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2020年01月25日

研究活動に励む学生に向けてのメッセージ The Wellbeing Thesis

先日、ザ・ウェルビーイング・シーシス(The Wellbeing Thesis)といって、研究活動に励む学生(Postgraduate Research Students)の健康をケアするための運動に取り組むグループのインタビューを受けました。僕は、モチベーションとメンタルヘルスの専門家ということで、僕の研究を元に色々とわかったことを報告させていただきました。



モチベーションには色々な種類がありますが、自己決定理論によると大きく分けて2つあります:外発的か内発的か。外発的なモチベーションは、お金、地位、名誉など、外からの報酬を求めて行動するためのモチベーション。対して、内発的なモチベーションは、やりがいや好奇心など、内側から湧き出る感情が得たいから行動するモチベーション(つまり、その行動そのものが報酬となる)です。

僕の研究では、内発的モチベーションが高い人は、メンタルヘルスの問題が少なく、メンタルヘルスに対する恥も低く、また、倫理的な判断ができる傾向があり、対して、外発的モチベーションが高い人は、メンタルヘルスの問題が多く、恥も高く、倫理的な判断が鈍ることがある、というような結果が出ました。関連論文にはこれらがあります;
https://www.researchgate.net/publication/329331323_Ethical_Judgement_in_UK_Business_Students_Relationship_with_Motivation_Self-Compassion_and_Mental_Health
https://www.researchgate.net/publication/322815392_Motivation_Types_and_Mental_Health_of_UK_Hospitality_Workers

今回のインタビューでも、研究活動において、内発的なモチベーションに基づいて挑戦し続けることが大事だといった趣旨のことを話させていただきました。研究活動に励む学生さんたちの役に立てればいいなと思います。

posted by ヤス at 20:45| Comment(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月29日

濃厚酸素とフィトンチッド

木々が健康に良い理由として、放出される濃い酸素とフィトンチッドと呼ばれる化学物質(カビなどに対抗するために放出される)だと考えられています。濃い酸素とフィトンチッドによってストレスが減り、血圧や脈拍が下がると言われています。常葉樹からは特に多くのフィトンチッドが放出されるそうです。

森林浴を楽しむには特に森林の奥部に行く必要もなく、五感を使って好きなように森林を楽しむことが大事です。森林の中で体が感じるままに動くことが大事です。森林に行くのが無理であれば、木々に触れたり、エッセンシャルオイルを部屋で使うのも有効です。


ゆっくりと歩くことがオススメです。また好きなだけ時間を過ごすことも有効です。大抵の場合、20分以上で著しい効果を感じることができます。また、ヨガ、太極拳、瞑想なども有効です。

森の静けさに耳を傾けることも良いでしょう。普段の生活で、完全な静寂を聞くことは少ないかもしれませんが、静寂には回復効果があります。森の中にいることで、人間は大自然の一部だと感じることもできるでしょう。

今後もっと森林浴の健康に対する効果は報告されていくでしょう。

参照
https://greatergood.berkeley.edu/article/item/why_forest_bathing_is_good_for_your_health
posted by ヤス at 23:36| Comment(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月27日

森林浴。うつ、不安、ストレスを減らす他、活力も高める

現代病として、「自然欠陥症」があると言われています。大人も子供も、多くの人が都市部で生活をして、数多くの電子機器を扱い、自然と触れ合うことが少なくなっています。

国連の調査によると、2050年までには世界人口の75%が都市部に住むと言われています。今でさえ平均的なアメリカ人は、1日の時間の93%を屋内で過ごし、10時間をSNSに費やします。



こうした流れもあり、森林浴の効果が世界で注目を集めています。日本で生まれた森林浴は、日本の土地柄と非常に合っていると考えられています。国土の3分の2が木々で覆われ、多くの人は残りの3分の1のスペースに住んでいます。森林浴では、森の中をゆっくりと歩きながら、五感に意識を向けます。

1982年に作られた「森林浴」は、2004年に飯山で初めて科学的な実験によって調査されます。数々の実験で、森林浴の健康にもたらす数多くのメリットが報告されています。現在では毎年250万人が森林浴を楽しんでいます。

森林浴をすることで、うつ、不安、ストレスが軽減し、免疫力が強化されます。心臓病の確率が減り、新陳代謝が良くなります。

この根底にある理論としては、人間はもともと自然と触れ合いたい欲求があるというものがあります。アメリカの生物学者、ウィルソンが、人間は自然界と触れ合うようにプログラミングされていると述べました。

例えば、ビジネスマンを対象にした実験では、彼らが普段街中を歩くのと同じ長さの時間を森林の中を歩いてもらいました。すると、不安は減り、睡眠の質と長さが改善されました。また、朝よりも午後歩いた方が効果が大きかったそうです。

その他の実験では、うつ、不安、ストレスが減る他、活力が上がり、疲労感も減ると報告されています。


参照
https://greatergood.berkeley.edu/article/item/why_forest_bathing_is_good_for_your_health
posted by ヤス at 23:30| Comment(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月01日

イギリスの労働者の8割がバーンアウト状態にある

2017年、保険・資産運用会社アクサが行なった4000人のイギリス人労働者を対象に行われた調査によると、イギリスの労働者の8割が、週に一度はバーンアウト状態を経験し、1割が常にそのような状態にあるそうです、

ストレスの内容として、仕事でのプレッシャー、金銭的な不安、そして、健康状態が最も頻繁なストレスの原因として挙がりました。


ストレスと強い関係があるとされるものとして、近年の技術発展によってもたらされた「常に仕事モード(always on)」が考えられます。6割の労働者が仕事外の時間帯でも電話を受け取り、メールをチェックすると答えました。

健康面での不安は、7割が肥満を挙げ、4割が彼らのパートナーの肥満を挙げました。また、7割が給料に関する不安、6割が生活に関わる費用を払えるかどうかを不安視していました。

また男女間での違いもありました。女性労働者の4割が個人の財政面に関する不安、そして、家族や友人の健康に対して不安に思うのに対し、男性の場合、4割が仕事に対する不安、3割が財政面に関する不安を抱えていました。

場所別に見ると、カーディフが最もストレスが高い地域で、9割の労働者が1週間のうちで一度は高いストレスを感じると答えていました(ベルファストとシェフィールドが続く)。

ストレスに対処するために、5割はテレビを見て、4割は音楽を聴いたり、読書をする。3割はお酒を飲み、1割がタバコを吸うと答えました。また3分の1の労働者は運動をすると答えました。


参照
https://www.axa.co.uk/newsroom/media-releases/2017/generation-stress-research/
posted by ヤス at 22:42| Comment(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月07日

なぜ森林浴が体にいいのか

現代人は「自然欠乏症」だと言われています。近代化が進み、自然にふれることが少なくなったからです。国連のデータでは2050年に地球人口の75%が都市部に住むようになると報告されています。今でさえアメリカ人は9割以上の時間を屋内で過ごしています。

日本では森林医学研究会が設立され、森林が人間の健康にいかに良い影響をするかを研究し、森林浴の教育をしています。日本は都市化を進める一方で、森林が多い国です。森林が国土の3分の2を占めるものの、国民の多くが都市部に住んでいます。こうした環境が影響して、森林浴が生まれたのかもしれません。森林浴では、森の中を歩きながら五感に注意を払います。


日本では1982年に森林浴を推奨するプログラムが始まり、2004年から科学的な実験が、緑豊かな飯山という地区で始まりました。現在では毎年250万人がストレス軽減や健康促進のために森を訪れています。


森林浴の研究で有名な李教授は、医学生時代に多大なストレスを抱え、その時に森林でキャンプをして、その癒やし効果に興味を持ちました。その後、なぜ森が健康に良いのかを研究し始めました。森で時間を過ごすことが、ストレス、不安、うつ病、そして、怒りを軽減し、免疫力や心配機能の向上につながることがわかりました。

人間には生物的に自然と繋がりたいというニースがあるそうです。20年ほど前にアメリカの生物学者、ウィルソンが人間は自然界と繋がりたいと思うように作られていて、だから、自然にいると健康になると述べています。


ある研究では東京で働く中年のビジネスパーソンを取り上げました。彼らはストレスを溜め、不眠に悩んでいました。研究中、彼らは普段、都市部を歩くのと同じ時間、自然の中を歩きました。自然の中を歩くことで、彼れらの不安は下がり、よく、また長く眠ることができました。また午後の散歩の方が、午前の散歩よりも効果があることもわかりました。

別の研究では自然または都市部を歩く前と後で、彼らの気分を調べました。ウォーキングの数々の研究では、屋外であればどこでも歩くと、うつ、不安、怒りを軽減すると報告されていましたが、李教授の研究では森の中を歩いた場合だけ、人々の活力が増加し、疲労感が低下しました。

木々がなぜ私たちの健康に良いのか。理由は2つあり、1つは自然の中の大量の酸素、そしてもう1つが植物の放つ化学物質、フィトンチッドです。フィトンチッドは木々の防衛機能であり、バクテリア、害虫、カビなどから木を守ってくれます。フィトンチッドによって、身体的なストレスが減り、血圧や心拍数が下がります。松、杉などの常緑樹は多くのフィトンチッドを放出するので、こうした木々の間を歩くことは非常に有効です。

森林浴をするには、別に森の奥に行く必要はなく、体の感覚に任せて森の中を歩いていきます。葉っぱの緑の色に目を向ける人もいれば、木々が風に揺れる音に耳を向ける人もいます。五感を働かせて、森を体感していきます。焦らず、ゆっくりと森を歩きます。

またヨガ、瞑想などのアクティビティーをすることもいいでしょう。その他、詩を書いたり、ピクニックをしたり、植物を勉強するのもいいでしょう。静寂を楽しみましょう。人間が全く介入していない自然の音を聞けるかもしれません。静寂には癒し効果があります。葉っぱが揺れる音、水が滴る音、小鳥のさえずりなど。自然に触れることで、私たちはより大きなものの一部だと認識できます。


参照
https://greatergood.berkeley.edu/article/item/why_forest_bathing_is_good_for_your_health
posted by ヤス at 18:28| Comment(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする