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2018年01月25日

ワークライフバランス、企業へのメリット

企業が社員のワークライフバランスを考えるのには大きく3つの理由があります:採用に有利で、既存社員もより居たくなる。企業へのコミットメントが高まる。生産性が高まる。

社員がより居たくなるのは、今後ベビーブーマーが退職するので、非常に大事でしょう。また、新たな人を採用してトレーニングするコストと比べると、ワークライフバランスをサポートする費用は少ないものでしょう。
ポール・オスターマンの1995年の研究では、企業にワークライフバランスをサポートする3つの理由を挙げています。病欠を減らす、採用と社員キープに有利、企業へのコミットメントを高める。

グロバーとクルッカーの調査では、組織コミットメントと高いベネフィット(ワークライフバランスを含む)に相関関係が見られました。興味深いのは、この関係性は、そのベネフィットを利用するにせよ、しないにせよ、そのような関係が見られたということです。


イオンコンサルティングの1998年の調査では、家族を支援する仕組みが、組織コミットメントに関係して居ました。ケイサーとブファーディの2004年の研究では、フレキシブルワーキングが、求職者に対して、より魅力的な要素として挙がりました。

またファミリーズ&ワーク機構の1997年の調査では(3000人参加)、仕事の質と、職場が社員を支援する度合いは、生産性、仕事への満足度、コミットメント、そして、組織に居続けたいという気持ちを、予測できる関係性にあると報告しています。これに対して、社員サポートが少ない組織では、社員パフォーマンスが軽減すると述べています。

参照
http://www.referenceforbusiness.com/management/Tr-Z/Work-Life-Balance.html
posted by ヤス at 08:44| Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フレキシブルワーキングの一般的な例

フレキシブルワーキングをすると、従業員は好きな時間と場所で働くことができます。

例えば、従来は(欧米では)朝8時か9時に出社して、5時に退社するのが主流でしたが、今は多くの企業がそうしたことをしていません。大抵、コアアワー(例:10〜14時)があり、その時間さえ事務所にいれば、後の4時間はどう働いても良い。こういうスタイルが最も主流で多くの種類の労働者に好まれています。

2003年のメロン・ファイナンシャル・コープレーションの調査によると、フレキシブルワーキングを許された従業員の数は1996年の32%から、71%に倍増していました。

その他、コンプレストワークウィーク(凝縮週間)というのもあります。毎日少し長めに働くことで、3日間の週末を持とうとすることがそうです。しかし、1日あたり長時間働くことで生産性に悪影響が出るかもしれません。

在宅勤務、自宅からインターネットを通して働くことは、近年特に注目を集めています。その理由として、多くの労働者が通勤を嫌がっていることが挙がります。遠い場所に勤めていれば、その分通勤時間も多く取られます。またエコロジーの面からも、車で出勤する頻度が減れば、プラスです。


在宅勤務の欠点は、職場、上司、同僚、また、顧客との接点が減ることです。職場にいることが求められる職業では、不適切だと言えます。その他の欠点として、監督できないことが挙がります。そして、最大の欠点は、組織文化と触れ合う機会が減ることです。これは職場にいることで、学べるものです。また組織文化を自分に浸透させなければ、昇進にも影響するかもしれません。

ジョブシェアリングとは、従来は一人のフルタイム労働者がすることを、2人(複数人)に分けてすることです。これは、(チャイルドケアをする間など)一定期間内に適用されることが多いです。2002年の1000社への調査によると、3割の企業がジョブシェアリングを実施しているようです。


参照
http://www.referenceforbusiness.com/management/Tr-Z/Work-Life-Balance.html
posted by ヤス at 07:59| Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

ワークライフバランスが強調される背景

ワークライフバランスが強調される背景には、労働者の多様化があります。例えば、アメリカにおいて、女性の労働者数が1970年代に倍増したことが挙がります。そして、結婚して子供が生まれても、働き続けるといった、まさに二刀流の労働者も増えていきました。これに伴い、独身でいる女性も、特にここ20年間、増えました。

当時は母親をしながら働く人に対して、というのが主眼でしたが、近年ではあらゆる種類の労働者に対して配慮されるようになりました。


アメリカの労働者の9割が何らかの家庭における責任があり、5割が家族の誰かをケアする責任を持ちます。これに伴い組織は、良い労働者であり、良い家庭人であれるような労働環境を目指してきました。しかし、組織心理学の研究が明らかにしたのは、単に労働者に親切にするというだけではなく、そういった労働環境の方が高い生産性を生むということでした。多くの労働者がそういった環境で働きたがり、既存の従業員はそうした環境により長くいたいと思い、組織への忠誠心も高まります

代表的なベネフィットとしては、ケア(チャイルドケア、年老いた家族の介護)、柔軟な労働時間(時短、在宅勤務、ジョブシェア)、休暇(産休、家族ケア休暇)などがあります。

多くの企業が、近年、労働者の家族生活が健康であるかを気にしており、その一例として、「ワーキング・マザー」というビジネス誌が1986年に出版され、ここでは、ワークライフバランスに配慮しているトップ100企業を紹介したりしています。

1993年にはビジネスウィーク誌が、家庭・医療休暇を通す法律が認められたときにそれをトップストーリーで紹介し、同誌はその後、2年に一度、「仕事と家族に良い企業」というランキングも公開しています。
そして、フォーブスも1998年1月からそうしたランキングを紹介しています。


参照
http://www.referenceforbusiness.com/management/Tr-Z/Work-Life-Balance.html
posted by ヤス at 18:10| Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ライフワークバランスが悪いと心にどう影響するのか

イギリスでは近年、6人に1人が毎週、何らかの心の病に悩んでいると言われています。そして、一年間で、労働に関する心の病は、イギリス全体で1000万労働日もかかっていると言われています。

それに大きく影響することの一つがライフワークバランスです。では、ライフワークバランスが悪いとどういった影響があるのでしょうか。その実態に関する数字を紹介します。

・3分の1の労働者が、現在の労働時間についてよく思っていない。

・4割の労働者が、仕事時間のため、他の大事なことを無視している。これはメンタルヘルスの病気になりやすくする。

・長時間労働が長いと、多くの労働者はうつ(27%)、不安(34%)、ストレス(58%)を感じる。

・全体的に週間の労働時間が増えると、不幸せな感情も増える。

・ワークライフバランスが悪いことについて、女性の方が男性よりも不満を抱える(42%:29%)。仕事外での役割を全うできないことが原因と見られる。

・3分の2の従業員が、悪いライフワークバランスのために、パーソナルライフに悪影響(例:自己投資できない、健康問題、社会生活、家庭生活)を被ったと答えた。



メンタルヘルスの重要性が認められるにつれ、ライフワークバランスの重要性もさらに認められていくと思われます。

参照
https://www.mentalhealth.org.uk/a-to-z/w/work-life-balance
posted by ヤス at 17:40| Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月23日

フレキシブルワーキングの個人、組織へのメリット・デメリット

労働に柔軟性をもたらすこと(フレキシブルワーキング)が組織と個人にどのようなメリットとデメリットを与えるのか、考えてみました。

個人へのメリット

家族の用事や、プライベートの用事を片付けることができる。もし労働柔軟性があれば、日中に開かれる保護者会や参観日、気分転換にヨガに行ったり、家具修理の人が家に来る際に、家にいることができます。

通勤にかかる時間とお金を削減できる。1時間以上かけて通勤する人は少なくありません。自宅勤務をすると1日2時間、また通勤にかかる費用を節約できます。また車で通勤する人の場合、それらの人が通勤しなくなれば、その日の交通もスムーズになり、車で通勤する人の時間が短縮されます。

・一般的な通勤時間に出勤しなくて良ければ、ラッシュアワーを避けることができる。

自分で仕事をコントロールする感覚が高まる。この感覚が高まると、自主的に働く気持ちも高まります。

・バーンアウトを防ぐことができる。柔軟性が高まれば、必要なときに休憩を取ることができます。

・集中力が高い時に働くことができる。



組織へのメリット

・就業員のコミットメント、エンゲージメントを高めることができる。

欠勤が減る。

離職率が減る。

採用活動にプラスの影響(多くの労働者が労働時間の柔軟性を求めているので)。



個人へのデメリット

・事務所という環境で働きやすいと思う人には、難しいかもしれません。これが理由で多くの組織では、通常通りに従業員が通勤する日時を決めることもあります。

・自宅で働くと、近所の人や友人があなたは働いていないと勘違いする可能性もあり、それらの人間関係に悪影響することもあります。例えば、あなたが働いてないと思い、子供を見ていてと頼まれたり、何かを修理する人が家に入れてあげルよう頼まれたり。

・仕事と家庭の明確な区切りがないので、自宅で一日中働くということもあります。また、あなたの上司が、あなたの子供の習い事にあなたを付き添わせる代わりに、夜遅くに上司から電話がかかることもあります。


組織へのデメリット

・自宅で働けるということで、テレビで映画を見ながら、メールをチェックするといった従業員も出るかもしれません。

・こうした労働スタイルは信頼が必要なので、従来の皆が会社に特定の時間来るスタイルに慣れている上司は、調整が難しいかもしれません。

・事務所に来ることが好きな社員は、自宅で働く社員を(彼らの仕事ぶりがよく見れないので)怠け者とみるかもしれません。

クライアントに不便を被ることもあります。いくつかの業種ではクライアントは週5日サービスが受けられると思っていても、担当者が金曜日にいないというように。

顧客と接する仕事では、特に労働時間に自由がききません。また、製造業で生産ラインに就く人、看護師のように健康関連で現場にいないといけない人も同様です。これらの労働者を他のタイプの労働者と一緒に扱う組織では、その公平さの維持が難しいでしょう。



まとめとして、フレキシブルワーキングはデメリットよりもメリットが大きく上回ります。そして、良い組織・マネージャーはそのデメリットをうまく回避できます。柔軟に働けることは多くの従業員が望むものです。幸せな従業員は組織のためにより働きます。そして、組織の生産性向上に繋がります。

参照
https://www.thebalance.com/advantages-and-disadvantages-of-flexible-work-schedules-1917964
posted by ヤス at 17:34| Comment(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする