当てはめて献身すれば、あなたも周りを驚かせるような結果を出す事ができる

何人かの人がそんな事無理だ、と言うかもしれない。もし効果のない信念を持っていたらどうしたらいいんだ?もし持っている信念がネガティブで、ポジティブに変えたかったらどうしたらいいんだ?どのように信念を変えたらいいんだ?という質問をするだろう。

あなたは既に最初のステップに至っている。それは「気づく」という事。あなたは自分の望む結果を知っている。第二ステップは「行動」「解釈と信念のコントロール法を知る」「脳の働かせ方を知る」という事。

ここまでを振り返ると、私(アンソニー)が卓越した結果を導くと信じるものを紹介してきた。

「情報が成功者の必需品だ」「成功者とは望む結果を知り、効果的な行動が取れて、達成するまで行動を変え続ける人」というアイデアから始めた。

2章では、卓越した結果を出す道はモデリングだと習った。もし大成功している人を見つけたら、その結果を出すためにその人が取る行動(信念、メンタルシンタックス(思考の流れ)、体の使い方)をモデリングすると、彼らより短時間で同じような結果が出せる。

3章では、状態の力について学んだ。力強く豊かで効果的な状態がいかに神経生理学的な状態に影響するのかを学んだ。

4章では信念の性質について学んだ。あなたにプラスに働く信念が、いかにあなたの力を開花させ卓越した結果へ導くのか。

そしてこの章では卓越した結果の基礎となる7つの信念について学んだ。そして、今からあなたがこれまで学んだものを最大限利用していくための力強いテクニックを紹介する。



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5−7.仕事は遊び

信念6:仕事は遊びだ。

あなたは自分が嫌いな事をして巨大は成功を収めている人を知っているだろうか?私は知らない。成功の鍵の一つは、あなたがする事とあなたが愛する事を一つにする事だ。

ピカソがかつて「私は働くとリラックスする。何もしなかったり、訪問者を楽しませるのは疲れる」と記した。ピカソほどうまく絵は描けないが、私たちも自分を元気にしたり、わくわくさせる仕事を見つける事はできる。すると私たちは仕事に、遊びで用いるたくさんの側面を用いる事ができる

マーク・トゥエインが言った「成功の秘訣は仕事(ヴォケーション)を休暇(ヴァケーション)にする事だ」と。成功者はそのようにしているようだ。

近年ワーカホリックについてよく聞くようになった。そして働く事に取り付かれ、健康を損なう人も増えているようだ。彼らは働く事から何の喜びも得られないが、それに対して何の対処も出来ないという状態になっている。

ワーカホリックの人たちについての驚くべき結果を、ある研究者たちが見つけた。仕事を愛しているから、マニアックに仕事に没頭している人たちがいると。こういった人たちは仕事に対してワクワクし、仕事で幸せを感じている。

こういう人たちは、多くの人が遊びを見るような感じで仕事を捉えている。彼らは仕事のことを、自らを成長させ、新しい事を教えてくれ、新しい体験を与えてくれるものだと見ている。

今の仕事をよりこういった仕事にする事は可能か?もちろんだ。大事なことは仕事に対してあなたの好む方法で取り組む事だ。もしあなたが仕事をよりクリエイティブな方法でする事が出来たら、あなたが仕事に更に取り組むようになる。もしあなたが仕事はつまらなく、生活を支えるためだけのものだと決め付ければ、それ以上のものにはならないだろう。

信念システムはシナジー的に働く。ポジティブな信念は他の信念システムを支える。この仕事についての信念もその一例だ。私の意見では、この世にどうしようもない仕事など無いと信じている。そうではなく、可能性を感じれなくなった人、 責任を取れなくなった人、失敗を信じようとする人がいるだけである

何もワーカホリックになれと言っているのではない。また、仕事の際に自分の世界に入りきってやれ、と言っているのでもない。私が言っているのはあなたが遊びと同じくらいの好奇心と活力を仕事にももたらせば、あなたは人生を豊かに出来、仕事も豊かに出来るという事だ。


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5−6.人こそが最大の資源

信念5:人こそが最大の資源である。

ずば抜けた結果を出す人たちは共通して、他人に対して莫大な尊敬と感謝の念を持っている。彼らはチームや共通の目的、団結の感覚を持っている。新時代のビジネス書(Innovation and Entrepreneurship(訳本『イノベーションと企業家精神』)やIn Search of Excellence(訳本『エクセレント・カンパニー』)、The One Minute Manager(訳本『1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!』)など)が書いている事は、人との信頼なしに長く続く成功はなく、成功するための方法は協力できるチームを作る事だ、という事だ。

日本の工場では、作業員や管理職もみな同じ食堂で食事をする。そこで互いの情報交換をしている。日本のすばらしい成功は、人を利用するのではなく、尊敬する事から生まれた

In Search of Excellence(訳本『エクセレント・カンパニー』)のトム・ピーターズとロバート・ウォーターマンが会社を優良にする要素の中で、一つが人に対する熱い思いだと書いていた。「優れた起業に、人への尊敬より重要なテーマはそうはない」と。

成功している企業は従業員を尊敬していて、道具ではなくパートナーとして接している。彼らの研究の内の一つで、ヒューレット・パッカード(HP)の20人中18人の重役が、HPの繁栄はHPの人を第一に考える哲学だと言った。

HPはサービスで卸売りをする会社ではない。HPは複雑で最先端の技術を扱う会社だ。しかしそんな会社でさえ、人を第一に扱う事が極めて大切な事だと言っている。

これまで挙げてきた多くの信念のように、これも言うのは簡単だが実行は難しい。この本を読み進めるにあたって、舵手が目的地へ向かうに連れて船の方向を調整するイメージを心に留めてほしい。

それは人生と同じだ。常に注意深く計画を立て、行動を調整し、望むところへ進んでいるか再調整する。人を尊敬すると言う事と実行する事は違う。

成功している人は周りの人に「私たちはどうしたらこれを改善できるだろうか?」「私たちはいかにこれを修正できるだろうか?」「私たちはいかに更に良い結果を出せるだろうか?」と問いかける。彼らは一人では、どれほど優秀でも、難しい事があると知っているのだろう。



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5−5.全てを理解する必要はない

信念4:全てのものを使うために全てのものを理解する必要はない。

多くの成功者は何かを使うためにそれを理解しないといけないなどとは思わない。彼らは必要なものを使う事ができれば、その詳細までは深入りしない。もしあなたが成功者を研究すれば、彼らが特定の分野についてたくさんの知識を持っていると気づくと同時に、全ての詳細などについては少ししか知らない事に気が付くはずである。

最初の章で、モデリングによって唯一限られた物「時間」を節約できると話した。成功者を観察し、彼らが取る特定の行動を見つける事ができたら、その行動を複製すればよい。すると結果も複製できる。しかも比較的、短時間で。

時間とは、誰もあなたにプレゼントする事ができないものの一つだ。しかし成功者は常に時間に対してケチである。彼らは状況から必要事項だけを抜き出し、その他は無視する。もちろん、彼らが何かを知りたいと思ったら、必要な分だけ学ぶ時間を取る。しかし彼らはいつもどれだけ必要なのかを知っている。常にどこまでが必要で、どこまでが必要でないかを知っている。

もしあなたに電気がどのように働くかを質問したら、あなたは困るだろう。しかし、あなたは電気が点いて明るくなればよいのである。あなたが今この本をろうそくの下で読んでいるとは思わない。

成功者は自分にとって何を学ぶべきで、そうではないかを見分けるのがうまい。この本を効果的に使うためにそういったバランスを知らなければならない。根おり葉おり知りたいのか、果実をもぎ取るだけでいいのか。

成功者は博識でなければいけない事はない。スティーブ・ジョブズやスティーブ・ウォズニアック以上にパソコ ンに詳しい人は大勢いたが、2人は自らが持っているものを使うのがうまかったのだ。そして彼ら2人が結果を出す人となった。



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5−4.当事者意識を持つ

信念3:当事者意識を持つ

偉大なリーダーや成功者が共通に持つその他の特徴は、彼らの解釈に関する信念である。成功者の研究をして、あなたが何度も聞くであろう言葉は「私が責任を取る」である。

あなたが同じような言葉を何度も聞くのは、何も偶然ではない。成功者は何が起きようと、それが良きにしろ悪きにしろ、自分が作った結果だと捉える。物理的レベルでそれに原因していなくても、心理的レベルでそう思っている。

それが本当なのかどうか、誰も分からない。どんな偉大な科学者でさえも、私たちの思考が私たちの真実を作るなどとは説明できない。しかし、これは有効なウソである。だから私はそれを信じている

私たちは行動や考えによって人生を創造する。そして全ての経験から学ぶ事ができる。もしあなたがあなたの結果を作っていると信じないのであれば、それが成功であろうと失敗であろうと、あなたは状況に流されてしまう。

物事はただ起きる。あなたは物体で、主体ではない。もし私がそう信じていたら、この星から立ち去り、新しい環境を探すだろう。あなたがもし外部環境の産物であれば、あなたがここに存在する意味はあるのだろうか?

当事者意識を持つ事は人間力とその成熟度を計るのに最高の指標だ。また、他の信念システムの統合性を見る一面でもある。もしあなたが失敗を信じず、求める結果が起きる事を信じていれば、当事者意識を持つ事で、失うものは無く全てが収穫となる。

ケネディ大統領はこの信念システムを持っていた。ダン・ラザーは、ケネディがピッグス湾事件の際に、真のリーダーになったと言っていた。それは、ケネディがアメリカ国民の反対に負けず、全ての責任を取ったからだ

その時、彼は若い有能な政治家から真のリーダーになった。ケネディは全ての偉大なリーダーがしなければならない事をした。責任を取るものが力を持ち、責任から逃れるものが力を失う

同じような法則は個人的レベルでも言える。私たちの多くが誰かにポジティブな感情を表そうと試みた事があると思う。愛していると言ったり、彼らの問題を理解してあげたりする。しかしその意図に反して、相手があなたにネガティブな反応を返してきたとする。

そんな時、私たちはしばした怒り返したり、相手を批判したりするだろう。これは簡単なパターンではあるが、最も賢い選択肢だとは言えない。

もしあなたがこのコミュニケーションにおいて、求める結果をまだ意識していれば、ここからでも求める結果を出す事ができる。あなたの行動をそう変える事ができる。声のトーンや表情をどう使うかは全てあなた次第だ。NLPでは「コミュニケーションの意味は相手が受ける反応だ」という。行動を変える事で、あなたはあなたのコミュニケーションを変える事ができる。責任を取る事で、結果を変える力を持つのだ。


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