2015年03月26日

長時間労働が男女差別を促進する

アメリカ、コーネル大学の新たな研究で、長時間労働は特に女性にとってネガティブな影響があると報告されました。

夫婦共働きの家庭において、女性は仕事と家庭と、つまり、2つの仕事を両立するように思われているのが現状です。夫が長時間労働をする場合、女性が仕事の量を減らすというのが一般的なようです。

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実験の中心者、ヨンジョー・チャいわく「夫が長時間労働をする時、妻の仕事量は減るが、妻が長時間労働をする時、夫の仕事量は変わらないことが多い。つまり、長時間労働の傾向が高まるほど、こういった男女の違いが見られる。男性は一家の大黒柱となり、女性は家事をするといった風潮が更に強まる」とのこと。

チャは今回の実験で、1995〜2000年においてアメリカの共働き夫婦のデータを分析しました。分析結果は、夫が週60時間以上働く夫婦の場合、44%の妻が仕事を辞めるのに対し、女性が長時間労働しても、男性の仕事には影響しないという事が判明しました。

また、データを教育の要する専門職に限定した場合、夫が週60時間以上働く夫婦の妻は52%の確率で仕事を辞めるという結果になりました。ここでも同じように妻が長時間労働をしても、夫の仕事には影響を与えなかったそうです。

※実験や調査にはクエスタントが使えます!無料版だけでもかなりのアンケート調査が可能です。


専門職において夫が週50時間以上働く確率は女性のそれよりも2倍以上高く(夫30%、妻12%)、女性が家事の手伝いを受ける度合いも、男性と比べて低いと言えます。

また、結婚をして子供がいる家庭においては、この特徴は更に強いようです。夫が週60時間以上働く夫婦の妻は、子供がいる場合、子供がいない家庭と比べて、90%も高い確率で妻が仕事を辞めるそうです。




参照
http://psychcentral.com/news/2008/08/01/overtime-work-negatively-impact-on-women/2683.html
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2015年03月20日

長時間労働者はうつ病・不安症のリスク高い

新たな研究で、長時間労働をする人は不安障害やうつ病になるリスクが高いと報告されました。ノルウェーのベルゲン大学のエリザベス・クレッパらが長時間労働者のデータを分析しました。週に41〜100時間働く長時間労働者1350人と、週に40時間以下働く約9000人の不安症状とうつ症状を調べました。

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結果、男女ともに長時間労働をする人は不安症状やうつ症状の度合いが高いという数字が出たそうです。男性においてうつ病を患っている可能性がある人は通常労働者では9%、長時間労働者では12.5%存在したそうです。女性では通常労働者が7%、長時間労働者では11%となったそうです。

また男女ともに不安症やうつ病の可能性は、収入の低い人や専門性の要らない仕事をしている人ほど、高い数字が出たそうです。

特に強い関連性は、男性の長時間労働者、週に49〜100時間働く人が不安症やうつ病にかかる相関関係でした。特にその中でも、肉体労働者や教育をそれほど必要としない仕事にある人の間で、数字が高かったそうです。

ヨーロッパでは労働者は48時間以上の労働は断る権利が認められています。日本にもこのような法律があるかもしれませんが、文化的にそれがどこまで実行されているかは別問題です。




今回の実験結果はこういった動きをサポートするものです。今後求められる実験としては、長時間労働者がなぜ不安症やうつ病の可能性が高いのか。それとも、不安症やうつ病傾向の強い人は、長く働く傾向が強いのか。そういった点を明確にしていく必要があります。




参照
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18545093
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2015年02月27日

感情予測の順番が購入に影響する

感情が人の行動に影響する事は、今では当たり前の事だと捉えられています。消費者の研究において、彼らの選択は、その購入がどういった感情にしてくれるかを基に決断される事が多いと調べられています。


ミネソタ大学のジェーン・エバート教授の新たな研究によると、感情予想の方法が異なる行動に繋がるという事が報告されています。

4つの実験が行われたこの研究では、異なる行動に導く方法を見せる為に「順計算」と「逆計算」という予想方法が用いられました。

消費者はそのイベントの後にどういった感情を抱くのか順計算によって予想します。最初にその出来事がもたらす感情を予想し(例「今日阪神が負けたら、私は非常に苛立つだろう」)そして、その感情が一定期間を置くとどう変わるのかを考えます(例「でも次の日には元に戻っているだろう。その数日後の誕生日には、ハッピーだろう」)。

これ以外に、消費者は逆計算によっても予想できます。つまり、将来の感情を先に予想してもらいます(例「誕生日が数日後にあるからハッピーになるだろう」)。そこから目の前の出来事を考えます(例「今日阪神が負けたけど、別にどうって事はない」)。

例えば、厳格な冬の中を過ごす人が、カリブ海でのクルーズの広告を見て、そこに「冬はつらいよね?これがあと3週間も続くって思うと、ますますつらい。トロピカルで太陽を浴びたら気分よくなるんじゃない?今すぐ予約を。」というメッセージがあれば、単に冒頭からクルーズの旅を押し売りするメッセージよりも効果的だろうというのは簡単にイメージできます。

ベストワンクルーズ


この先も冬がまだ続くという事を最初に述べる事で、カリブでのバケーションがどういった感情をもたらしてくれるのかを、消費者はより感じる事ができます。

このように人々はその購入がどういった感情をもたらすのかを予想して決断を下します。

エバート「私たちはこういった感情が比較的簡単に変化可能だという事を発見しました。」

彼の研究は、マーケッターや政策担当者が、消費者の将来の決断や行動に対する影響力を、いかに高められるのかを理解する事にフォーカスしています。


参照
http://bit.ly/1ETuNBi
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2015年02月19日

経営の語源は荒地を開拓して畑をくぎる事

先日、職場の同僚と英語の単語"business"について考えていたのですが、日本語の『経営』とはどこから来ているのか気になって調べました。


そもそもこの言葉は紀元前8世紀に最初に使われたとされる言葉で、「これを経しこれを営す」と言ったのが最初の使用だったそうです。これは土木工事や建築を始める時に、まず経と営という作業を行ったのだそうです。

『経』とは「まっすぐにとおった織物の縦糸」という意味があり、土地に杭を打って、そこにまっすぐに糸を貼らせて、工事前の縄張り作業を示すそうです。

『営』とは「陣営」や「営舎」にあるように、「建物の周りに丸い外枠をめぐらす」という意味があるそうです。つまり、全体の大きさを調べる事を意味します。

つまり、当初は『荒地を開拓して畑をくぎる』のを経営と言ったそうです。これが時代を経て、『仕事を切り盛りする』となったんだそうです。

英語の”business"は"busy"「忙しい」というのが名詞化されて"business"になったそうです。そして、"busy"の語源は"bisignes”で『配慮、心配 (care, anxiety)』を意味するんだそうです。

『荒地を開拓して畑をくぎる』のと『配慮、心配』。つながりも考えられますが、すごく違うなあと僕は感じました。


参照
http://jqa.cocolog-nifty.com/koga/2005/07/post_d8da.html#more&_ga=1.86115800.1925142578.1424211137
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2014年12月19日

心の健康と幸せ感に職場環境が影響する

イギリスの研究者が職場環境が個人の心の健康と幸せ感に大きく影響していると報告しました。


ロンドンのクイーンマリー大学(Queen Mary University)の研究者らが職場で与えられたコントロールであったり、上司や同僚からのサポート、仲間とのつながりなどといった労働生活におけるポジティブな出来事は人生全体で感じる幸せ感とつながっていることを発見しました。

ホワイトホール2と名づけられたこの調査はロンドンの5182名の公務員に対して行われ仕事が人にもたらすポジティブ効果を長期的に調べた数少ない実験となりました。

研究者は「高いレベルの幸せ感は、職場での高いレベルでのコントロール、職場での高い感情的サポート、低い仕事ストレスに影響されている」と書いています。


研究者の解釈では「この研究は、他の人生における満足やストレス、個人の性格などを考慮したとしても、労働環境と良い人間関係は心の健康レベルを高めることを示すものだ」とのこと。

したがって、実験結果は単に職場におけるネガティブな事柄を減らすのではなく、ポジティブを増やすことによって職場での士気が高まり、労働者の心の健康が促進される可能性を示唆しています。

今年の初めにイギリス政府は2010年にデイヴィッド・キャメロン(David Cameron)が始めた国民健康プログラムの計測(Measuring National Wellbeing program)に関して、初めて意見を公表しました。そこで、ここで使われる指標はGDP(国内総生産)と同じくらい国の進化を表すものだと述べました。もし健康が国の様子を表す指標となるならば、どういったことが国の健康を表すのか知る必要があります。

研究者は「国内で求人する職の質と人間関係が重要要素だ」と言います。


ステファン・スタンスフェルド博士(Stephen Stansfeld)いわく「幸せディベートは近年更なる注目を集めてきた。そこで経済学者、政治家、心理学者などはみなどのように幸せな社会を作れるか、討論してきた。もし政府がイギリスの進歩の指標として健康を挙げるなら、それが個人の健康にどう影響するかを知ることは非常に大事である」とのこと。

「この研究が示すところは、職場環境と人間関係の質が国家の幸せ度に非常に大きな影響だということ。職場を良くする方針がネガティブな面を最小化するためだけじゃなく、社員がよりコントロールを持ったり、社員どうしのサポートを促したりといったポジティブな面を大きくするということにも注力すべきだ。

職場環境は個人の感情に大きな影響を与えよりよい心の健康は職場での更なる力発揮やコミットメントや社員維持の増加、また体の健康や寿命といったことにまでつながっている可能性がある」と研究者は言います。




参照
http://psychcentral.com/news/2013/11/21/work-environment-plays-key-role-in-well-being-happiness/62340.html
posted by ヤス at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする