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2016年08月20日

自主的なチームは生産性が30〜50%高い

自主的なチーム(self-directed work team)というのがあります。これは、従来のトップが方向性を決めるのではなくて、従業員にある程度の決定権を持たせて、計画や行動を決めさせるというものです。これを導入することによって、特にアメリカでは1990年代に多くの企業が生産性を高めました。ある専門家の分析では、この仕組みによって顧客に最も近い人や、現場の人がもっと決定権を持てるからだと述べています。


ビジネス誌『ビジネス・ウィーク』によると自主的なチームは、伝統的なチームよりも、平均して30〜50%生産性が高いと報告されています。その一部が以下です。

・AT&Tでは、オペレーターのサービス度が12%向上した。
・フェデックスでは、サービスでの過失が13%削減された。
・ジョンソン&ジョンソンでは、600万ドルの在庫削減が出来た。
・シェナンドア生命保険では、年間で業務が33%増えたにもかかわらず、20万ドルの人事に関する費用を削減できた。


自主的なチームの強みは何か?500社が参加した調査によると以下が挙げられました。

・質、生産性、サービスの向上
・柔軟性の増加
・業務コストの削減
・技術変化に素早く反応できる
・業務分類のシンプル化
・従業員の価値へよりよく対応できる
・組織への従業員コミットメントの増加
・良い人材の確保



では難しい点は何か?それは、そこまで従業員がコミットをしてくれるまでに、時間がかかるということです。従業員が自己マネジメントできるようになるまでには2〜5年かかると言われています。

またそれに向けた研修も欠かせません。単に問題解決力や決断力を身につけるだけではなく、マネジメントスキルも身につけないといけません。また、他のジャンルにいるチームメンバーの仕事も知らなければなりません。従って、仕事の2割の時間をこういった研修やトレーニングに使うケースも稀ではありません。


これを導入した3Mでは以下の5つが重視されています。

・顧客が最優先だという考えを養う。
・共通のビジョン、ミッションを意識し、役割と業務規律の理解を高める。
・決断し、計画を立て、問題を解決し、ミーティングを実施するために協働する力をつける。
・求められる結果を達成するために仕事の成果を向上させるよう権限を持つ。
・改善していくためにゴール設定と問題解決をする。




自主性の力を教えてくれる試みだと思いました。

参照
http://www.qualitydigest.com/magazine/1995/nov/article/self-directed-work-teams-competitive-advantage.html
posted by ヤス at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月03日

エンゲイジメントが高すぎるとどうなのか

社員のエンゲイジメントが高いほど、社員の健康、パフォーマンス、そして、会社に居たい思いが高まると出ています。しかし、エンゲイジメントが高ければいいことばかりなのでしょうか。一部の組織心理学者が述べています。


エンゲイジメントがパフォーマンスを決定する大事な要素であるのは確かですが、パフォーマンスには他の要素も影響します。例えば、最近のグーグルの調査では効果的なチームパフォーマンスには、オープンで安全なチーム文化、明確なゴール、強い目標意識が挙げられています。同じように研究では、リーダーの決断力が、エンゲイジメントよりも、組織のパフォーマンスに影響すると報告されています。例えば、スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスといった、あまりヒューマンスキルがなく、感情知能が高くない人が、ずば抜けた決断力とビジョンで効果的な組織パフォーマンスを出すことがあります。


エンゲイジメントも高すぎると様々な問題につながるかもしれません。これは他の心理的要素と同じです。野心は強欲となり、自尊心はナルシズム、創造性は奇妙さになり得ます。

エンゲイジメントが高すぎるとどうなるのか。一部の組織心理学者は、現状満足してしまわないか、仕事中毒にさせてしまわないか、特定の性格の人だけがエンゲイジメントが高いという風に出てしまって不公平な判断がされていないか、ネガティブ思考の利点を無視していないか、という点を心配しています。


しかしながら、エンゲイジメントのそもそもの記事を見ると、そうしたこともきちんと調査されているようででした。ですので、対論としては弱いかもしれませんが、エンゲイジメントの問題点を考えるには面白い記事だと思いました。

参照
https://hbr.org/2016/08/the-dark-side-of-high-employee-engagement
posted by ヤス at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

自己効力感がパフォーマンスに影響する

ちびっこきかんしゃだいじょうぶ (The Little Engine That Cloud)」という本をご存知でしょうか?

その本の一部を抜粋すると「多くの大きな機関車も到達できなかった山のてっぺんに近づくにつれて、ちびっこ機関車の速度は落ちていきました。それでもちびっこ機関車は『僕にはできるんだ』『僕には出来るんだ』と言い続けました。やがてその勇気によっててっぺんに到達し、そしててっぺんから下って行く時には『僕はできると思っていたんだ』『僕はできると思っていたんだ』と自分を祝福しながら下っていきました」

ちびっこ機関車は信じる事の力と、それがパフォーマンスに与える影響を知っていたのです。




自己効力感とパフォーマンス

自己効力感とは基本的に自己信頼と同等のものです。つまり、しなければならない事をできる能力が自分にはあるんだという信念であり、状況に立ち向かうために持っているスキルを活用できるという信念です。

じゃあ、自己効力感とパフォーマンスの関係性、またピークパフォーマンスをもたらすとされる感情とモチベーションは、どのように関係し合っているのでしょうか?

研究でわかっていることは(認知的、感情的、動機的な統制器官を通しての)効力感に関する信念は人がどう感じるか、どれだけの努力を行動に投資するか、困難にどれだけ耐える事が出来るか、逆境からどれだけ立ち上がれるかに影響するということ(Salanova, Llorens, & Schaufeli, 2010)。

また効力感信念は感情状態に影響することで、私たちの活動への動機やエンゲージメントに間接的に影響すると言われています。

ポジティブな効力感信念を持つ事で、私たちはよりポジティブな態度を保つ事ができ、その結果、情熱や活力、楽観性、楽しみ度といった動機とエンゲージメントのレベルを上げる要素を獲得する事ができます。更に、達成する事による相乗効果が生まれ、ポジティブな信念に基づいて成功を見ることで自己効力感の信念を強め、ポジティブな態度や動機を向上させます。

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あなたは何を信じていますか?

自分の能力を信じる事は能力開発やパフォーマンス発揮に極めて重要なことです。このことは起業家やマネジャーにとって、従業員の情熱を刺激したり、従業員が自分の才能や能力をフルに活用し、成長を経験し、更にエンゲージメントも向上するといった事にも深く関係しているでしょう。

仕事にフルにのめり込むためには斬新さと情熱が必要です。私たちは困難度が低すぎると動機やエンゲージメントが低くなります。より楽観的に考え、強みに焦点をあてていくと私たちは明確でポジティブな影響を体験することができます。

強みをベースにした目標設定をすることで自信や自己効力感を高め、ポジティブな感情や動機を強めていくことができます。

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参照
http://blogs.psychcentral.com/positive-psychology/2011/10/i-think-i-can-i-think-i-can-how-self-efficacy-relates-to-performance/
posted by ヤス at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月26日

長時間労働が男女差別を促進する

アメリカ、コーネル大学の新たな研究で、長時間労働は特に女性にとってネガティブな影響があると報告されました。

夫婦共働きの家庭において、女性は仕事と家庭と、つまり、2つの仕事を両立するように思われているのが現状です。夫が長時間労働をする場合、女性が仕事の量を減らすというのが一般的なようです。

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実験の中心者、ヨンジョー・チャいわく「夫が長時間労働をする時、妻の仕事量は減るが、妻が長時間労働をする時、夫の仕事量は変わらないことが多い。つまり、長時間労働の傾向が高まるほど、こういった男女の違いが見られる。男性は一家の大黒柱となり、女性は家事をするといった風潮が更に強まる」とのこと。

チャは今回の実験で、1995〜2000年においてアメリカの共働き夫婦のデータを分析しました。分析結果は、夫が週60時間以上働く夫婦の場合、44%の妻が仕事を辞めるのに対し、女性が長時間労働しても、男性の仕事には影響しないという事が判明しました。

また、データを教育の要する専門職に限定した場合、夫が週60時間以上働く夫婦の妻は52%の確率で仕事を辞めるという結果になりました。ここでも同じように妻が長時間労働をしても、夫の仕事には影響を与えなかったそうです。

※実験や調査にはクエスタントが使えます!無料版だけでもかなりのアンケート調査が可能です。


専門職において夫が週50時間以上働く確率は女性のそれよりも2倍以上高く(夫30%、妻12%)、女性が家事の手伝いを受ける度合いも、男性と比べて低いと言えます。

また、結婚をして子供がいる家庭においては、この特徴は更に強いようです。夫が週60時間以上働く夫婦の妻は、子供がいる場合、子供がいない家庭と比べて、90%も高い確率で妻が仕事を辞めるそうです。




参照
http://psychcentral.com/news/2008/08/01/overtime-work-negatively-impact-on-women/2683.html
posted by ヤス at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月20日

長時間労働者はうつ病・不安症のリスク高い

新たな研究で、長時間労働をする人は不安障害やうつ病になるリスクが高いと報告されました。ノルウェーのベルゲン大学のエリザベス・クレッパらが長時間労働者のデータを分析しました。週に41〜100時間働く長時間労働者1350人と、週に40時間以下働く約9000人の不安症状とうつ症状を調べました。

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結果、男女ともに長時間労働をする人は不安症状やうつ症状の度合いが高いという数字が出たそうです。男性においてうつ病を患っている可能性がある人は通常労働者では9%、長時間労働者では12.5%存在したそうです。女性では通常労働者が7%、長時間労働者では11%となったそうです。

また男女ともに不安症やうつ病の可能性は、収入の低い人や専門性の要らない仕事をしている人ほど、高い数字が出たそうです。

特に強い関連性は、男性の長時間労働者、週に49〜100時間働く人が不安症やうつ病にかかる相関関係でした。特にその中でも、肉体労働者や教育をそれほど必要としない仕事にある人の間で、数字が高かったそうです。

ヨーロッパでは労働者は48時間以上の労働は断る権利が認められています。日本にもこのような法律があるかもしれませんが、文化的にそれがどこまで実行されているかは別問題です。




今回の実験結果はこういった動きをサポートするものです。今後求められる実験としては、長時間労働者がなぜ不安症やうつ病の可能性が高いのか。それとも、不安症やうつ病傾向の強い人は、長く働く傾向が強いのか。そういった点を明確にしていく必要があります。




参照
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18545093
posted by ヤス at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする