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2014年03月12日

5−2.出来事には目的があり、何かを与えてくれている

信念1:全ての出来事は何らかの目的の為に起こり、それは自分に何かを与えてくれている。

W.ミッチェルの話を覚えているだろうか?なぜ彼は困難に勝つ事ができるのか?彼は出来事を有利に解釈し、その出来事を利用した。同じように全ての成功者は、それぞれの状況下において「何が可能か」そして「どんなポジティブな結果が生まれ得るか」に焦点を当てる神秘的な力がある。

環境からどんな悪い評価を受けても、彼らは可能性を信じている。彼らは全ての物事が起きるには何らかの理由があり、それは自分にとってプラスに働く考えている。全ての困難はそれ同等、またはそれ以上の幸せの種を含んでいると信じている。

ずば抜けた結果を生む人はこのように信じていると保証しよう。これをあなたの人生で考えてみて欲しい。どの状況にも無数の反応の仕方がある。例えば、あなたが力を注いでいた商談が失敗したとしよう。それで傷つき、苛立つ人もいるだろう。家でぶつぶつ言い、飲みに出る人もいるかもしれない。狂ったように怒る人もいるだろう。会社に対して「ウチにはろくな人間がいない」と八つ当たりするかもしれない。同僚に当たるかもしれない。

こうした行動は何かのはけ口になるかもしれないが、最終的にはプラスをもたらさないだろう。それは私たちの望むものに向けて何の役にも立たないだろう。あなたのステップを確認し、痛い教訓から学び、修正し、新たな可能性に目をやるには、多くの訓練が必要だろう。しかしそれが唯一、ネガティブに見える結果からポジティブな結果を得るための方法である。

可能性について一例を挙げる。マリリン・ハミルトンは元教師、また、ビューティー・クイーンであり、サンフランシスコで成功しているビジネスウーマンである。彼女は恐ろしい事故の生存者でもある。

29歳の時、ハンググライダー事故で岩壁から落ち、下半身麻痺。車椅子生活を強いられた。

彼女は確実に「もうできなくなってしまった事」に焦点を当てる事もできた。しかし、その代わり彼女は自分にまだ残っている可能性に焦点を当てた。彼女は悲劇の中に機会を見るように努めた。

当初、彼女は車椅子に苛立っていた。窮屈で縛られているようだった。私もあなたも車椅子の事などあまりわからないだろう。しかし彼女は違った。その状況下で、彼女はよりよく設計された車椅子を思い描いた。彼女はハンググライダーを作った2人の友人と共に改良された車椅子の設計に励んだ。

3人はモーション・デザインズと呼ばれる会社を作った。この会社は数億円企業となり、車椅子業界に革命を起こし、1984年のカリフォルニア・スモール・ビジネスに選ばれた。最初の従業員を1981年に採用し、今では80人の従業員と800以上の取引先を抱えている。

マリリンが彼女の信念を理解しようとしたかは知らないが、自分に何ができるか、可能性を理解するところから動き出した。実際、全ての偉大な成功は同じ枠組みで作用する

あなたの信念について今少し時間を取って考えて欲しい。普段、あなたは物事がうまくいくように期待しているか、または、まずくいくように期待しているか、どっちだろう?

あなたの全力を尽くした努力が成功したものとなると期待するか、挫折したものとなると期待するか?状況の可能性を見るだろうか、状況の障害を見るだろうか?

多くの人がポジティブよりネガティブに目をやる傾向がある。それを変える最初のステップは、それを認識する事だ。限界を信じる事は、限界のある人間を作る。重要なのは、それらの制限を取り払い、より豊かな資質を利用する事だ。

私たちの文化において、リーダーとは可能性を見ることができる人である。砂漠に楽園を見る人である。そんなの無理だって?イスラエルで何が起きたか覚えているかだろう?もしあなたが可能性について強い信念を持っているのなら、あなたはおそらく物事を達成する事が出来るだろう。


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5−1.成功の為の7つのウソ

「心はあなただけの場所であり、そこであなたは天国を地獄にすることも、地獄を天国にすることもできる」

ージョン・モルトン



私たちが住む世界は意識的又は無意識的に、私たちが選んで住んでいる世界である。心の中で喜びを選んだなら、喜びを得るだろう。逆に惨めさを選べば、それを得るだろう。

前章で習ったように、信念は卓越した結果の基礎となる。私たちの信念は、私たちの感覚に対して、具体的に、そして、一貫性を持った影響をする。信念は私たちが生きる様子をどう感じるか、その基礎的な選択肢である。だから、信念は脳のスイッチだとも言える。従って、卓越した結果への最初のステップは、求める結果に導いてくれる信念を見つける事である。

成功への道は欲しい結果を知り、行動を起こし、どのような結果を生んでいるかを観察し、そして成功するまで変化し続ける柔軟性を持つ事である。信念についても同じことが言える。

あなたはあなたに役立つ信念、つまりあなたが行きたい場所へ導いてくれる信念を持たなければならない。もしあなたの信念が行きたい場所へ導いてくれないのであれば、それを捨て、新しいものを試さなければならない。

私が成功のための「ウソ」の話をすると、聞いている人は時々しらけた態度を見せる。誰がウソを生きたいのか? しかし私が言いたいのは誰も真実を知らないという事だ。私たちはあの線が凹か凸か知らない。私たちは自分の信念が本当かウソかも知らない。しかし私たちが知る事ができるのは、何が有効かという事だ

何が私たちに役立つか、何が私たちの人生を豊かにするか、何が私たちをよりよい人間にするか、自分や他人に益をもたらすか、という事である。

「ウソ」という言葉はこの章では、私たちは真実とは何か知らない事を常に思い出させる為に使う。例えば一度、線が凹だと知ると、もう凸だとは見ないだろう。

「ウソ」とは「うそつきになれ」と言っているのではない。むしろ、いくら私たちがある考えを信じても、その他の可能性に目をやり、常に学ぶ事を忘れないようにする為の有益な方法である。

今から紹介する7つのウソ(信念)を見て、あなたがそれを信じて自分にとって有効なのかどうか、考えて欲しい。私は何人もの成功者をモデリングし、これらを見つけた。

卓越した結果をモデリングしたければ、卓越した信念システムから始める必要がある。これら7つの信念を持つ事で、その人が大きく行動に出られるようになり、より優れた結果を出すのを何度も見てきた。これらのみが成功に有効な信念だと言っているのではない。これはスタートである。これがあなたにも有益かを見てみてほしい。



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4−5.信念が真実を形成する

「良い木材は生ぬるい所では育たない。風が強ければ強いほど、木も強くなる。」

ーJ・ウィラード・マリオット



これを別の角度から見てみよう。もしあなたが良い結果が出るというようなプラスの期待から何かを始めた場合。あなたの全ての神経線維があなたの成功を信じる。

「何が現実になるか」「潜在能力の内どれだけを使うか」についての直接的で明確なコミュニケーションから始めると、おそらく良い結果を得るだろう。このケースにおいて、あなたはどのような行動を取るだろうか?中途半端な行動なんて取らないだろう。

あなたはワクワクしてイキイキしているだろうあなたは成功に対する大きな期待を持ち、猛烈な勢いで物事に取りかかるだろう。もしそのような努力をすると、どのような結果が生まれるだろうか?

おそらくとても良いものだろう。それはあなたの将来において、どのような信念を植えつけるだろう?先ほどの悪い例の反対のものだろう。この場合、成功が成功を生み、より大きな成功をもたらし、それぞれの成功がさらに高いレベルでの成功へ向けて信念形成をする。

成功者も失敗する事があるか?もちろんである。肯定的な信念が全ての成功を保証するか?もちろん、そんな事はあり得ない。もし誰かが永遠で欠陥のない成功を保証する魔法の法則を得たのなら、あなたは財布をしっかり掴んでその人から遠のいた方がいいだろう。

しかし歴史が証明している事は、人がプラスの信念を持ち続けたら、最終的には成功するのに充分な豊かさと行動を起こすという事だ。

リンカーンはいくつかの重要な選挙で負けている。しかし、彼は長い目で見たとき必ず勝つと自分の能力を信じていた。彼は自分自身を成功によって強化し、失敗に恐れる事を拒んだ。彼の信念システムは卓越した結果の創造に集中され、最終的に彼は成功を収めた。そして彼は同時にアメリカの歴史を変えた。

成功するのに強力な信念や態度が必ずしも必要でない時がある。また、単純に何が難しいとか不可能だとかを知らない人が目立った結果を残す事もある。マイナスの信念を持たないだけで充分な時もある。

例えば、数学の時間に眠ってしまった若い男の話。彼は授業のチャイムで起き、黒板を見上げ2つの問題を書き写した。それが宿題だと思った。帰宅し、一晩中掛けて宿題に取り組んだ。1つは解けたが、もう1つは一週間を 費やした。遂に彼は答えを導き出し、クラスへ持っていった。

先生は完全に驚いた。彼が解いた問題は、当時の数学の常識では解けないとされていた問題だったのだ。もし彼が事前にその事を知っていたら、 彼は解こうとしなかっただろう。しかしそれを知らなかったがために、彼は解けるはずだと思い、実際に解いてしまった。

信念を変える他のアプローチは、その信念が正しくないと反証する事だ。これが火渡りをするもう1つの理由だ。私は人が火渡りできるかどうかなど、どうでもよいと思っている。私が気にしているのは、彼らが不可能だと思っていた事は、実は出来る事だったんだと気づいてもらう事だ。もしあなたが以前は不可能だと思っていた事が出来てしまったらあなたは信念について再度考えるようになるだろう。

人生は私たちの多くが思っているよりも、複雑なものである。もしあなたが信念だけで、実際に行動していないのであれば、信念を再考し、変化させる必要がある。

下の形を見て欲しい。これは凹だろうか、凸だろうか?

 

ばかげた質問だが、答えはあなたがどのように見るか次第である。

あなたにとっての真実とはあなたが作る真実である。もしあなたが前向きな解釈と信念を持っていれば、それらはあなたが作ったから、存在するのである。もしネガティブなものを持っていたら、それもあなたが作ったからである。卓越した結果を生む沢山の信念があるが、中でも重要なものを次に紹介する。


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4ー4.信念は変える事ができる

私たちの多くは偶然的に信念を作っている。私たちは物事を良し悪しに関わらず、自分の周りの環境から吸収する。しかし私(アンソニー)が伝えたいアイデアの内の一つは、あなたはもはや風になびかされる木の葉ではな いということだ。あなたはあなたの信念をコントロールできる

あなたは他人をモデリングする方法をコントロールする事ができる。あなたは常に人生を操作できる。もし私の論点を一語で表すなら「変化」だろう。

では基礎的な質問をしよう。あなたが持つ「私はこういう人だ」とか「私にはこれができる」という信念にはどういうものがあるだろうか?少し時間を取ってあなたの可能性の邪魔をしてきた5つの主要な信念を書いて欲しい。

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次に今あなたが持っている最低5つの効果的な信念を書いて欲しい。

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ここで気をつけたいのが、私たちが話す言葉はその時の状況と関係があるということ。その言葉が絶対的な不変の真実なのではない。特定の人の特定の状況で話されただけの言葉である。従って変化可能なのだ。

もしネガティブな信念システムを持っていれば、現時点までにあなたはその信念がどのようなネガティブ効果を持つのかを知っているはずである。そして、信念システムは、あなたの髪の毛の長さや特定の音楽に対する思い入れだとか、ある人との人間関係などと同じように、変えやすいものであることに気づく必要がある

もしあなたがホンダを所有していて、クライスラーやメルセデスに変えるともっと幸せになると信じていたとしても、その信念は変える事ができる。

解釈と信念は同じように作用する。気に入らないものがあれば変えることができる。そして私たちは皆、信念の階級を持っている。コアとなる信念は、そのためなら死も厭わないというような信念である。これには愛情や家族、愛国心などが当てはまるかもしれない。

しかし私たちの人生の多くが、長年掛けて無意識の内に集めた可能性や成功や幸せについての信念に支配されている。大事なことは、そういった信念を明確化し、信念が効果的になるように仕向けることである。

ここまでモデリングの重要性について話してきた。卓越した結果をモデリングしたければ、信念をモデリングするところから始まる。いくつかのものはモデリングに時間を要するが、何かを読んだり、見たり、聞いたりする事で、地球上で最も成功した人々の信念をモデリングすることができる。

J・ポール・ゲティは最も成功している人々の信念を見つけると決意し、外へ出て成功者をモデリングし始めた。あなたも同じように、ゲティやその他多くの偉大なリーダーの信念を、伝記などからモデリングする事ができる。図書館に行けば、望む結果をいかに実際に実現するかについての大量の答えにアクセスする事ができる。

あなたの個人的な信念はどこから来たのだろうか?道でたまたま会った人からだろうか?テレビやラジオからか?話を最も長々しく、または大きな声でした人からだろうか?

もしあなたが成功したいのなら、信念を風任せに身につけるよりは、注意深く選ぶ方がはるかに賢い選択だと言える。気づかなければいけないのは、私たちがアクセスする潜在能力や出す結果は、信念から始まるダイナミックな プロセスの一部だという事だ。私はそのプロセスを以下の図のように考える。

潜行結信.JPG

例えば、ある人は学校でダメ生徒だと言われ、それによって制限的な信念を持ってしまったとする。その信念のために、何をするにも失敗するだろうという期待を持っていたら、この人はどれほどの能力を生かす事ができるだろう?それほど多くは無いはずだ。

この人は何の結果も出る前から、既に失敗の信号を脳に送っている。このような期待を持つと、行動はどのようなものになるだろう?自信、エネルギー、一貫性のあるものだろうか?この信念によってこの人は本当の力を発揮できるだろうか?

おそらく答えは「ノー」だ。失敗すると思っていたら、成功する為の本気の努力なんてしないだろう。つまりこの人は自分が出来ない事を強調する信念システムを持ち、それによって出来ない信号が脳に送られる。すると持っている能力のほんの一部しか発揮できない。そこからは中途半端な行動しか出ないだろう。そうなると、出る結果も好ましくないものとなるだろう。

そしてその惨めな結果は、その後あなたが変わろうと努力をする時、あなたの信念にどう影響するだろう?惨めな結果はネガティブな信念を強化し、そのサイクルを構築し始めるだろう。もしこれが成功方程式であれば、ロサンゼルスの悪党たちはバレリーナにもなれるだろう。

つまりこれは典型的なネガティブスパイラルだといえる。失敗が失敗を生む。不幸せで無気力な人は長い間望む結果を出せていなく、もはや望む結果など実現できないと信じている。彼らは自分の能力へアクセスするために少しの努力、または全く努力せず、なぜ今の状態になったのかについてできるだけ考えないでいようとする。

このような行動からどんな結果を生むのか?もちろん惨めな結果だろう。そしてそれが更に彼らの信念を悪化させていく。



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4−3.信念の5つの源

「彼らは出来る。なぜなら彼らは出来ると思っているから」

ーウェルギリウス



では振り返りをしよう。信念とは何か?それは予め設定された感覚へのアプローチである。そして感覚が自分自身とのコミュニケーションを形成する。

信念はどこから来るのか?なぜ、ある人は自分を成功へと押しやる信念を持つのに、一方で役に立たない信念を持つ人がいるのか?もし能力を高める信念をモデリングするならば、最初に注意するものはその信念がどこから来ているかということだ。

その第一の源は環境である。環境こそ最も直接的に成功サイクル、失敗サイクルの起点となるものである。

スラム街の本当の恐怖は、日々のストレスや喪失感ではない。それらには打ち勝つことができる。最も怖いのは、夢や信念に与える環境の影響である

もしあなたが見るもの全てが失敗や絶望だと認知していたなら成功に向けて物事を解釈していくことは難しいだろう。重要なのはモデリングとは私たち皆が常にしていることだということ。

もしあなたが豊かで成功している環境で育てば、簡単に豊かさと成功をモデリングできるだろう。貧困と落胆の中に育てば、そのモデリングしてしまう可能性は増える。アインシュタインは「社会の持つ偏見と異なる意見を、冷静に言える人は数少ない。多くの人はそういった意見を持つ事さえできない」と言った。

私(アンソニー)のモデリングの実習では、大都市のホームレスをモデリングするという練習をする。彼らを連れ出し、彼らの信念システムや心理構造をモデリングする。私たちは彼らに食べ物と多大な愛情を与え、単純に彼らの人生について、彼らが今いる社会的状態についてどう思っているか、そしてなぜそのように物事を捉えるかを聞く。そしてそれらを成功者のものと比較する。

最近のセッションでは28歳で強く知的で、健康で、そして顔もハンサムは男性が現れた。なぜ、彼がそれほど不幸せで、路上生活をしているのか?一方でW.ミッチェルのような数少ない資質(実際には“少なく見える”が正しい)で人生を変えた男はそれほど幸せなのか?

ミッチェルは、可能性に挑戦し人生を楽しんだ人たちをモデルとして育った。これが彼自身の内面に「私にも可能である」という信念を築いた。それに対し、ジョンというこの若者は、上記のモデルがない環境で育った。彼のお母さんは娼婦で、お父さんは人を撃ち投獄されている。彼が8歳の時、お父さんは彼にヘロインを投与した。このような環境が彼の信念と行動を作り上げた。路上生活、窃盗、麻薬中毒。

彼の信念は「他人を注意して見ていないと、利用される」「誰も人を愛していない」などである。その夜、私たちはその若い男と信念システムの変化にチャレンジし、最後には見事変化を起こしてみせた。その結果、彼は二度と路上に戻る事はなくなり、麻薬からも足を洗った。彼は働き始め、新しい友人もでき、新しい信念で新しい生活環境に住み、新しい結果を生み始めた。

シカゴ大学のベンジャミン・ブルーム博士は100人の若いアスリート、ミュージシャン、そして生徒を研究した。彼を驚かせたのは、多くの神童たちが輝かしい結果からスタートしたのではないということだった。

その代わり彼らの多くは念入りな注意、指示、支援を得て、成長し始めた。彼らが「特別な存在になれる」という信念が先に生まれて、その後で「偉大な才能」が輝きだしたのだ。

環境のみが信念に影響すると考えるかもしれないがそうではない。もしそうなら、金持ちの子は金持ち、貧乏な子も然りと世界が固定されてしまう。そうではなく、まだ信念に影響する要因はある。

次の要因は出来事である。出来事が信念を強化する。

誰の人生にも忘れられない出来事が必ずある。ケネディが暗殺された時、あなたはどこにいただろうか?あなたがその時生きていたらそのことは覚えているだろう。多くの人にとって、あの日は世界観を変えられる日だった。

同じように私たちには忘れられない経験、脳に永遠にインストールされた出来事などがある。人生を変えるような信念を形成する経験というものがある。

13歳のとき私は人生で何がしたいかを考え、スポーツ作家かキャスターになりたいと思った。ある日、ハワード・コーセルが地元のデパートにサイン会に来るという記事を読んだ。私はスポーツキャスターになるのなら、一流をインタビューすることから始めないと、と思った。

学校を抜け出し、テープレコーダーを借り、母にデパートまで送ってもらった。着いた時、コーセルは帰るところだった。私は戸惑った。彼は小競り合う多くの記者に囲まれていた。何とかして私は記者たちの腕の下をかいくぐり、彼の元へ着いた。

とても早口で、彼に自分がしていることを伝え、少しだけインタビューをお願いした。多くの記者たちが待つ中、彼は私と1対1でインタビューをしてくれた。あの経験は私の「何ができるか」「誰に近づくことができるのか」「自分が欲しいものを求めるとどのような報酬を得るか」という信念を変えた。

彼の激励のおかげで、新聞に自分の書いた記事を載せてもらう事ができ、コミュニケーション分野でのキャリアを築き始められた。

信念を強化する3つ目の方法は知識である。直接的な経験は知識の一つの体系である。別の方法は、読書、映画など、出来事を誰かが描いた方法で見る事である。

知識は環境から来る束縛を壊す一つの効果的な方法である。どんなに悪い環境でも誰かの 成功についての書物を読めば、あなたを成功に導く信念を作る事ができる。

黒人政治科学者、ロバート・カービン博士はニューヨーク・タイムズに、彼が子供の頃、黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンがいかに彼の人生に影響を与えたかについて語っていた。「彼と自分を重ねる事で自分を豊かにしてきた。彼のお陰で、私の人生への期待値は高められた。」

4つ目は過去の結果である。最も確実にある事ができるんだという信念を作る方法は、それを一度だけする事である。一度成功したら、次も成功するという信念を持つことは簡単である。

私はこの文章の下書きを締め切りに間に合わせるために一ヶ月以内で仕上げた。できるかどうか確かではなかった。しかし、各章を一日で仕上げないといけないと知った時、できると確信した。そして初日、それを達成したら、それが一日でできると更に確信した。この全文章を時間通りに終わらせる信念を作ることができた。

ジャーナリストは期限通り書く事に同じ事を考える。毎日締め切りのプレッシャーがある中で、一時間以内で一つの話を書き上げる程きつい仕事もそうそうないだろう。多くの新米ジャーナリストはそれを恐れている。

しかし、彼らがその後わかることは、一度か二度それを成してしまうと、これからもそれができると確信しやすくなるということだ。

年を重ねるにつれて賢くなるわけでもないし、素早くなるわけでもない。しかし時間がどうであれ話を書き上げると信念を持ち、それに勇気づけられれば、常にできると確信する事ができる。それはコメディアン、ビジネスマン、その他の分野にいる新人たちにも言える。信じれば成せる。なぜならそれは自分の予言を満たす行為であるからだ。

第5の信念を築く方法は、将来望む事を実現しているかのように心に描く事だ。過去の経験があなたの解釈や信念を変えるのと同じように、あなたが心に望んで描く経験も、解釈や信念を変えることができる。

私はこれを「経験の前倒し」と呼ぶ。あなたが思う結果が、豊かな状態を作るのに効果的でないと知ったら、単純に自分が望む世界を作り、それを経験することだ。

するとあなたの状態が変わり、信念が変わり、そして行動が変わる。究極のところ、もしあなたがセールスマンなら、100万円と1000万円、どちらが簡単に儲けられるだろうか?答えは1000万円である。

なぜかというと、100万円があなたの目標だとすると、あなたが本当にしようとしている事は毎月の必要生活費を払うお金を作っているということになる。そういった義務的な事だけのために働かないといけないというのは、ストレスがかかると思わないだろうか?あなたの反応はわからないが、私のモーターはそれでは起動しない。

しかしビジネスはビジネス。あなたがどんな望みを持っていようとも、同じ電話をし、 同じ人に会い、同じ商品を届けなければならないだろう。従って、100万円より1000万円稼ごうとする方がもっとワクワクさせられ、刺激的なものになるのである

そしてそのワクワクした状態は、生活維持のために働く状態よりも、有効な行動を生み、あなたの潜在的な力を高いレベルで引き出してくれるのだ。

もちろんお金だけがあなたを動機付けるものではないだろう。あなたの目標がどうであれ、あなたが心に望むものを描き、それが既に成されたと解釈すれば、あなたの望みを実現するのに有効な状態を作る事ができる。

以上これらのことは、全て信念を変える方法である。


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posted by ヤス at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | NLP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする