2011年04月28日

IQ215、天才作家の伝記映画『カポーティ』

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先日、映画『カポーティ』を見ました。

カポーティ コレクターズ・エディション (期間限定)


天才作家といわれたトルーマン・カポーティが

大傑作『冷血』を書いたときの事柄を元にした伝記映画です。


カポーティ&冷血 マスターピース・コレクション (初回限定生産)


『冷血』は実際にカンサスで起きた家族4人の殺人事件を元にして書かれた作品で

ジャンルとしては珍しいノンフィクション・ノベルとされています。

内容はネタばれするといけないのでこれ以上は書きませんが、

本作で第63回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞したした

カポーティ役、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技は見事です。



私は彼を『パッチ・アダムス』のライバル医学生役などで見ていますが、

彼の役の幅の広さに、すごいなあと感嘆しました。


パッチ・アダムス (初回限定生産)


ちなみにトルーマン・カポーティですが

『冷血』のほか、『ティファニーで朝食を』や『遠い声 遠い部屋』なども

書いています。


カポーティ原作「冷血」


ティファニーで朝食を [DVD] / オードリー・ヘプバーン, ジョージ・ペパード, パトリシア・ニール, バディ・イブセン (出演); トルーマン・カポーティ (原著); ジョージ・アクセルロッド (脚本); ブレイク・エドワーズ (監督)



映画の中で彼は

「自分は一度読んだものは、94%正確に思い出すことができる」

と言っていますが、

彼のIQは215もあったと言われています。

(映画の森てんこ森より)


『カポーティ』goo映画・作品トップ

『カポーティ』goo映画・詳細

『カポーティ』日本語公式ホームページ(音声付サイトです)



冷血 (新潮文庫) [文庫] / トルーマン カポーティ (著); Truman Capote (原著); 佐々田 雅子 (翻訳); 新潮社 (刊)



遠い声遠い部屋 (新潮文庫) [文庫] / カポーティ (著); 河野 一郎 (翻訳); 新潮社 (刊)


ティファニーで朝食を (新潮文庫) [文庫] / トルーマン カポーティ (著); Truman Capote (原著); 村上 春樹 (翻訳); 新潮社 (刊)

ラベル:伝記
posted by ヤス at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

The Social Network, 5億人を超えるユーザー


さて、数ヶ月前に『The Social Network』という映画を見ました。

これ、本当におもしろかったです。

フェイスブックのドキュメンタリーを映画にした、という感じです。

日本でもミクシーやグリーといったSNSが流行っていますが、

世界でみるとフェイスブックが圧倒的です。


この歴史や背景についての映画です。

フェイスブック、今や世界中で

5億人を超えるユーザーがいて、

日本国内のユーザー数は約100万人だそうです。


創始者のマーク・ザッカーバーグ

世界最年少ビリオネア(10億ドル、つまり約1000億円)だそうです。



ちなみにミクシーのユーザー数は約1800万人、

グリーのユーザー数は約2200万人だそうです。


どれにせよ、すさまじい数字ですね。



【Amazon限定】ソーシャル・ネットワーク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組...

【Amazon限定】ソーシャル・ネットワーク デラックス・コレクターズ・エディション (2枚組) [Blu-ray] / ジェシー・アイゼンバーグ, アンドリュー・ガー・フィールド, ジャスティン・ティンバーレイク, ルーニー・マーラ (出演); デヴィッド・フィンチャー (監督)
posted by ヤス at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月18日

空騒ぎ・現代版 BBC製作


"Retold Much Ado About Nothing"
(空騒ぎ・現代版)





を見た。


シェイクスピアはやはりよかった。


人は何かと一緒になりたいという愛情がある。

それは人かもしれないし、何かの事象かもしれない。


これがあるから、そのために悲しみや喜びが生まれる。

そして、これがあるから嫉妬やねたみを生む。


愛情とはエロス、つまり攻撃性も含む。

だから、その攻撃性が外側に出る場合もあれば、

内側に出る場合もある。

別にどちらがよいとか悪いとかは一概に言えない。


人は愛が欲しいが故に、嫉妬をする。

そして、その嫉妬から、他のものを攻撃して

結局は、そもそも欲しかったものを壊してしまう。

なんで壊したか?「愛しているからだ」

本当に人間はよくわからない動物である。

ちなみに嫉妬とは、

自分より優れている人をねたみ、うらむことである。


心理学で考えると

羨望は"envy"で「部分対象に対する羨ましさ(うらやましさ)」

嫉妬は"jealousy"で「全体対象に対する独占欲・ねたみ」を意味するそうだ。

参照




そして、自分の感情がわからないときに

周りの声で、自分の感情を解釈することはよくある。

この作品でもその様子は描かれていた。


英語タイトルは"Much Ado About Nothing"

複雑な人間模様を描くが

"About Nothing"

つまり、「何でもないことについて」のストーリー

としているのも、意味深いと感じた。



BBC製作だけあって、

非常に質も高く、現代版と受け入れやすく

気軽に楽しめた。



から騒ぎ [DVD]

から騒ぎ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD







「空騒ぎ」の名言

手にあるうちは、重宝しつつも尊ばず、
足りぬ、失くすでようやくに
値打ちに気づくが人の常。

ラベル:名作
posted by ヤス at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

An Ecology of The Mind



映画『An Ecology of The Mind』の上映会に参加した。

これは「ダブル・バインド」などを考え出し、

天才と呼ばれたグレゴリー・ベイトソンについての映画である。



この映画を作ったのは娘のノラ・ベイトソン。

彼女は上映会に参加し、

映画作成の背景を話してくれたり、上映後の質疑応答もしてくれた。


この映画、簡単にいうと「心の生態系を考えましょう」というもの。

ノラは、ベイソトンとの会話であるとか、

ベイトソンの講演、インタビューなどを集めて、

それに現在の専門家の解説を交えて、

編集して、作成していた。


映画の予告編はこちら↓







見ていていろいろと印象に残った。



・何事もシステムで成り立っている


足が痛いと言っても、足だけを見て完治しないことは多々ある。

会社においても、誰々が悪いといって、その人たちだけを処分しても、

業績は変化しないことがあり、

家族においてもそれは同じことである。

ベイトソンが家族療法のビデオを見ていた。両親と息子の3人家族。

最初の20回は、「この息子が悪い」と思った。

次の20回見ると、「このお母さんが悪い」と思った。

次の20回見ると、「このお父さんが悪い」と思った。

最後また20回見ると、「このセラピストが悪い」と思った。


結論。分けて考えることはできない。システムだ、ということ。





・前提にきづくこと

物事が意味を持つのは、状況があるから。つまりは関係性があるから。

関係性の前提とは、二つ以上のものがある、ということ。


コップ一杯の水も、それだけじゃあ意味をあまり持たない。

日常の状況では、たった一杯の水、となる。

しかし、これに状況を変化させる。

サハラ砂漠でヘトヘトに歩いた後のコップ一杯の水は

命の水となる。

状況が意味を持たせている。

水と私との関係性に、意味が出ている。


物事の「良し悪し」も意味である。

「良い」と意味付けられるためには、そのための状況との関係性があって、

「悪い」と意味づけられるためにも、そうである。


人は往々にして、固定化して物事を考えたがるようだ。


物事が「良い」「悪い」という意味を持つためには、

そのための状況との関係性が必要である。


だから、今「良い」とか「悪い」と思っていることでも、

別の状況ではわからない。


今の解決策が、別の状況では弊害となることは多々ある。


だから、考えるべきは

「この現象を、どういった前提が問題としているのか?」

「この現象を、どういった前提が成功としているのか?」


ということである。


これに気付くことができるほど、精神的な自由は広がる。







映画を見終わって、

いろいろと自分は一定のフレームで必要もないのに

制限していることがよくあると思った。

良く考えること、良く見ることで、

より自由が広がると希望を感じた。


また、ベイトソンの映像を見て、

彼の学ぶ姿勢、その好奇心を尊敬したい。

私も「こなすこと」よりも「学ぶこと」に焦点を当てたいと思った。





以下、読んだことはないけれど

関連図書みたいなので、添付する。



精神の生態学

精神の生態学

  • 作者: グレゴリー ベイトソン
  • 出版社/メーカー: 新思索社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本




ラベル:ベイトソン NLP
posted by ヤス at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする