2015年12月17日

男性はお金を意識すると、女性の基準を高める

男性はお金を持つことが、より女性にモテることと関連していると思っているのか。今回の実験ではこれがどこまで本当なのか、調べました。

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進化における親の投資理論(Parental Investment Theory)によると女性は「内在の」肉体的な資源にエネルギーを費やし(妊娠や授乳にそなえて)、男性は「外在の」食料や安全とった資源にエネルギーを費やすと言われています。従って、数々の調査では女性は男性がどれだけ資源を持っているかに重きを置き、男性は女性の美、つまりは健康と受精度に重きを置くと言われています。

最近の調査では、男性は、デートの相手選びを意識するとより高価なものを買う傾向がある。また女性と共にいるとお金の重要性をより強調する傾向があることがわかりました。

シンガポール・マネジメント大学のホセ・ヤングとノーマン・リーは恋愛において資源がどういった役割を果たすのかについて実験しました。女性は男性の資源と社会的地位に着目するということであれば、よりお金を使うことによって男性はそれを女性に示すことができます。


そして、ヤングとリーはさらにもう一歩進めてデート相手選びというのは私達の頭と体に強く植えつけられているのでシンプルな環境的、物理的な要因で影響できてしまうのでは、と仮説を立てて実験しました。

2人の実験者は参加者に次の3つの資源のうちのどれかを見せました。

小資源・・・2ドル札を52枚

大資源・・・50ドル札を52枚

無し・・・札と同じ大きさの真っ白な紙52枚

自分に充てられた資源を意識してもらうため参加者は何が何枚あるかを尋ねられます。この質問の後に、彼らは異性とのデートに関するアンケートに答えます。

参加者が異性とのデートに求める最低限の外見、性格、社会的レベル等はどれくらいか。最終的には81人の女性(平均20.7歳)と72人の男性(平均22.5歳)から回答が得られました。

結果はどうだったか。大資源(50ドル52枚)を見せられた男性は最も高いデート相手選びに関する基準を記入したそうです。対して、女性は3つのグループでデート相手選びの基準に違いはなかったそうです。また女性は男性よりもはるかに高いデート相手選びの基準を設定し、男性は大資源を見せられた場合だけ女性の基準に達するために自分の基準を高める、という傾向が見られたそうです。また男性は女性の外見を重視するのに対して、女性は男性の創造性と社会レベルを重視することがデータから見られたそうです。

この実験で調べられなかったことは参加者はデートについて質問されていたのでこれが伴侶選びにも当てはまるかどうか、ということ。また、参加者は主にシンガポールに住む中国系の人だったので異なる文化であればどうかということが挙がります。


参照
http://www.psychologytoday.com/blog/head-games/201207/are-men-shallow
posted by ヤス at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | カップル・夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月30日

短期的関係か長期的かで、脳の裏切りへの反応が異なる

スタンフォード大学の新たな研究によると「恋愛関係の早い段階で裏切りを経験した場合、人は脳の、慎重に決断を下す部分を使い、自分を欺いた相手を信用し続けるかを考える。その一方、長期的な関係の中で裏切りを経験した場合、自動的・習慣的に決断を下す部分を使い、相手を許そうという働きが出る」そうです。


社会学者のカレン・クック(Karen Cook)のチームはなぜ自分を裏切った相手と仲直りしようとする人がいる一方、裏切りを機に関係を終えようとする人がいるのか、考えました。彼らの仮説は「まだ新しい関係において裏切られた人は相手の反応を意図的に決めるのに対して、長期的な関係において裏切られた人は、相手の信頼できる行動を当たり前だと捉えていて、裏切ったことを例外的だと見る」と仮定しました。これをテストするために実験者はインターネットのアンケート提供会社から参加者を募りました。

参加者はまず8ドル与えられます。それをキープしてもいいし、まだ会ったことのないパートナーに上げても良い、という選択肢が与えられます。もしパートナーにあげた場合、パートナーは3倍(この場合24ドル)を受け取ることができます。そしてパートナーはそこで、24ドルをキープすることもできるし、相手に半分、この場合だと12ドルを返すこともできる、という選択肢が与えられます。そういった説明を参加者にしておきます。

しかし、実際にはパートナーはコンピュータで、コンビを組んですぐに裏切ることもあるし、組んでからしばらくしてから裏切ることもあります。

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実験結果はどうなったか?

初期段階で裏切りを経験した参加者は後々裏切りを経験した参加者と比べてお金を自分の手元にキープするという選択肢を選ぶ傾向が強いという結果が出ました。実験チームは同じ実験を実験室で行い、参加者の脳の動きをfMRIで観察しました。

意識的な学習、計画、そして問題解決に関わる「前帯状皮質」と不安定な感情に関係する「側面前頭前皮質」が初期段階の裏切りの後、活発になるという反応。これに対して、しばらく関係性を持ってからの裏切りに対しては習慣的な決断を下す機能のある側面側頭皮質が活発になることがわかりました。

早い段階の裏切りを経験した参加者は自分のお金をその後、自分の手元にキープする傾向を見せ、キープか相手にあげるかの判断により時間を取りました。つまり、後々に裏切りを経験する場合と比べて、より意識的な思考を使っていることを示唆します。

実験者は今後も研究を進め、裏切りにあった被害者が、何度も相手を許してしまうケースでなぜそのような心理が働くのか、それを解明できればと思っているそうです。

※リサーチやアンケートには国内No. 1アンケートツール、クエスタントがオススメです。僕も使っていますが、大量メール機能もあり非常に実践的です。無料版だけでもかなり使えます。


参照
http://psychcentral.com/news/2013/09/07/brain-reacts-differently-to-betrayal-in-short-term-long-term-relationships/59277.html
posted by ヤス at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | カップル・夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月03日

年間70万組が結婚。平均初婚年齢は男30歳、女29歳

カップルカウンセリングから派生して調べたんですが、毎年どれくらいの人が結婚しているかご存知ですか?

なんと約71万組(142万人)です。

そして、平均初婚年齢は男性が30歳、女性が29歳だそうです。

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この年齢ですが、西洋の国々(オーストラリア、ニュージーランド、アメリカを含むヨーロッパ30カ国)ですと男性が34歳、女性が32歳だそうです(二回目の結婚はそれぞれプラス3歳)。

僕個人としては、日本の女性を「30歳までに結婚しないと!」と焦らせる社会的文化には非常に疑問です。


出典
マイコミジャーナル
National Center for Health Statistics
posted by ヤス at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | カップル・夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月16日

女性の注意をひく為にリスクを取る男性

一般的に女性よりも男性の方がリスクを取ることが多いといわれていますが、この動機としては、女性の注意をひくことが実験から大きな要因だとわかったそうです。過去の実験では男性の方が、女性よりもリクスを取る傾向があることは調べられていました。


リバプール大学のバス実験では朝9:40発のバスは12分前にそのバス停に着いて定刻に出発するのですが、たまにちょっと早めに出発します。これに対して女性はたいがい出発5分前にバス停に来ます。しかし、男性はもっとギリギリに現れます。男性の方が、リスクが高いことになります。

今回の実験では男性と女性がどのように道を渡るのかが調べられました。渡る道には、車が多く走っているときもあればあまり走っていないときもあります。実験でわかったのは男性の方が女性よりも車が多く走っているときでも渡る確率が高かったそうです。

また傾向として、周りに人が多いほど、リスクの高い道渡り、つまり車が多い時に道を渡る傾向は少なかったのですが、この実験で見る限りは若い男性だけは、周りに女性がいる時であれば、リスクが高い道渡りを結構することがわかったそうです。


同じような結果は他でもあって、若い男性のスケートボーダーは魅力的な女性が近くにいるとそれ以外の状況よりももっとリスクの高い技をしようとし、より多くこけるんだそうです。そして、リスクの高い行動を取らせるホルモンであるテストステロンも多く分泌されていたそうです。

クイーンズランド大学のウィリアム・ヴォン・ヒッペル教授によると「物理的なリスクを取ることで自らの体力やエネルギーを女性にアピールし、ライバルを遠ざけることができる。種の保存のために動物がする行動である」とのこと。教授がいうように男性のリスク取りは哺乳類にも見られ、私たちには生物学的に仕組まれているそうです。

メスは生殖に関してオスよりもエネルギーを使う。人間の例でいうと、女性は妊娠してから9ヶ月間ずっと種の面倒を見る。だからメスはオス選びに慎重になる。逆にオスは、好みのメスに好いてもらうために他のオスたちと競争して、自分がベストだと証明しないといけない。だからリスクのあることをすることで自分の有用性を証明しようとするんだそうです。

もちろん男性にもいろいろあるし、リスクにも物理的なリスク以外にいろいろあるし、男性のリスクが女性の注意をひくためだけじゃないでしょう。

しかしながら、実験者が結論としていったのは傾向として男性は物理的だったり経済的なリスクを取りたがり、女性は社会的なリスクを取る傾向があるそうです。

今度忙しい通りに行くことがあったら、誰が渡ろうとするか、見てみようと思います(笑)




参照
http://www.psychologytoday.com/blog/the-real-story-risk/201210/taking-risks-attract-women
posted by ヤス at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カップル・夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月06日

遺伝子が夫婦関係満足度に影響する

新たな研究では、伴侶の感情や結婚生活満足度を感じることは遺伝子レベルで起きているかもしれないという結果が出ました。

カリフォルニア大学バークレー校とノースウェスタン大学の研究者らはセロトニン制御に関する遺伝子が自分の感情がカップル関係に影響する度合いを推測する要因となると述べています。


この実験は遺伝子学、感情、そして結婚生活の満足度をつなぎあわせる初めての実験となりました。

実験の中心者、ロバート・レビンソン博士(Robert Levenson)「なぜ夫婦は相手の気持ちであるとか、夫婦関係に存ずる主要な感情に気付くことができるのか、これを突き止めるのが今回の実験目的である。」

実験では、結婚生活の充実度と対立遺伝子、5-HTTLPRに焦点を当てました。全ての人間が親からこの遺伝子のコピーを譲り受けます。

実験参加者の中で2つの短い5-HTTLPR対立遺伝子を持つ人は、結婚満足度が感情によって大きく上下する。つまり、怒りや憎みといったネガティブな感情があるとき結婚生活で最も不幸せを感じていて、ユーモアや愛情といったポジティブな感情があるとき最も幸せを感じる、という結果が出ました。しかし、長い対立遺伝子を1つか2つ持つ人は結婚生活の満足度が感情に影響される度合いが少なかったのです。

20年以上、150組のカップルを研究してきたレビンソンは感情が非常に大事な要因だと言います。


もう一人の実験の中心者、クラウディア・ハース(Claudia Haase)いわく「2つの短い対立遺伝子を持つ人は温室花のようなもので、気候が良い時はきれいな花を大きく咲かせ、気候が悪い時はしぼんでいく。逆に、長い対立遺伝子を持つ人は感情気候に、結婚満足度があまり影響しない。どちらが良い、悪いではなく、どちらにも長所と短所がある」と言います。

実験の参加者は156組の中年以上のカップルで、レビンソンが1989年から研究をしてきたカップルです。彼らは5年ごとにバークレー校に来て、結婚満足度を報告し、会話をして、それを研究者が分析します。そして近年、125人がDNAサンプルを提出し、結婚満足度と遺伝子レベルでの関係性を調べました。


2つの短い対立遺伝子を持つ人は全体の17%にあたり、彼らの感情と結婚満足度に強い関係性が見られました。

それに反して、1つか2つ長い対立遺伝子を持つ人は全体の83%で、彼らの感情と満足度には、弱い(もしくは無)関係しか見られませんでした。遺伝子、感情、そして満足度の関係性は特に老齢の参加者に大きかったそうです。

レビンソンの推測では「人生の終わりに近づくと、子供が成熟するように、私たちは自分の遺伝子がもたらす影響により繊細になるのかもしれない」と述べています。




参照
http://psychcentral.com/news/2013/10/10/feeling-spouses-emotions-may-be-hardwired/60547.html
posted by ヤス at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | カップル・夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする