【心の理屈メルマガ】登録はこちらから!

2017年07月17日

感謝、長所、味わう。ポジティブ心理学を日常に取り入れる

近年のポジティブ心理学の研究では、ポジティブ心理学の実践をすることで、困難に陥った時にいかに前向きでいられるか、つまり、レジリアンスが高められると報告されています。ここでは具体的に、日常生活で実践できる3つの方法をご紹介します。

1.感謝する。

自分が持っているものに対して感謝の気持ちを持ちましょう。住むところがあり、大事な人が健康であることだったり。人生で良いことに気を配っていると、それは自分の外側にあることに気づきます。つまり、感謝は自分と、自分よりも大きな外部のものとの繋がりを深めてくれます。外部のものが他人だったり、自然だったりします。1日に一回、数分で良いから時間をとって、5つほど自分が感謝することを思い浮かべる、または書き出すと良いでしょう。そして、それぞれがあなたにとって何を意味するかを考えましょう。


2.長所を伸ばす。

長所を伸ばして行くには、まずそれが何かを知る必要があります。イギリスのある研究では、たった3分の1の人しか自分の長所を知らないといいます。自分が良くできることがあれば、それを当たり前だと考えて、長所だと捉えない人も多いようです。もし自分の長所が分からなければ、周りの人に聞くことも可能です。
長所にも色々あり、例えば、感謝ができる、希望が持てる、バイタリティ、好奇心、愛情がある、などといった長所は、より幸せに繋がるものでしょう。そうした長所は伸ばせば良いとより言えるでしょう。


3.良い時間を十分に味わう。

多くの人は、結婚式やバカンスといった特別な日を満喫しようとします。しかし、日常生活にある喜びは、見逃されがちです。しかしそうした喜びにも十分に注意を向けて、楽しむべきです。人生にある喜びを味わうことは、それが大きいものであれ小さいものであれ、幸せにつながります。

マルチタスキングは味わうことの邪魔になります。なぜなら一度に2つのことに注意を向けられないからです。一つのことに集中することが大切です。


参照
http://www.health.harvard.edu/mind-and-mood/3-ways-to-harness-positive-psychology-for-a-more-resilient-you
posted by ヤス at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

ヨガはフィジオセラピーと同じくらい腰痛に効果的

アメリカ人は1年間で2000億ドルを腰痛治療に使うといいます。しかもその治療結果に対する満足度は非常に低い。彼らの多くは痛み止め薬に依存したり、フィジオセラピーに大金を使ったりします。


慢性的な腰痛はアメリカ成人の10%を悩ませ、その多くが人種的にマイノリティーで、低所得者だと言われています。慢性的腰痛を抱える成人数は増加傾向にあります。


多くの実験がヨガが腰痛に有効だと言います。最近、新たな研究で、ヨガはフィジオセラピーと同じくらい有効だと報告されました。この実験で、ボストンメディカルセンターは320人の腰痛患者を集め、3つのグループに分けました。第一グループは腰痛に関する本とニュースレターを受け取る。第二グループは15回のフィジオセラピーのセッションを受ける。第三グループは腰痛のためのヨガのクラスに12週間、通います。第三のヨガグループの参加者は、比較的ゆるいヨガのポーズをします。これに対して第二のフィジオセラピーグループはストレッチや強化トレーニングをします。

結果は、ヨガグループはフィジオセラピーグループと同じくらいの効果を得ていました。そして、その効果は1年後も継続されていました(1年間ヨガまたはフィジオを継続した参加者において)。


実験開始から12週間の段階では、ヨガとフィジオグループの参加者は、第一グループの読書グループと比べて、20%以上も薬を使う量が少なくなっていました。

ヨガとフィジオの効果の間に大きな違いはありませんでした。しかしアメリカではフィジオは保険で支払われるのに対して、ヨガは払われないので、ヨガの注目をさらに高めるものとなりました。

参照
http://www.popsci.com/yoga-back-pain-physical-therapy続きを読む
posted by ヤス at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

職場でのメンタルヘルス。積極的なケアがコストダウンになる

メンタルヘルスに関する問題は多くの労働者に影響しています。しかしそれらは外に現れにくいので、見逃されがちです。アメリカの大規模なメンタルヘルスの調査(15〜54歳を対象)では、労働者の約2割が前の月に何らかのメンタルヘルス障害の症状を経験したと答えています。


しかしメンタルヘルスの治療などのケアを受けようとすると恥や格好悪いと思う傾向があり、それらが問題を悪化させています。マネージャーも部下のメンタルヘルスをケアしようと思うものの、手段がわからないというのが多くの場合、現状です。そして、臨床に携わるプロも、この分野は比較的新しく、どのように接するかに困っています。

こうしたことが、労働者、個人のメンタルヘルスとキャリアに悪影響をし、また、会社レベルでは、会社の生産性を下げています。しかし反対に、正しい対処をすれば労働者の症状は改善し、会社の生産性も高められます。その実現にはメンタルヘルスに対する態度を変えること、また、正しい知識が必要です。


メンタルヘルスは外から判断しにくいですが、その経済的損失は目を見張るものです。こういった研究はいくつかなされていますが、例えばWHOの「健康と労働パフォーマンス・アンケート(Health and Work Performance Questionnaire)」はよく使われるツールです。このアンケートは、メンタルヘするが原因で欠勤した日数をたずねるだけではなく、出勤した日にどれだけ生産的かもたずねます。そして、全体的にどれだけ生産性が失われているかを考えさせてくれます。

ある研究では肉体的に、または、精神的に症状を持つ34,622人の労働者を10社から集め、会社が医療や治療薬に使う費用と、労働者が上記のアンケートをして、どれだけ欠勤しているか、また、生産性が失われているかを抽出しました。

研究者が最も費用のかかる症状を計算していくと、それは肉体的な症状ではなく、うつ病でした。不安症は5位にランクしました(2位が肥満、3位関節炎、4位が腰痛、首痛)。


これらの研究が訴えるのは、メンタルヘルス問題に関わる間接的なコスト(例えば、生産性のダウンによる損失)は、直接的なコスト(健康保険料や薬代)を上回るということです。メンタルヘルスのサポートを受ける人が少ないことを考えると、企業はもっとメンタルヘルスの予防やそれに関するスタッフを強めることが勧められます。

メンタルヘルスのケアを利用しやすくするためにハーバード大学の研究者が、電話による心理セラピーを施す実験をしました。対象は業種の異なる16の大企業でした。

心理的なケアの必要な参加者を300人ずつ、電話セラピーグループと対面セラピーグループに分けました。結果を見ると、電話グループの気分は上昇していて、対面グループと比べると、現在の仕事に留まりたいという度合いが、大きく向上しました。電話グループの生産性は週2.6時間分、上昇していて、これは約1800ドルに相当します(電話セラピーのコストは100〜400ドル)

メンタルヘルスへの取り組みは積極的にケアをしていくことで、結果的にコストダウンに繋がると言えそうです。


参照
https://www.hcp.med.harvard.edu/hpq/info.php
posted by ヤス at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

職場におけるメンタルヘルスの問題。米2割が過去1ヶ月に経験

メンタルヘルスの問題は多くの労働者に影響を与えているが、目に見えにくい症状のため見過ごされています。アメリカの調査(the U.S. National Comorbidity Survey)によると、15〜54歳のアメリカ人労働者のうち18%が、過去1ヶ月の間にメンタルヘルスの問題を経験したと報告しています。


しかし、そうしたメンタルヘルスの問題を持つという事が恥だと思う傾向が強いため、治療を受ける人は多くありません。特に近年のアメリカではそうした事が知られると職を失うかもしれないと思う労働者は多いようです。同時に、管理職はそうした状況に助けをしたいと思いつつも、具体的な方法はわからないようです。さらにメンタルヘルスの治療者にとっても、患者のケアをしながら、職場で症状をどう対処するかアドバイスをするのは、難しい事だそうです。

こうしたこともあって、メンタルヘルスの問題は認識されず、治療されずに進行しているようです。そしてこれは、個人の健康・キャリアと企業の生産性に大きなダメージとなります。しかし、正しい治療をすれば、労働者の症状は改善し、仕事でのパフォーマンスは向上します。それをするには職場でメンタルヘルスに取り組む姿勢を変えなければいけません。

職場でのメンタルヘルスを考える際に以下がキーポイントとなります。

・職場でのメンタルヘルス問題は、他の状況とは違うことがある。
・これらの症状は病欠につながることもあるが、最も大きなインパクトは生産性の低下である。
・研究では治療をすることが仕事のパフォーマンスを高めが、すぐに治るものでもないと報告している。


参照
http://www.health.harvard.edu/newsletter_article/mental-health-problems-in-the-workplace
posted by ヤス at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月12日

メンタルヘルスを職場の力に

近年のイギリスの調査でメンタルヘルスの問題を抱える従業員のケアをしっかりとすることが、職場において大きなプラスになると報告されています。主な発見には以下のようなものがあります。


イギリスでメンタルヘルスの問題を抱える人はイギリスのGDPに対して、2260億ポンド(約33兆円)の貢献(GDPの12.1%)ができるだろうと考えられている。この数字はメンタルヘルスがもたらすコストの9倍の数字。

仕事がメンタルヘルスにプラスの影響をしている。労働者に対して職場でのメンタルヘルスを問うアンケートをしたところ、86%の人が自分の仕事や職場に来ることがメンタルヘルスを良い状態に保つのに重要だと回答した。

メンタルヘルスの問題を過去に経験した有無に関わらず、悩み苦しみというのが職場に大きな影響をもたらす。悩み苦しんだ心の状態は生産性を下げると調査対象者は答えた。

メンタルヘルスの問題を打ち明けることはプラスの経験だが、同時に差別や悪い印象を伴うこともあり得る。アンケートに答えた人たちの中で、雇用者にメンタルヘルスの問題を打ち明けた人は、それはポジティブな経験で有り、打ち明けない人と比べて、周りにある利用できる心のサポートのことをよく知っていると分かった。しかし、打ち明けない人の理由は悪い印象があり、それを恐れるため。

多くの雇用者が職場でのメンタルヘルスを認識するシステムを欠いている。特にメンタルヘルスによって起きた欠勤をどう調整するかが課題。

今回の報告では、
経営の中心にメンタルヘルスを置くこと。
思いやりのあり、かつ、効率的なマネジメント関係をサポートする。
メンタルヘルスに対する差別を処理し、打ち明けられるような文化作り。
そして、メンタルヘルスの経験がもたらすスキルや多様性を大事にすること。

が大事なことだと推奨されています。


参照
https://www.mentalhealth.org.uk/publications/added-value-mental-health-workplace-asset
posted by ヤス at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする