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    <title>【心の理屈（こころのりくつ）】こころのりくつ：イギリスの大学で准教授としてメンタルヘルスの研究を続ける三つ子＋１パパの徒然なるブログ</title>
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    <description>こころのりくつ：イギリスの大学で准教授としてメンタルヘルスの研究を続ける三つ子＋１パパの徒然なるブログ</description>
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    <itunes:summary>こころのりくつ：イギリスの大学で准教授としてメンタルヘルスの研究を続ける三つ子＋１パパの徒然なるブログ</itunes:summary>
    <itunes:keywords>イギリス, 名門大学, メンタルヘルス, 研究, 准教授, 文化心理学</itunes:keywords>
    
    <itunes:author>ヤス</itunes:author>
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      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/520864112.html</link>
      <title>「人とつながる場」にも文化がある：孤独を減らすサービスで、なぜ逆に孤独を感じる人がいるのか</title>
      <pubDate>Sat, 06 Jun 2026 14:19:01 +0900</pubDate>
            <description>新たに受理された論文「Culture as Guidance in Social Connection Services: A Symbol-Value-Norm Framework for Reflecting on Organisational Norms」をご紹介します。人とのつながりは、心と体の健康にとってとても大切です。友人、家族、地域の人、同じ経験をもつ仲間との関係は、安心感や希望を支えてくれます。反対に、孤独や社会的孤立は、うつ、不安、身体の健康、さらには寿命に..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
新たに受理された論文<a href="https://doi.org/10.1007/s11013-026-09999-8" target="_blank">「Culture as Guidance in Social Connection Services: A Symbol-Value-Norm Framework for Reflecting on Organisational Norms」</a>をご紹介します。

人とのつながりは、心と体の健康にとってとても大切です。
友人、家族、地域の人、同じ経験をもつ仲間との関係は、安心感や希望を支えてくれます。反対に、孤独や社会的孤立は、うつ、不安、身体の健康、さらには寿命にも関わることが、多くの研究で示されています。

そのため近年、医療や福祉の現場では「人とつながること」を支援するサービスが増えています。たとえば、ピアサポート、グループ活動、地域の居場所、社会的処方などです。社会的処方とは、薬だけではなく、地域活動や相談先、人との交流の場などにつなげる支援のことです。

しかし、ここで一つ大切な問題があります。
それは、人とつながる場にも“文化”があるということです。

たとえば、あるグループでは「自分の気持ちをはっきり話す人」が積極的だと見なされるかもしれません。別の場では「周りをよく聞き、控えめに参加する人」が信頼されるかもしれません。あるサービスでは、困ったときに自分から直接助けを求めることが期待されます。一方で、別の文化や家庭環境で育った人にとっては、困っていても遠慮したり、間接的に伝えたりすることの方が自然かもしれません。

つまり、「参加している」「助けを求めている」「前向きに取り組んでいる」というサインは、人によって、文化によって、かなり違います。

ところが、サービス側に暗黙のルールがあると、そのルールに合う人だけが「よく参加している」と認識されやすくなります。よく話す人、感情を言葉にできる人、直接助けを求められる人は、支援を受けやすいかもしれません。一方で、静かに聞いている人、遠慮しながら参加する人、助けを求めるのが苦手な人は、「関心がない」「自信がない」「やる気がない」と誤解されることがあります。

これはとても重要です。
なぜなら、人とつながるためのサービスで、逆に「自分はここに合わない」「分かってもらえない」と感じてしまう人がいるかもしれないからです。

今回の論文では、この問題を考えるために、Symbols（象徴）・Values（価値）・Norms（規範）という三つの視点を提案しました。

Symbols（象徴）とは、その場がどのような意味を伝えているかを示すサインです。たとえば、パンフレットの言葉、部屋の雰囲気、最初に行う自己紹介、毎回のチェックイン、スタッフや参加者の役割などです。

Values（価値）とは、その場で「良い」とされているものです。たとえば、自立、率直な自己表現、仲間同士の支え合い、調和、プライバシー、感情を開くことなどです。

Norms（規範）とは、実際の場面での「こうするのが普通」という暗黙のルールです。たとえば、どのくらい話すべきか、沈黙してもよいのか、助けは自分から求めるべきか、意見の違いをどのように伝えるべきか、個人的な話をどこまで共有するべきか、といったことです。

多くのサービスは「誰でも歓迎します」「安心できる場です」と言います。もちろん、それは大切です。
しかし、それだけでは十分ではありません。大事なのは、その場で実際にどのような参加の仕方が認められ、支えられ、評価されているのかを見直すことです。

たとえば、サービスの中で次のような問いを立てることができます。

この場では、よく話す人だけが参加しているように見えていないか。
静かに聞いている人も、参加者として認められているか。
助けを直接求められない人にも、支援が届く仕組みがあるか。
初めて来た人に、「ここではどう参加すればよいのか」が分かりやすく説明されているか。
意見が違うとき、安心して伝えられる雰囲気があるか。

論文では、こうした点を簡単に振り返るための「監査表」のようなものを提案しました。これは大げさな評価ツールではなく、日常的なサービス改善の中で使える短いチェックリストです。

その結果として、二つのものを作ることができます。

一つ目は、参加者向けの短い説明文です。
たとえば、「このグループでは、話しても、聞くだけでも参加です」「話したくないときはパスできます」「助けを求める方法はいくつかあります」「困ったときは個別にスタッフに話せます」といった、分かりやすい案内です。

二つ目は、サービス内部の改善計画です。
たとえば、発言の順番を決める、少人数グループを用意する、書いて伝える方法を作る、一対一で話せる機会を設ける、ファシリテーターが「聞いているだけでも大切な参加です」と明確に伝える、などです。

この論文で伝えたかったことは、文化とは国籍や民族だけの話ではない、ということです。
同じ国の中でも、家庭、学校、職場、世代、障害経験、移住経験、医療経験によって、人との関わり方は異なります。だからこそ、サービス側が「普通はこう参加するものだ」と無意識に決めてしまうと、そこに合わない人が取り残される可能性があります。

人とつながる場を本当に包摂的にするためには、「誰でも歓迎」と言うだけでなく、いろいろな参加の仕方を本当に歓迎できる設計が必要です。

静かに聞くこと。
少しずつ話すこと。
直接助けを求めること。
間接的に困りごとを伝えること。
みんなの前ではなく、一対一で話すこと。
言葉ではなく、書いて伝えること。

これらはすべて、人とつながるための大切な入口になり得ます。

孤独を減らすサービスは、単に人を集めればよいわけではありません。
その場にいる人が、「ここでは自分の参加の仕方も認められている」と感じられることが大切です。

今回の論文は、そのために、サービスの中にある見えにくい文化、つまり象徴・価値・規範を見える化し、より多様な人がつながりやすくなるための実践的な枠組みを提案したものです。

参照
<a href="https://doi.org/10.1007/s11013-026-09999-8" target="_blank">Culture as Guidance in Social Connection Services: A Symbol-Value-Norm Framework for Reflecting on Organisational Norms</a><a></a>

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      <content:encoded><![CDATA[
新たに受理された論文<a href="https://doi.org/10.1007/s11013-026-09999-8" target="_blank">「Culture as Guidance in Social Connection Services: A Symbol-Value-Norm Framework for Reflecting on Organisational Norms」</a>をご紹介します。<br /><br /><strong><span style="color:#0000ff;">人とのつながりは、心と体の健康にとってとても大切です。</span></strong><br />友人、家族、地域の人、同じ経験をもつ仲間との関係は、安心感や希望を支えてくれます。反対に、孤独や社会的孤立は、うつ、不安、身体の健康、さらには寿命にも関わることが、多くの研究で示されています。<br /><br />そのため近年、医療や福祉の現場では「人とつながること」を支援するサービスが増えています。たとえば、ピアサポート、グループ活動、地域の居場所、社会的処方などです。社会的処方とは、薬だけではなく、地域活動や相談先、人との交流の場などにつなげる支援のことです。<br /><br />しかし、ここで一つ大切な問題があります。<br />それは、<span style="color:#ff0000;"><strong>人とつながる場にも“文化”があるということです。</strong></span><br /><br />たとえば、あるグループでは「自分の気持ちをはっきり話す人」が積極的だと見なされるかもしれません。別の場では「周りをよく聞き、控えめに参加する人」が信頼されるかもしれません。あるサービスでは、困ったときに自分から直接助けを求めることが期待されます。一方で、別の文化や家庭環境で育った人にとっては、困っていても遠慮したり、間接的に伝えたりすることの方が自然かもしれません。<br /><br />つまり、<span style="color:#009900;"><strong>「参加している」「助けを求めている」「前向きに取り組んでいる」というサインは、人によって、文化によって、かなり違います。</strong></span><br /><br />ところが、サービス側に暗黙のルールがあると、そのルールに合う人だけが「よく参加している」と認識されやすくなります。よく話す人、感情を言葉にできる人、直接助けを求められる人は、支援を受けやすいかもしれません。一方で、静かに聞いている人、遠慮しながら参加する人、助けを求めるのが苦手な人は、「関心がない」「自信がない」「やる気がない」と誤解されることがあります。<br /><br />これはとても重要です。<br />なぜなら、人とつながるためのサービスで、逆に「自分はここに合わない」「分かってもらえない」と感じてしまう人がいるかもしれないからです。<br /><br />今回の論文では、この問題を考えるために、<span style="color:#ff0000;"><strong>Symbols（象徴）・Values（価値）・Norms（規範）</strong></span>という三つの視点を提案しました。<br /><br />Symbols（象徴）とは、その場がどのような意味を伝えているかを示すサインです。たとえば、パンフレットの言葉、部屋の雰囲気、最初に行う自己紹介、毎回のチェックイン、スタッフや参加者の役割などです。<br /><br />Values（価値）とは、その場で「良い」とされているものです。たとえば、自立、率直な自己表現、仲間同士の支え合い、調和、プライバシー、感情を開くことなどです。<br /><br />Norms（規範）とは、実際の場面での「こうするのが普通」という暗黙のルールです。たとえば、どのくらい話すべきか、沈黙してもよいのか、助けは自分から求めるべきか、意見の違いをどのように伝えるべきか、個人的な話をどこまで共有するべきか、といったことです。<br /><br />多くのサービスは「誰でも歓迎します」「安心できる場です」と言います。もちろん、それは大切です。<br />しかし、それだけでは十分ではありません。大事なのは、その場で実際にどのような参加の仕方が認められ、支えられ、評価されているのかを見直すことです。<br /><br />たとえば、サービスの中で次のような問いを立てることができます。<br /><br />この場では、よく話す人だけが参加しているように見えていないか。<br />静かに聞いている人も、参加者として認められているか。<br />助けを直接求められない人にも、支援が届く仕組みがあるか。<br />初めて来た人に、「ここではどう参加すればよいのか」が分かりやすく説明されているか。<br />意見が違うとき、安心して伝えられる雰囲気があるか。<br /><br />論文では、こうした点を簡単に振り返るための「監査表」のようなものを提案しました。これは大げさな評価ツールではなく、日常的なサービス改善の中で使える短いチェックリストです。<br /><br />その結果として、二つのものを作ることができます。<br /><br /><strong><span style="color:#ff6600;">一つ目は、参加者向けの短い説明文です。</span></strong><br />たとえば、「このグループでは、話しても、聞くだけでも参加です」「話したくないときはパスできます」「助けを求める方法はいくつかあります」「困ったときは個別にスタッフに話せます」といった、分かりやすい案内です。<br /><br /><strong><span style="color:#ff6600;">二つ目は、サービス内部の改善計画です。</span></strong><br />たとえば、発言の順番を決める、少人数グループを用意する、書いて伝える方法を作る、一対一で話せる機会を設ける、ファシリテーターが「聞いているだけでも大切な参加です」と明確に伝える、などです。<br /><br />この論文で伝えたかったことは、文化とは国籍や民族だけの話ではない、ということです。<br />同じ国の中でも、家庭、学校、職場、世代、障害経験、移住経験、医療経験によって、人との関わり方は異なります。だからこそ、サービス側が「普通はこう参加するものだ」と無意識に決めてしまうと、そこに合わない人が取り残される可能性があります。<br /><br />人とつながる場を本当に包摂的にするためには、「誰でも歓迎」と言うだけでなく、いろいろな参加の仕方を本当に歓迎できる設計が必要です。<br /><br />静かに聞くこと。<br />少しずつ話すこと。<br />直接助けを求めること。<br />間接的に困りごとを伝えること。<br />みんなの前ではなく、一対一で話すこと。<br />言葉ではなく、書いて伝えること。<br /><br />これらはすべて、人とつながるための大切な入口になり得ます。<br /><br />孤独を減らすサービスは、単に人を集めればよいわけではありません。<br />その場にいる人が、「ここでは自分の参加の仕方も認められている」と感じられることが大切です。<br /><br />今回の論文は、そのために、サービスの中にある見えにくい文化、つまり象徴・価値・規範を見える化し、より多様な人がつながりやすくなるための実践的な枠組みを提案したものです。<br /><br />参照<br /><a href="https://doi.org/10.1007/s11013-026-09999-8" target="_blank">Culture as Guidance in Social Connection Services: A Symbol-Value-Norm Framework for Reflecting on Organisational Norms</a><a name="more"></a>

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            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
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      <title>新論文を出版しました：｢努力価値観｣と｢尊厳価値観｣がメンタルヘルスのスティグマと“権利に基づく支援”を左右する？</title>
      <pubDate>Tue, 03 Mar 2026 22:02:34 +0900</pubDate>
            <description>2026年2月13日に、私の新しい論文（コメンタリー）が International Journal of Mental Health and Addiction にオープンアクセスで掲載されました。Kotera, Y. (2026). Worth Orientations and Mental Health Stigma: Linking Effort-Based and Dignity-Based Worth to Rights-Based Practice（DOI: 1..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
2026年2月13日に、私の新しい論文（コメンタリー）が International Journal of Mental Health and Addiction にオープンアクセスで掲載されました。

Kotera, Y. (2026). Worth Orientations and Mental Health Stigma: Linking Effort-Based and Dignity-Based Worth to Rights-Based Practice（DOI: <a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-026-01647-x" target="_blank">10.1007/s11469-026-01647-x</a>）

今回の論文で扱った中心テーマは、とてもシンプルに言うと次の問いです。

「人は『支援される価値』を、何によって正当化しているのか？」
そしてそれが、メンタルヘルスのスティグマ（偏見・恥・差別）や、権利に基づく支援（rights-based practice）の実装のされやすさにどう影響するのか？

なぜ今「権利に基づくメンタルヘルス」なのか

世界的に、メンタルヘルス支援は「慈善」や「善意」だけではなく、権利（rights）として捉える流れが強まっています。背景には、障害のある人の権利を定めた 国連・障害者権利条約（CRPD） があり、条約は「固有の尊厳（inherent dignity）」を基本原則として掲げています。

また、WHOの QualityRights は、権利に基づき、かつリカバリー志向でサービス変革を支える国際的な取り組みとして位置づけられています。

一方で現実には、同じ「権利に基づく支援」を掲げていても、国や組織、コミュニティによって実装の進み方が大きく違う。このギャップを説明する新しい「文化のレンズ」が必要だ、というのが問題意識です。

提案：Worth Orientations（価値（worth）の正当化のされ方）

私は今回、「Worth Orientations（ワース・オリエンテーション）」という新しい文化的レンズを提案しました。ポイントは、人間の価値（worth）が「何によって正当化されると感じられているか」に注目することです。

1) 努力ベースの価値観（Effort-Based Worth: EBW）

「努力すること」「生産性」「自己規律」などによって、人は尊重される／価値があるとみなされやすい

良い面：粘り強さ、貢献、自己成長を促す

ただし、調子を崩して努力ができない時に、**“怠け”“弱さ”“自己責任”**のように道徳化されやすい

2) 尊厳ベースの価値観（Dignity-Based Worth: DBW）

人の価値は、成果や努力に依存せず、固有の尊厳として無条件に認められる

支援は「頑張ったご褒美」ではなく、尊厳と非差別に基づく正当な権利として理解されやすい

重要なのは、これを単純な「東洋＝努力／西洋＝尊厳」の二分法にしないことです。論文でも、EBWとDBWは社会の中で共存し、世代・職種・組織文化によっても揺れるものとして扱っています。

スティグマ（偏見・恥・差別）を3種類に分けて考える

スティグマは“ひとつ”ではなく、何が強く働くかで対策が変わります。そこで論文では、次の3類型を提案しました。

内的スティグマ（internal）：自分で自分を責める／恥／「自分は価値が低い」という感覚

外的スティグマ（external）：周囲からの否定的評価や差別の予期・経験

連帯・評判スティグマ（associative / social-reputational）：家族・職場・所属集団の“顔”や評判に波及する恥（「身内に…」が評判を下げる等）

そして、Worth Orientations と結びつけると、次のような仮説が立ちます。

EBWが強いほど：
内的スティグマ（自責・恥）と、評判スティグマが強まりやすい。
さらに「頑張ればできるはず」という見方が、支援の“当然性”を弱め、権利に基づく支援が入りにくくなる。

DBWが強いほど：
「努力できない＝価値が下がる」という道徳化が弱まり、内的・評判スティグマが下がりやすい。
支援が“権利として当然”と理解されやすい。
ただし、外的スティグマは「責め」だけでなく「怖さ」「予測不能とみなす偏見」「パターナリズム（権利は認めるが意思決定能力を疑う）」でも起こり得るため、DBWだけでゼロにはならない可能性も指摘しました。

実務的には何に使える？：｢rights-readiness（権利実装の準備度）｣の指標として

この枠組みを使う狙いは、文化を「背景説明」で終わらせず、実装設計の変数（design variable）にすることです。

もしある現場で EBWが高いなら
→ メッセージングや教育は「努力と価値を切り離す」「調子を崩すのは道徳的失敗ではない」を中心に
→ 内的スティグマ・評判スティグマに照準を当てる

もし DBWが高いなら
→ rights-based は入りやすいが、「怖さ」や「保護の名のもとに意思決定を奪う」偏見が残る場合がある
→ 接触（contact-based）や、主体性を支えるリカバリーストーリーが重要

論文では、これを測定可能にするために、EBW/DBWの2因子からなる短い尺度案（例示項目）も提示しました。今後、心理測定（妥当性・信頼性・文化間の測定不変性など）をきちんと行い、実証研究として発展させる予定です。

今後の研究

今回の論文はコメンタリーなので、あくまで「仮説と枠組みの提案」です。次のステップは明確で、例えば：

EBW/DBWが、どのタイプのスティグマと結びつくのか（国・職種・組織でどう違うか）

EBW/DBWが、QualityRightsのような権利実装の取り組みの受容・定着を予測するか

日本・英国・欧州などで、同じ“権利”がどう語られ、どう実践に落ちるのか（言語・制度・文化の相互作用）

このあたりは、まさにクロスカルチュラル研究の出番だと思っています。

最後に：現場の声が研究を強くする

「努力しない人は甘えている」という空気がある一方で、「努力できない時でも尊厳は揺らがない」という理解が広がると、支援の形も、当事者の自己理解も変わります。

もし、教育現場・医療福祉現場・企業・地域などで、「努力」と「尊厳」が支援やスティグマにどう影響しているかの実感があれば、ぜひ教えてください。研究として一緒に形にできる可能性があります。

参照
https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-026-01647-x<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
2026年2月13日に、私の新しい論文（コメンタリー）が International Journal of Mental Health and Addiction にオープンアクセスで掲載されました。<br /><br />Kotera, Y. (2026). Worth Orientations and Mental Health Stigma: Linking Effort-Based and Dignity-Based Worth to Rights-Based Practice（DOI: <a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-026-01647-x" target="_blank">10.1007/s11469-026-01647-x</a>）<br /><br />今回の論文で扱った中心テーマは、とてもシンプルに言うと次の問いです。<br /><br /><strong>「人は『支援される価値』を、何によって正当化しているのか？」<br />そしてそれが、メンタルヘルスのスティグマ（偏見・恥・差別）や、権利に基づく支援（rights-based practice）の実装のされやすさにどう影響するのか？</strong><br /><br /><strong><span style="color:#0000ff;">なぜ今「権利に基づくメンタルヘルス」なのか</span></strong><br /><br />世界的に、メンタルヘルス支援は「慈善」や「善意」だけではなく、<span style="color:#ff3300;"><strong>権利（rights）</strong></span>として捉える流れが強まっています。背景には、障害のある人の権利を定めた 国連・障害者権利条約（CRPD） があり、条約は<span style="color:#0066ff;"><strong>「固有の尊厳（inherent dignity）」を基本原則</strong></span>として掲げています。<br /><br />また、WHOの QualityRights は、権利に基づき、かつリカバリー志向でサービス変革を支える国際的な取り組みとして位置づけられています。<br /><br />一方で現実には、<span style="color:#ff6600;"><strong>同じ「権利に基づく支援」を掲げていても、国や組織、コミュニティによって実装の進み方が大きく違う。このギャップを説明する新しい「文化のレンズ」が必要だ、というのが問題意識です。</strong></span><br /><br /><span style="color:#ff0000;"><strong>提案：Worth Orientations（価値（worth）の正当化のされ方）</strong></span><br /><br />私は今回、<span style="color:#ff66ff;"><strong>「Worth Orientations（ワース・オリエンテーション）」</strong></span>という新しい文化的レンズを提案しました。ポイントは、<span style="color:#0033ff;"><strong>人間の価値（worth）が「何によって正当化されると感じられているか」</strong></span>に注目することです。<br /><br /><span style="color:#00cc00;"><strong>1) 努力ベースの価値観（Effort-Based Worth: EBW）</strong></span><br /><br />「努力すること」「生産性」「自己規律」などによって、人は尊重される／価値があるとみなされやすい<br /><br />良い面：粘り強さ、貢献、自己成長を促す<br /><br />ただし、調子を崩して努力ができない時に、**“怠け”“弱さ”“自己責任”**のように道徳化されやすい<br /><br /><span style="color:#cc0066;"><strong>2) 尊厳ベースの価値観（Dignity-Based Worth: DBW）</strong></span><br /><br />人の価値は、成果や努力に依存せず、固有の尊厳として無条件に認められる<br /><br />支援は「頑張ったご褒美」ではなく、尊厳と非差別に基づく正当な権利として理解されやすい<br /><br />重要なのは、これを単純な「東洋＝努力／西洋＝尊厳」の二分法にしないことです。論文でも、EBWとDBWは社会の中で共存し、世代・職種・組織文化によっても揺れるものとして扱っています。<br /><br /><span style="color:#ff3300;"><strong>スティグマ（偏見・恥・差別）を3種類に分けて考える</strong></span><br /><br />スティグマは“ひとつ”ではなく、何が強く働くかで対策が変わります。そこで論文では、次の3類型を提案しました。<br /><br />内的スティグマ（internal）：自分で自分を責める／恥／「自分は価値が低い」という感覚<br /><br />外的スティグマ（external）：周囲からの否定的評価や差別の予期・経験<br /><br />連帯・評判スティグマ（associative / social-reputational）：家族・職場・所属集団の“顔”や評判に波及する恥（「身内に…」が評判を下げる等）<br /><br />そして、Worth Orientations と結びつけると、次のような仮説が立ちます。<br /><br />EBWが強いほど：<br />内的スティグマ（自責・恥）と、評判スティグマが強まりやすい。<br />さらに「頑張ればできるはず」という見方が、支援の“当然性”を弱め、権利に基づく支援が入りにくくなる。<br /><br />DBWが強いほど：<br />「努力できない＝価値が下がる」という道徳化が弱まり、内的・評判スティグマが下がりやすい。<br />支援が“権利として当然”と理解されやすい。<br />ただし、外的スティグマは「責め」だけでなく「怖さ」「予測不能とみなす偏見」「パターナリズム（権利は認めるが意思決定能力を疑う）」でも起こり得るため、DBWだけでゼロにはならない可能性も指摘しました。<br /><br /><span style="color:#ff3300;"><strong>実務的には何に使える？：｢rights-readiness（権利実装の準備度）｣の指標として</strong></span><br /><br />この枠組みを使う狙いは、文化を「背景説明」で終わらせず、実装設計の変数（design variable）にすることです。<br /><br />もしある現場で EBWが高いなら<br />→ メッセージングや教育は「努力と価値を切り離す」「調子を崩すのは道徳的失敗ではない」を中心に<br />→ 内的スティグマ・評判スティグマに照準を当てる<br /><br />もし DBWが高いなら<br />→ rights-based は入りやすいが、「怖さ」や「保護の名のもとに意思決定を奪う」偏見が残る場合がある<br />→ 接触（contact-based）や、主体性を支えるリカバリーストーリーが重要<br /><br />論文では、これを測定可能にするために、EBW/DBWの2因子からなる短い尺度案（例示項目）も提示しました。今後、心理測定（妥当性・信頼性・文化間の測定不変性など）をきちんと行い、実証研究として発展させる予定です。<br /><br /><span style="color:#ff3300;"><strong>今後の研究</strong></span><br /><br />今回の論文はコメンタリーなので、あくまで「仮説と枠組みの提案」です。次のステップは明確で、例えば：<br /><br />EBW/DBWが、どのタイプのスティグマと結びつくのか（国・職種・組織でどう違うか）<br /><br />EBW/DBWが、QualityRightsのような権利実装の取り組みの受容・定着を予測するか<br /><br />日本・英国・欧州などで、同じ“権利”がどう語られ、どう実践に落ちるのか（言語・制度・文化の相互作用）<br /><br />このあたりは、まさにクロスカルチュラル研究の出番だと思っています。<br /><br /><span style="color:#ff3300;"><strong>最後に：現場の声が研究を強くする</strong></span><br /><br />「努力しない人は甘えている」という空気がある一方で、「努力できない時でも尊厳は揺らがない」という理解が広がると、支援の形も、当事者の自己理解も変わります。<br /><br />もし、教育現場・医療福祉現場・企業・地域などで、「努力」と「尊厳」が支援やスティグマにどう影響しているかの実感があれば、ぜひ教えてください。研究として一緒に形にできる可能性があります。<br /><br />参照<br /><a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-026-01647-x" target="_blank">https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-026-01647-x</a><a name="more"></a>

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            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
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      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/519257970.html</link>
      <title>文化とは野球場に吹く風のようだ</title>
      <pubDate>Sat, 29 Nov 2025 18:36:14 +0900</pubDate>
            <description>今回は、拙稿 「Culture as Wind: Aligning the Direction of Mental Health Interventions with Cultural Values」 つまり日本語訳すると「文化は風のごとく：メンタルヘルス介入の方向性を文化的価値観に合わせる」を紹介したいと思います。■ 1. 文化は、見えないけれど常に吹いている“風”である文化というのは空気のように見えませんが、人々の価値観、対人関係の期待、世界観を“方向づける力”を持ってい..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
今回は、拙稿 「<a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-025-01592-1" target="_blank">Culture as Wind: Aligning the Direction of Mental Health Interventions with Cultural Values</a>」 つまり日本語訳すると「文化は風のごとく：メンタルヘルス介入の方向性を文化的価値観に合わせる」を紹介したいと思います。


■ 1. 文化は、見えないけれど常に吹いている“風”である

文化というのは空気のように見えませんが、
人々の価値観、対人関係の期待、世界観を“方向づける力”を持っています。

風が追い風なら物は簡単に進むし、向かい風なら前に進むのが難しい。
介入も全く同じです。

「文化の風に乗る介入」と「文化風に逆らう介入」は、
同じ内容でも結果が大きく変わります。

■ 2. エビデンスだけでは説明できない“ズレ”

たとえば、西洋で開発されたアサーティブ研修。
これを日本企業にそのまま持ち込むと、
「自己主張が強すぎる」と評価が下がることがあります。

これは、介入そのものの問題ではなく、
価値観の方向（文化風向き）と合っていない から。

「効果が出にくい」「逆効果になる」
という現象を文化風で説明すると非常に理解しやすくなります。

■ 3. 表面的な文化適応で終わってはいけない

ここは本論文で強く言いたかった部分です。

翻訳する、例を変える、写真を入れ替える。
これは“表層の文化適応”です。

しかし、本当に大事なのは

自律性を重視するのか

調和を重視するのか

個人より集団か

スピリチュアルな意味づけが大事なのか

といった “深層の価値観レベルの適応”。

文化の風がどの方向に吹いているかを把握していないと、
この深層部分は見逃されがちです。

■ 4. 文化風は横だけでなく“縦”にも変化する

ここはブログ読者にも共感されやすい部分。

世代交代（Z世代の価値観は大きく違う）

政治変化

SNS・AIの浸透

文化風向きは“時代とともに変化”します。

つまり今日追い風でも、明日は逆風になりうる。
介入も時代に合わせてリフレッシュしていく必要がある、ということです。

■ 5. 将来的には文化風を“測定”できるようにしたい

論文では、今後の研究方向として

Cultural Distance Index（文化距離指数）

Cultural Compass（文化コンパス）

という2つの測定ツールを提案しました。

文化風向きと介入価値観の“ズレ”を数値化できれば、
国や地域ごとの最適化がより体系化されます。

■ 6. 理論（地図）と個別ケア（ルート）をつなぐ考え方

Culture as Wind は“理論（地図）”を提供するもの。
一方で、現場ではクライアントに合わせた“個別ケア（ルート）”が重要です。

両者は対立せず、
地図を理解しているからこそ、個別ルートが引きやすくなる
という関係にあります。

■ 7. 結論：文化風向きを読むことが介入成功の鍵

介入を行うときに大切なのは、

この介入はどの方向へ進もうとしているのか

この国・組織の風向きは？

どう調整すれば“順風”に乗れるのか

これを意識するだけで、効果の出方が変わります。

文化風を読むことは、
メンタルヘルス介入に“追い風”をつくるための、
非常に実践的で強力な視点です。

参照
https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-025-01592-1<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
今回は、拙稿 「<a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-025-01592-1" target="_blank">Culture as Wind: Aligning the Direction of Mental Health Interventions with Cultural Values</a>」 つまり日本語訳すると「文化は風のごとく：メンタルヘルス介入の方向性を文化的価値観に合わせる」を紹介したいと思います。<br /><br /><br /><strong>■ 1. 文化は、見えないけれど常に吹いている“風”である</strong><br /><br />文化というのは空気のように見えませんが、<br />人々の価値観、対人関係の期待、世界観を“方向づける力”を持っています。<br /><br />風が追い風なら物は簡単に進むし、向かい風なら前に進むのが難しい。<br />介入も全く同じです。<br /><br />「文化の風に乗る介入」と「文化風に逆らう介入」は、<br />同じ内容でも結果が大きく変わります。<br /><br /><strong>■ 2. エビデンスだけでは説明できない“ズレ”</strong><br /><br />たとえば、西洋で開発されたアサーティブ研修。<br />これを日本企業にそのまま持ち込むと、<br />「自己主張が強すぎる」と評価が下がることがあります。<br /><br />これは、介入そのものの問題ではなく、<br />価値観の方向（文化風向き）と合っていない から。<br /><br />「効果が出にくい」「逆効果になる」<br />という現象を文化風で説明すると非常に理解しやすくなります。<br /><br /><strong>■ 3. 表面的な文化適応で終わってはいけない</strong><br /><br />ここは本論文で強く言いたかった部分です。<br /><br />翻訳する、例を変える、写真を入れ替える。<br />これは“表層の文化適応”です。<br /><br />しかし、本当に大事なのは<br /><br />自律性を重視するのか<br /><br />調和を重視するのか<br /><br />個人より集団か<br /><br />スピリチュアルな意味づけが大事なのか<br /><br />といった “深層の価値観レベルの適応”。<br /><br />文化の風がどの方向に吹いているかを把握していないと、<br />この深層部分は見逃されがちです。<br /><br /><strong>■ 4. 文化風は横だけでなく“縦”にも変化する</strong><br /><br />ここはブログ読者にも共感されやすい部分。<br /><br />世代交代（Z世代の価値観は大きく違う）<br /><br />政治変化<br /><br />SNS・AIの浸透<br /><br />文化風向きは“時代とともに変化”します。<br /><br />つまり今日追い風でも、明日は逆風になりうる。<br />介入も時代に合わせてリフレッシュしていく必要がある、ということです。<br /><br /><strong>■ 5. 将来的には文化風を“測定”できるようにしたい</strong><br /><br />論文では、今後の研究方向として<br /><br />Cultural Distance Index（文化距離指数）<br /><br />Cultural Compass（文化コンパス）<br /><br />という2つの測定ツールを提案しました。<br /><br />文化風向きと介入価値観の“ズレ”を数値化できれば、<br />国や地域ごとの最適化がより体系化されます。<br /><br /><strong>■ 6. 理論（地図）と個別ケア（ルート）をつなぐ考え方</strong><br /><br />Culture as Wind は“理論（地図）”を提供するもの。<br />一方で、現場ではクライアントに合わせた“個別ケア（ルート）”が重要です。<br /><br />両者は対立せず、<br />地図を理解しているからこそ、個別ルートが引きやすくなる<br />という関係にあります。<br /><br /><strong>■ 7. 結論：文化風向きを読むことが介入成功の鍵</strong><br /><br />介入を行うときに大切なのは、<br /><br />この介入はどの方向へ進もうとしているのか<br /><br />この国・組織の風向きは？<br /><br />どう調整すれば“順風”に乗れるのか<br /><br />これを意識するだけで、効果の出方が変わります。<br /><br />文化風を読むことは、<br />メンタルヘルス介入に“追い風”をつくるための、<br />非常に実践的で強力な視点です。<br /><br />参照<br /><a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-025-01592-1" target="_blank">https://link.springer.com/article/10.1007/s11469-025-01592-1</a><a name="more"></a>

]]><![CDATA[
]]></content:encoded>
            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/519257970</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/518708359.html</link>
      <title>FRAME：エビデンスに基づく介入の適応と修正を報告するための拡張フレームワーク</title>
      <pubDate>Sat, 25 Oct 2025 16:36:53 +0900</pubDate>
            <description>この論文は、介入（intervention）の修正や適応を体系的に記録・分析するための枠組み「FRAME（Framework for Reporting Adaptations and Modifications to Evidence-based interventions）」を改良したものです。従来版の限界を補い、文化的・社会的文脈への適応（cultural adaptations）を含む多様な修正を捉えられるようにしました。改訂版FRAMEは、以下の8つの観点を含みます..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
<a href="https://implementationscience.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13012-019-0898-y" target="_blank">この論文</a>は、介入（intervention）の修正や適応を体系的に記録・分析するための枠組み「FRAME（Framework for Reporting Adaptations and Modifications to Evidence-based interventions）」を改良したものです。

従来版の限界を補い、文化的・社会的文脈への適応（cultural adaptations）を含む多様な修正を捉えられるようにしました。

改訂版FRAMEは、以下の8つの観点を含みます：
1️⃣ 修正が「いつ」「どの段階で」行われたか
2️⃣ 計画的か、それとも予期せぬ対応か
3️⃣ 誰が修正を決定したのか
4️⃣ 何が修正されたのか
5️⃣ どのレベル（個人・組織・政策など）で行われたのか
6️⃣ 修正の性質や種類（内容・文脈レベル）
7️⃣ コア要素（忠実性）との整合性
8️⃣ 修正の理由（文化的・社会的要因を含む）

修正は、実施段階（導入・定着・拡大など）によっても異なり、状況に応じて「計画的適応」または「反応的変更」として行われます。例えば、スタッフ不足、政策上の制約、利用者の文化的背景や識字力の差などが修正を必要とする場合があります。

本研究では、文献レビュー、55名のメンタルヘルス専門家へのインタビュー、ステークホルダーの意見を統合してFRAMEを改良しました。今後は、FRAMEを用いた修正の報告・測定方法（観察・自己報告・インタビューなど）を比較検証し、心理測定的な妥当性も検討していくことが課題です。

要するに、FRAME改訂版は、介入が行われる複雑な現場の現実を反映し、修正の「タイミング・背景・プロセス」を可視化することを目的としています。これにより、文化的適応を含む介入修正の科学的理解と実践の透明性が高まると期待されます。

参照
https://implementationscience.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13012-019-0898-y<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
<a href="https://implementationscience.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13012-019-0898-y" target="_blank">この論文</a>は、介入（intervention）の修正や適応を体系的に記録・分析するための枠組み「FRAME（Framework for Reporting Adaptations and Modifications to Evidence-based interventions）」を改良したものです。<br /><br />従来版の限界を補い、文化的・社会的文脈への適応（cultural adaptations）を含む多様な修正を捉えられるようにしました。<br /><br />改訂版FRAMEは、以下の8つの観点を含みます：<br /><strong>1️⃣ 修正が「いつ」「どの段階で」行われたか<br />2️⃣ 計画的か、それとも予期せぬ対応か<br />3️⃣ 誰が修正を決定したのか<br />4️⃣ 何が修正されたのか<br />5️⃣ どのレベル（個人・組織・政策など）で行われたのか<br />6️⃣ 修正の性質や種類（内容・文脈レベル）<br />7️⃣ コア要素（忠実性）との整合性<br />8️⃣ 修正の理由（文化的・社会的要因を含む）</strong><br /><br />修正は、実施段階（導入・定着・拡大など）によっても異なり、状況に応じて「計画的適応」または「反応的変更」として行われます。例えば、スタッフ不足、政策上の制約、利用者の文化的背景や識字力の差などが修正を必要とする場合があります。<br /><br />本研究では、文献レビュー、55名のメンタルヘルス専門家へのインタビュー、ステークホルダーの意見を統合してFRAMEを改良しました。今後は、FRAMEを用いた修正の報告・測定方法（観察・自己報告・インタビューなど）を比較検証し、心理測定的な妥当性も検討していくことが課題です。<br /><br />要するに、FRAME改訂版は、介入が行われる複雑な現場の現実を反映し、<span style="color:#0000ff;"><strong>修正の「タイミング・背景・プロセス」を可視化</strong></span>することを目的としています。これにより、文化的適応を含む介入修正の科学的理解と実践の透明性が高まると期待されます。<br /><br />参照<br /><a href="https://implementationscience.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13012-019-0898-y" target="_blank">https://implementationscience.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13012-019-0898-y</a><a name="more"></a>

]]><![CDATA[
]]></content:encoded>
            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/518708359</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/518621592.html</link>
      <title>研究がもたらす社会へのインパクトをどう計測するか</title>
      <pubDate>Fri, 17 Oct 2025 15:28:06 +0900</pubDate>
            <description>研究の社会的インパクトを測定することは、因果関係の特定の難しさ、時間的遅延、そして適切な測定ツールの不足のために困難である。論文&quot;Introducing ‘productive interactions’ in social impact assessment&quot;の著者、Jack Spaapen と Leonie van Drooge は、評価を「判断」ではなく「学習」に焦点を当てることで、これらの問題を解決することを目指している。「生産的インタラクション（productive..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
研究の社会的インパクトを測定することは、因果関係の特定の難しさ、時間的遅延、そして適切な測定ツールの不足のために困難である。

論文"<a href="https://academic.oup.com/rev/article/20/3/211/1560312" target="_blank">Introducing ‘productive interactions’ in social impact assessment</a>"の著者、Jack Spaapen と Leonie van Drooge は、評価を「判断」ではなく「学習」に焦点を当てることで、これらの問題を解決することを目指している。「生産的インタラクション（productive interactions）」には、直接的インタラクション、間接的インタラクション、財政的インタラクションの3種類がある。

社会的インパクト評価の課題
科学的インパクト評価とは異なり、社会的インパクト評価には広く受け入れられた指標が存在しない。
従来の評価実践は、線形モデルに基づいて社会的インパクトを特定しようとする傾向がある。
しかし、ステークホルダー（利害関係者）が評価プロセスに関与する必要がある。

「生産的インタラクション」、社会的インパクト、そして文脈的学習
生産的インタラクションとは、研究者とステークホルダーの間で行われる知識の交換であり、そこでは知識が科学的に堅牢であり、かつ社会的に関連性がある。
社会的インパクトは、社会的文脈によって多様な意味を持つ。
社会的インパクトとは、社会の発展に関連する目標を達成するために、知識と専門性が循環する過程の中で生じるものである。

「生産的インタラクション」の組織化と貢献
事例研究は、各分野における理想型を示すものではなく、社会的インパクト評価に伴う多様なジレンマや特徴を例示するものとして位置づけられる。
事例研究では、高度に調整された相互作用から、偶然的な出会いやセレンディピティに至るまで、さまざまな形態の生産的インタラクションが見られた。
社会的インパクト評価における基本的な問いは、どの程度まで特定の研究に社会的インパクトを帰属できるかという点である。

議論
「生産的インタラクション」アプローチは、研究プロセス全体を通じた相互作用に焦点を当てることで、理論と実践のギャップを縮める。
本論文は、社会的インパクトをより広い文脈で理解することを提案し、小さくても必要なプロセス上の一歩に注目している。
各タイプの生産的インタラクションに対応した指標を設定することで、社会的インパクトの達成への貢献を特定することが可能になる。<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
<span style="color:#0000ff;"><strong>研究の社会的インパクトを測定することは、因果関係の特定の難しさ、時間的遅延、そして適切な測定ツールの不足のために困難である。</strong></span><br /><br />論文"<a href="https://academic.oup.com/rev/article/20/3/211/1560312" target="_blank">Introducing ‘productive interactions’ in social impact assessment</a>"の著者、Jack Spaapen と Leonie van Drooge は、評価を「判断」ではなく「学習」に焦点を当てることで、これらの問題を解決することを目指している。<span style="color:#ff3300;"><strong>「生産的インタラクション（productive interactions）」には、直接的インタラクション、間接的インタラクション、財政的インタラクションの3種類がある。</strong></span><br /><br /><strong>社会的インパクト評価の課題</strong><br />科学的インパクト評価とは異なり、社会的インパクト評価には広く受け入れられた指標が存在しない。<br />従来の評価実践は、線形モデルに基づいて社会的インパクトを特定しようとする傾向がある。<br />しかし、ステークホルダー（利害関係者）が評価プロセスに関与する必要がある。<br /><br /><strong>「生産的インタラクション」、社会的インパクト、そして文脈的学習</strong><br />生産的インタラクションとは、研究者とステークホルダーの間で行われる知識の交換であり、そこでは知識が科学的に堅牢であり、かつ社会的に関連性がある。<br />社会的インパクトは、社会的文脈によって多様な意味を持つ。<br />社会的インパクトとは、社会の発展に関連する目標を達成するために、知識と専門性が循環する過程の中で生じるものである。<br /><br /><strong>「生産的インタラクション」の組織化と貢献</strong><br />事例研究は、各分野における理想型を示すものではなく、社会的インパクト評価に伴う多様なジレンマや特徴を例示するものとして位置づけられる。<br />事例研究では、高度に調整された相互作用から、偶然的な出会いやセレンディピティに至るまで、さまざまな形態の生産的インタラクションが見られた。<br />社会的インパクト評価における基本的な問いは、どの程度まで特定の研究に社会的インパクトを帰属できるかという点である。<br /><br /><strong>議論</strong><br />「生産的インタラクション」アプローチは、研究プロセス全体を通じた相互作用に焦点を当てることで、理論と実践のギャップを縮める。<br />本論文は、社会的インパクトをより広い文脈で理解することを提案し、小さくても必要なプロセス上の一歩に注目している。<br />各タイプの生産的インタラクションに対応した指標を設定することで、社会的インパクトの達成への貢献を特定することが可能になる。<a name="more"></a>

]]><![CDATA[
]]></content:encoded>
            <category>研究</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/518621592</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/518594143.html</link>
      <title>薬だけに頼らないうつ病ケア：ライフスタイル医学が示す8つの柱</title>
      <pubDate>Wed, 15 Oct 2025 19:46:25 +0900</pubDate>
            <description>この記事（Clinical guidelines for the use of lifestyle-based mental health care in major depressive disorder）では、うつ病の管理におけるライフスタイル医学の重要な役割を強調し、従来の健康増進モデルを拡張する、エビデンスに基づいた全人的な枠組みを提案しています。特に大うつ病性障害（Major Depressive Disorder, MDD）のケアには、複数の相互に関連するライフス..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
この記事（<a href="https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15622975.2022.2112074" target="_blank">Clinical guidelines for the use of lifestyle-based mental health care in major depressive disorder</a>）では、うつ病の管理におけるライフスタイル医学の重要な役割を強調し、従来の健康増進モデルを拡張する、エビデンスに基づいた全人的な枠組みを提案しています。特に大うつ病性障害（Major Depressive Disorder, MDD）のケアには、複数の相互に関連するライフスタイル領域を包括的に取り入れる必要があるとし、その領域を8つの主要分野に整理しています。

1. 食事と栄養
食事はメンタルヘルスに大きな影響を及ぼし、栄養の質が脳機能、気分、神経可塑性に関与することが示されている。果物、野菜、全粒穀物、良質なたんぱく質、オメガ3脂肪酸を豊富に含むバランスの取れた食事は、うつ症状を改善する可能性がある。食事介入は、個人に合わせ、文化的背景にも配慮した形で行うことが推奨される。栄養教育や食料不安などの障壁への対応も重要である。

2. 身体活動
定期的な身体活動は、神経化学的および心理社会的なメカニズムを通じてうつ症状を軽減し、幸福感を高める最も有効なライフスタイル介入の一つとして認識されている。運動プログラムは、個人の嗜好、能力、環境に合わせて調整し、継続性と実行可能性を高める必要がある。

3. 睡眠と休養
睡眠障害はうつ病でよく見られ、睡眠の質の低下は症状の悪化につながる。記事では、睡眠評価や行動的・環境的介入を通じて、一定の睡眠習慣を確立し、睡眠衛生を改善し、潜在的な睡眠障害に対処することの重要性を指摘している。

4. 薬物使用
アルコールや娯楽用薬物などの有害物質の使用は、しばしば不適応的な対処行動として機能し、うつの悪化につながる可能性がある。そのため、スクリーニング、心理教育、科学的根拠に基づく禁断・節制支援が求められる。これらの治療では、生物・心理・社会的要因の複雑な相互作用を理解することが重要である。

5. ストレス管理
慢性的なストレスはうつ病の主要な要因であり、マインドフルネス、リラクゼーション訓練、認知行動的戦略などの効果的なストレス軽減技法が重要である。これらの介入は、生理的ストレス反応を低下させ、情動調整を改善する効果があり、デジタルプラットフォームやグループプログラムを通して提供されることも多い。

6. 社会的つながりとサポート
社会的孤立や孤独はうつ病の大きなリスク要因。記事では、地域活動への参加、ピアサポート、家族の関与、住居・食料の確保といった社会的支援ネットワークの促進を提唱している。ソーシャル・プリスクリプションや地域連携を組み合わせることで、治療への関与と継続性を高めることができる。

7. 自然との関わり
自然環境への接触は、ストレス軽減、気分の向上、身体活動の促進などを通してメンタルヘルスを支える。日常生活や治療計画の中に緑地との関わりを取り入れることは、費用対効果が高く、誰でも利用できる幸福感向上の手段となる。

8. 環境の改善
物理的環境もメンタルヘルスの成果に影響を与える。調整可能な要素として、自宅や職場などの環境を健康促進的な行動を支援する形に整えること、緑地へのアクセスを改善すること、安全性・社会的交流・身体活動を促進する建築環境の設計を考慮することなどが挙げられる。

この記事は、これら8領域を統合した当事者中心の生物心理社会的アプローチを提唱しており、デジタルヘルスの革新、行動変容モデル、多職種協働による支援の重要性を強調しています。ライフスタイルの変容を取り入れることにより、患者のエンパワメント（自分らしく生きる力を高めること）が促進され、治療への意欲が高まり、社会や生活環境など健康に影響する要因にも対応できるようになります。そのような影響から、うつ病の負担を軽減し、生活の質を向上させることを目的としています。

参照
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15622975.2022.2112074
<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
この記事（<a href="https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15622975.2022.2112074" target="_blank">Clinical guidelines for the use of lifestyle-based mental health care in major depressive disorder</a>）では、うつ病の管理におけるライフスタイル医学の重要な役割を強調し、従来の健康増進モデルを拡張する、エビデンスに基づいた全人的な枠組みを提案しています。特に大うつ病性障害（Major Depressive Disorder, MDD）のケアには、複数の相互に関連するライフスタイル領域を包括的に取り入れる必要があるとし、その領域を8つの主要分野に整理しています。<br /><br /><strong>1. 食事と栄養</strong><br />食事はメンタルヘルスに大きな影響を及ぼし、栄養の質が脳機能、気分、神経可塑性に関与することが示されている。果物、野菜、全粒穀物、良質なたんぱく質、オメガ3脂肪酸を豊富に含むバランスの取れた食事は、うつ症状を改善する可能性がある。食事介入は、個人に合わせ、文化的背景にも配慮した形で行うことが推奨される。栄養教育や食料不安などの障壁への対応も重要である。<br /><br /><strong>2. 身体活動</strong><br />定期的な身体活動は、神経化学的および心理社会的なメカニズムを通じてうつ症状を軽減し、幸福感を高める最も有効なライフスタイル介入の一つとして認識されている。運動プログラムは、個人の嗜好、能力、環境に合わせて調整し、継続性と実行可能性を高める必要がある。<br /><br /><strong>3. 睡眠と休養</strong><br />睡眠障害はうつ病でよく見られ、睡眠の質の低下は症状の悪化につながる。記事では、睡眠評価や行動的・環境的介入を通じて、一定の睡眠習慣を確立し、睡眠衛生を改善し、潜在的な睡眠障害に対処することの重要性を指摘している。<br /><br /><strong>4. 薬物使用</strong><br />アルコールや娯楽用薬物などの有害物質の使用は、しばしば不適応的な対処行動として機能し、うつの悪化につながる可能性がある。そのため、スクリーニング、心理教育、科学的根拠に基づく禁断・節制支援が求められる。これらの治療では、生物・心理・社会的要因の複雑な相互作用を理解することが重要である。<br /><br /><strong>5. ストレス管理</strong><br />慢性的なストレスはうつ病の主要な要因であり、マインドフルネス、リラクゼーション訓練、認知行動的戦略などの効果的なストレス軽減技法が重要である。これらの介入は、生理的ストレス反応を低下させ、情動調整を改善する効果があり、デジタルプラットフォームやグループプログラムを通して提供されることも多い。<br /><br /><strong>6. 社会的つながりとサポート</strong><br />社会的孤立や孤独はうつ病の大きなリスク要因。記事では、地域活動への参加、ピアサポート、家族の関与、住居・食料の確保といった社会的支援ネットワークの促進を提唱している。ソーシャル・プリスクリプションや地域連携を組み合わせることで、治療への関与と継続性を高めることができる。<br /><br /><strong>7. 自然との関わり</strong><br />自然環境への接触は、ストレス軽減、気分の向上、身体活動の促進などを通してメンタルヘルスを支える。日常生活や治療計画の中に緑地との関わりを取り入れることは、費用対効果が高く、誰でも利用できる幸福感向上の手段となる。<br /><br /><strong>8. 環境の改善</strong><br />物理的環境もメンタルヘルスの成果に影響を与える。調整可能な要素として、自宅や職場などの環境を健康促進的な行動を支援する形に整えること、緑地へのアクセスを改善すること、安全性・社会的交流・身体活動を促進する建築環境の設計を考慮することなどが挙げられる。<br /><br />この記事は、これら8領域を統合した当事者中心の生物心理社会的アプローチを提唱しており、デジタルヘルスの革新、行動変容モデル、多職種協働による支援の重要性を強調しています。ライフスタイルの変容を取り入れることにより、患者のエンパワメント（自分らしく生きる力を高めること）が促進され、治療への意欲が高まり、社会や生活環境など健康に影響する要因にも対応できるようになります。そのような影響から、うつ病の負担を軽減し、生活の質を向上させることを目的としています。<br /><br />参照<br /><a href="https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15622975.2022.2112074" target="_blank">https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15622975.2022.2112074</a><br /><a name="more"></a>

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            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/518594143</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/518154966.html</link>
      <title>【文化と心のケア】「心の治療」はどこの国でも同じじゃない？</title>
      <pubDate>Tue, 16 Sep 2025 16:12:58 +0900</pubDate>
            <description>文化によって、心の悩みの感じ方も治し方も変わる？たとえば、あなたが「最近、気分が沈むなぁ」と思ったとします。その気持ちを、誰かにどう伝えるか。病院に行くか、友達に話すか、神社やお寺に行くか――。この選択は、どこに住んでいるか、どんな文化で育ったかによって、大きく変わってきます。この記事は、「心の治療（＝精神療法）」がどのように文化によって影響を受けるか、そして治療者はどんな「文化的配慮（＝文化的コンピテンス）」を持つべきかについて考察したものです。文化的コンピテンスってなに？..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
文化によって、心の悩みの感じ方も治し方も変わる？

たとえば、あなたが「最近、気分が沈むなぁ」と思ったとします。その気持ちを、誰かにどう伝えるか。病院に行くか、友達に話すか、神社やお寺に行くか――。

この選択は、どこに住んでいるか、どんな文化で育ったかによって、大きく変わってきます。
<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.21340" target="_blank">この記事</a>は、「心の治療（＝精神療法）」がどのように文化によって影響を受けるか、そして治療者はどんな「文化的配慮（＝文化的コンピテンス）」を持つべきかについて考察したものです。

文化的コンピテンスってなに？
簡単にいうと、「いろんな文化の違いを理解して、ちゃんと対応できる力」のこと。
心の治療を行うには、次の3つの視点がとても大事です。

① 実践的な視点
・言葉の壁をどう超えるか ・その人がどうやって気持ちを表現するかを理解する
② 理論的な視点
・どんな方法で心の傷を癒すのが、その人に合っているか？ ・治療の「仕組み」自体を文化に合わせて見直す必要があるかも
③ 倫理的な視点
・「正しい生き方」「良い人間」って文化によって違うよね？ ・無意識のうちに、患者さんに別の価値観を押し付けてない？

心の治療は「欧米スタイル」だけじゃない
多くの精神療法は、西洋（とくにアメリカ）で発展してきました。そこでは、「自分らしく生きよう」「自立しよう」といった個人主義がベースになっています。
でも、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどには、「家族や地域と調和して生きる」ことを大事にする共同体的な文化もたくさんあります。

つまり…
治療の方法も、「その人がどんな文化の中で生きているか」に合わせて変える必要があるんです。

言葉の使い方ひとつで効果が変わる？
精神療法では「比喩（メタファー）」もよく使われます。たとえば、
* 「心の風邪」
* 「壊れた脳」
* 「心の中のトゲ」
でも、文化によっては、こういった言い回しがしっくりこないことも。
また、ある国では「ストレス」と呼ばれる症状が、別の国では「魂が抜けた感じ」と表現されたりするんです。

治療は“文化との対話”
この記事では、「文化に合った治療をする」というだけでなく、
治療自体が、その人と文化の関係を見つめ直す“対話の場”にもなる と述べられています。

たとえば、仏教やマインドフルネス、儒教的な考え方などを取り入れた新しい療法も生まれてきており、文化を活かしたケアの方法はどんどん広がっているんです。

まとめ：心のケアに「正解」はひとつじゃない
心の悩みは、世界中どこでもあるもの。でも、それを「どう受け止め、どう癒すか」は、文化によってまったく違います。
だからこそ、治療する側も、
* 「どんな価値観で生きてきた人か？」
* 「その人の中にある“常識”って何か？」
を理解しようとする姿勢がとても大切です。

最後にひとこと
心のケアにおいて、文化の違いを“壁”にするのではなく、“架け橋”にしていくことが、これからの時代にますます重要になっていくはずです。
あなた自身や、あなたの大切な人の「心の声」を聴くとき、文化や背景の違いにも少し目を向けてみてください。

参照：https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.21340<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
<strong>文化によって、心の悩みの感じ方も治し方も変わる？</strong><br /><br />たとえば、あなたが「最近、気分が沈むなぁ」と思ったとします。その気持ちを、誰かにどう伝えるか。病院に行くか、友達に話すか、神社やお寺に行くか――。<br /><br />この選択は、どこに住んでいるか、どんな文化で育ったかによって、大きく変わってきます。<br /><a href="https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.21340" target="_blank">この記事</a>は、「心の治療（＝精神療法）」がどのように文化によって影響を受けるか、そして治療者はどんな「文化的配慮（＝文化的コンピテンス）」を持つべきかについて考察したものです。<br /><br /><strong>文化的コンピテンスってなに？</strong><br />簡単にいうと、「<strong><span style="color:#ff0000;">いろんな文化の違いを理解して、ちゃんと対応できる力</span></strong>」のこと。<br />心の治療を行うには、次の3つの視点がとても大事です。<br /><br />① 実践的な視点<br />・言葉の壁をどう超えるか ・その人がどうやって気持ちを表現するかを理解する<br />② 理論的な視点<br />・どんな方法で心の傷を癒すのが、その人に合っているか？ ・治療の「仕組み」自体を文化に合わせて見直す必要があるかも<br />③ 倫理的な視点<br />・「正しい生き方」「良い人間」って文化によって違うよね？ ・無意識のうちに、患者さんに別の価値観を押し付けてない？<br /><br /><strong>心の治療は「欧米スタイル」だけじゃない</strong><br />多くの精神療法は、西洋（とくにアメリカ）で発展してきました。そこでは、「自分らしく生きよう」「自立しよう」といった個人主義がベースになっています。<br />でも、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどには、「家族や地域と調和して生きる」ことを大事にする共同体的な文化もたくさんあります。<br /><br /><span style="color:#ff33ff;"><strong>つまり…<br />治療の方法も、「その人がどんな文化の中で生きているか」に合わせて変える必要があるんです。</strong></span><br /><br /><strong>言葉の使い方ひとつで効果が変わる？</strong><br />精神療法では「比喩（メタファー）」もよく使われます。たとえば、<br />* 「心の風邪」<br />* 「壊れた脳」<br />* 「心の中のトゲ」<br />でも、文化によっては、こういった言い回しがしっくりこないことも。<br />また、ある国では「ストレス」と呼ばれる症状が、別の国では「魂が抜けた感じ」と表現されたりするんです。<br /><br /><strong>治療は“文化との対話”</strong><br />この記事では、「文化に合った治療をする」というだけでなく、<br />治療自体が、その人と文化の関係を見つめ直す“対話の場”にもなる と述べられています。<br /><br />たとえば、仏教やマインドフルネス、儒教的な考え方などを取り入れた新しい療法も生まれてきており、文化を活かしたケアの方法はどんどん広がっているんです。<br /><br /><strong><span style="color:#0000ff;">まとめ：心のケアに「正解」はひとつじゃない</span></strong><br />心の悩みは、世界中どこでもあるもの。でも、それを「どう受け止め、どう癒すか」は、文化によってまったく違います。<br />だからこそ、治療する側も、<br />* 「どんな価値観で生きてきた人か？」<br />* 「その人の中にある“常識”って何か？」<br />を理解しようとする姿勢がとても大切です。<br /><br /><strong>最後にひとこと</strong><br />心のケアにおいて、文化の違いを“壁”にするのではなく、“架け橋”にしていくことが、これからの時代にますます重要になっていくはずです。<br />あなた自身や、あなたの大切な人の「心の声」を聴くとき、文化や背景の違いにも少し目を向けてみてください。<br /><br />参照：<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.21340" target="_blank">https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.21340</a><a name="more"></a>

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            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/518154966</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/518120262.html</link>
      <title>新しい本を読むのも大事だが、良い本は何度でも読む</title>
      <pubDate>Sat, 13 Sep 2025 14:36:53 +0900</pubDate>
            <description>新しい本であるとか新しい情報に対して、好奇心がわくことは多くの人にあることだと思います。私もAmazonで読んだことがない本で、面白そうだと思って購入することはよくあります。YouTubeの動画でも、新しいもので、面白そうだと思って見ることもよくあります。そのようにして新たな情報を入手することはそれはそれで意味がありますが、すでに知っている情報にまたアクセスすることも非常に大事だと思います。というのも、「今、意識すること」に焦点を向けることができるからです。田中渓さんの影響を..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
新しい本であるとか新しい情報に対して、好奇心がわくことは多くの人にあることだと思います。私もAmazonで読んだことがない本で、面白そうだと思って購入することはよくあります。YouTubeの動画でも、新しいもので、面白そうだと思って見ることもよくあります。

そのようにして新たな情報を入手することはそれはそれで意味がありますが、すでに知っている情報にまたアクセスすることも非常に大事だと思います。というのも、「今、意識すること」に焦点を向けることができるからです。

田中渓さんの影響を受けて、朝早く起きて仕事や運動をしています。非常に充実感があり、仕事の進む度合いも増えました。朝起きるたびに、田中さんの出ているYouTube動画を見ながら、朝しないといけない家事をします。こうすることで、田中さんから最初に受けた時の気持ちにアンカーする、つまり、その気持ちを再起することができます。これは非常に大事だと思います。より多くの情報を得ようといったような狙いとは逆方向ですが、「情報を得ることで生活にどんなインパクトをもたらしたいか」という観点では、非常に有効だと言えます。

同じような使い道として、スコット・アラン著の『グラティチュード』という本があります。

<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/410QAnDqR1L._SL75_.jpg" alt="GRATITUDE (&#x30B0;&#x30E9;&#x30C6;&#x30A3;&#x30C1;&#x30E5;&#x30FC;&#x30C9;) &#x6BCE;&#x65E5;&#x3092;&#x597D;&#x8EE2;&#x3055;&#x305B;&#x308B;&#x611F;&#x8B1D;&#x306E;&#x7FD2;&#x6163; - &#x30B9;&#x30B3;&#x30C3;&#x30C8;&#x30FB;&#x30A2;&#x30E9;&#x30F3;, &#x5F13;&#x5834;&#x9686;"></a><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 - スコット・アラン, 弓場隆</a>

この本も感謝の気持ちを持つことの大切さを教えてくれます。この本もよく振り返る本です。読むたびに、心を豊かにしてくれる本です。

このように実際のインパクトを考えることは非常に大切です。思い出されるのが、私は自分が習得したことの中では、英語を比較的短期間で習得したと思っているのですが、英語を勉強していた頃、よく言い聞かせていたのは、「（教材を）進んでいいから、わかれ」ということです。つまり、日々、勉強する中で、どうしても多くの章をこなしたい、という気持ちが出てきますが、そうではなく、理解することに集中しろ、ということです。今、実際の生活で、目の前の人がこれを話してきたら、自分は理解できるか。そのことに集中していました。だから、同じ文章を何度も何度も聞くこともありました。それだけの時間があれば、次の章を終えられたかもしれません。しかし、本を終わらせることが目的ではありません。実際の現場で理解できることが目的です。そちらの方が大切です。

今の研究の場でも、いろいろな数値が出されますが、どの数値が大事な数値なのか。これを見分けることが大事です。どの数値が、意味のある数値なのか。これを考えて、そこに集中する。それ以外の数値は目立ったものが出ないかもしれない。そうした数値の表彰などとは無縁かもしれない。でも、自分のキャリアを長い目で見た時に、どの数値が大事なのか。これを見極めて、そこに集中をする必要がある。

そのようなことを感じました。良書や良い情報には定期的にアクセスしたいと思います。


<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
新しい本であるとか新しい情報に対して、好奇心がわくことは多くの人にあることだと思います。私もAmazonで読んだことがない本で、面白そうだと思って購入することはよくあります。YouTubeの動画でも、新しいもので、面白そうだと思って見ることもよくあります。<br /><br />そのようにして新たな情報を入手することはそれはそれで意味がありますが、すでに知っている情報にまたアクセスすることも非常に大事だと思います。というのも、「今、意識すること」に焦点を向けることができるからです。<br /><br />田中渓さんの影響を受けて、朝早く起きて仕事や運動をしています。非常に充実感があり、仕事の進む度合いも増えました。朝起きるたびに、田中さんの出ているYouTube動画を見ながら、朝しないといけない家事をします。こうすることで、田中さんから最初に受けた時の気持ちにアンカーする、つまり、その気持ちを再起することができます。これは非常に大事だと思います。より多くの情報を得ようといったような狙いとは逆方向ですが、「情報を得ることで生活にどんなインパクトをもたらしたいか」という観点では、非常に有効だと言えます。<br /><br />同じような使い道として、スコット・アラン著の『グラティチュード』という本があります。<br /><br /><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/410QAnDqR1L._SL75_.jpg" alt="GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 - スコット・アラン, 弓場隆"></a><br><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 - スコット・アラン, 弓場隆</a><br /><br />この本も感謝の気持ちを持つことの大切さを教えてくれます。この本もよく振り返る本です。読むたびに、心を豊かにしてくれる本です。<br /><br />このように実際のインパクトを考えることは非常に大切です。思い出されるのが、私は自分が習得したことの中では、英語を比較的短期間で習得したと思っているのですが、英語を勉強していた頃、よく言い聞かせていたのは、「（教材を）進んでいいから、わかれ」ということです。つまり、日々、勉強する中で、どうしても多くの章をこなしたい、という気持ちが出てきますが、そうではなく、理解することに集中しろ、ということです。今、実際の生活で、目の前の人がこれを話してきたら、自分は理解できるか。そのことに集中していました。だから、同じ文章を何度も何度も聞くこともありました。それだけの時間があれば、次の章を終えられたかもしれません。しかし、本を終わらせることが目的ではありません。実際の現場で理解できることが目的です。そちらの方が大切です。<br /><br />今の研究の場でも、いろいろな数値が出されますが、どの数値が大事な数値なのか。これを見分けることが大事です。どの数値が、意味のある数値なのか。これを考えて、そこに集中する。それ以外の数値は目立ったものが出ないかもしれない。そうした数値の表彰などとは無縁かもしれない。でも、自分のキャリアを長い目で見た時に、どの数値が大事なのか。これを見極めて、そこに集中をする必要がある。<br /><br />そのようなことを感じました。良書や良い情報には定期的にアクセスしたいと思います。<br /><br /><br /><a name="more"></a>

]]><![CDATA[
]]></content:encoded>
            <category>読書</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/518120262</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/517770119.html</link>
      <title>仕事でのストレス、でも体は守れ</title>
      <pubDate>Tue, 26 Aug 2025 01:13:55 +0900</pubDate>
            <description>先日、大学の同僚にアイデアを盗まれるという事件が起きました。どういうことかというと、グラントを応募する際に、大学内で同僚間レビューというものがあります。これをして、グラントの申請書がきちっとしたものであるということを確認してから、正式に提出しようというものです。それほど有効なプロセスではないのですが、決まりなので、やらざるを得ない。そこで、自分のグラントを見てほしいという同僚（といっても、この時初のメール交換）がいたので、了解する代わりに、私の書いたグラントの応募申請書を見て..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
先日、大学の同僚にアイデアを盗まれるという事件が起きました。どういうことかというと、グラントを応募する際に、大学内で同僚間レビューというものがあります。これをして、グラントの申請書がきちっとしたものであるということを確認してから、正式に提出しようというものです。それほど有効なプロセスではないのですが、決まりなので、やらざるを得ない。

そこで、自分のグラントを見てほしいという同僚（といっても、この時初のメール交換）がいたので、了解する代わりに、私の書いたグラントの応募申請書を見てほしいとお願いしました。その際、もちろん私が応募するコールも見せました。彼女は了承しました。私は、彼女が了承した後のメールで、私の申請書を送りました。お互いに金曜日までにフィードバックを交換しようということでした。

そして、金曜日の朝、私は彼女のグラントのフィードバックを送りました。彼女はありがとうというメールと、私の申請書に対して、これ、私も応募するものだから、グラントの必要事項わかっているから、良いフィードバックができると思う、という返事が来ました。

。。。

いやいや、おい待て、と。同じグラントに応募する人がレビューをするのは、利益相反になります。直接の競争相手になる人がレビューをするわけで、これは非倫理的な行為です。なぜ、私が最初にグラントの情報を見せた時に、自分も受けると言わなかったのか。そして、なぜ私がフィードバックを与えたタイミングで言うのか。本当に理解ができません。

このことがあってから怒りが溢れて、その後、三連休だったのですが、夜も眠れない日が二日ほど続きました。よくないですね。

そこで思ったのです。樺沢先生も仰っているように「健康が第一である」ということです。

<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z328ND5?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/416WXGUqt4L._SL75_.jpg" alt="&#x7CBE;&#x795E;&#x79D1;&#x533B;&#x304C;&#x898B;&#x3064;&#x3051;&#x305F; 3&#x3064;&#x306E;&#x5E78;&#x798F; - &#x6A3A;&#x6CA2;&#x7D2B;&#x82D1;"></a><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z328ND5?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">精神科医が見つけた 3つの幸福 - 樺沢紫苑</a>

私の非効果的な考え方のせいで、私の体が痛んでいる。普段、健康なものを食べたり、運動をしたり、体のケアをするくせに、自分の考えに対しては、全く対策を打てていない。仕事でのイベントはもう起きてしまったので、どうしようもない。仕方ない。終わったことを何度も何度も反芻をして、怒りを生み出し、ストレスを作り、自分をいじめている。夜も眠れない。これでは体が可哀想です。体のためにも適切な考え方をする必要があります。

感謝の気持ちは体の健康に良いとわかっています。
<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/410QAnDqR1L._SL75_.jpg" alt="GRATITUDE (&#x30B0;&#x30E9;&#x30C6;&#x30A3;&#x30C1;&#x30E5;&#x30FC;&#x30C9;) &#x6BCE;&#x65E5;&#x3092;&#x597D;&#x8EE2;&#x3055;&#x305B;&#x308B;&#x611F;&#x8B1D;&#x306E;&#x7FD2;&#x6163; - &#x30B9;&#x30B3;&#x30C3;&#x30C8;&#x30FB;&#x30A2;&#x30E9;&#x30F3;, &#x5F13;&#x5834;&#x9686;"></a><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 - スコット・アラン, 弓場隆</a>

ですので、自分の考え方を、自分の健康のためにフルに使う必要があります。仕事は大事ですが、健康と家族はもっと大切です。樺沢先生がいうようにこの二つが幸せのコアです。野球の打撃で言うのであれば、これが下半身です。土台となります。これが強固にできてから、スイングの軌道やスピードといった事項を強化できます。仕事のストレスで、コアを弱めることは良いとは言えません。しっかりとした考え方を持って、健康と家族を守りたいと思います。<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
先日、大学の同僚にアイデアを盗まれるという事件が起きました。どういうことかというと、グラントを応募する際に、大学内で同僚間レビューというものがあります。これをして、グラントの申請書がきちっとしたものであるということを確認してから、正式に提出しようというものです。それほど有効なプロセスではないのですが、決まりなので、やらざるを得ない。<br /><br />そこで、自分のグラントを見てほしいという同僚（といっても、この時初のメール交換）がいたので、了解する代わりに、私の書いたグラントの応募申請書を見てほしいとお願いしました。その際、もちろん私が応募するコールも見せました。彼女は了承しました。私は、彼女が了承した後のメールで、私の申請書を送りました。お互いに金曜日までにフィードバックを交換しようということでした。<br /><br />そして、金曜日の朝、私は彼女のグラントのフィードバックを送りました。彼女はありがとうというメールと、私の申請書に対して、これ、私も応募するものだから、グラントの必要事項わかっているから、良いフィードバックができると思う、という返事が来ました。<br /><br />。。。<br /><br />いやいや、おい待て、と。同じグラントに応募する人がレビューをするのは、利益相反になります。直接の競争相手になる人がレビューをするわけで、これは非倫理的な行為です。なぜ、私が最初にグラントの情報を見せた時に、自分も受けると言わなかったのか。そして、なぜ私がフィードバックを与えたタイミングで言うのか。本当に理解ができません。<br /><br />このことがあってから怒りが溢れて、その後、三連休だったのですが、夜も眠れない日が二日ほど続きました。よくないですね。<br /><br />そこで思ったのです。樺沢先生も仰っているように「健康が第一である」ということです。<br /><br /><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z328ND5?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/416WXGUqt4L._SL75_.jpg" alt="精神科医が見つけた 3つの幸福 - 樺沢紫苑"></a><br><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B08Z328ND5?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">精神科医が見つけた 3つの幸福 - 樺沢紫苑</a><br /><br />私の非効果的な考え方のせいで、私の体が痛んでいる。普段、健康なものを食べたり、運動をしたり、体のケアをするくせに、自分の考えに対しては、全く対策を打てていない。仕事でのイベントはもう起きてしまったので、どうしようもない。仕方ない。終わったことを何度も何度も反芻をして、怒りを生み出し、ストレスを作り、自分をいじめている。夜も眠れない。これでは体が可哀想です。体のためにも適切な考え方をする必要があります。<br /><br />感謝の気持ちは体の健康に良いとわかっています。<br /><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/410QAnDqR1L._SL75_.jpg" alt="GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 - スコット・アラン, 弓場隆"></a><br><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF4MF2MG?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">GRATITUDE (グラティチュード) 毎日を好転させる感謝の習慣 - スコット・アラン, 弓場隆</a><br /><br />ですので、自分の考え方を、自分の健康のためにフルに使う必要があります。仕事は大事ですが、健康と家族はもっと大切です。樺沢先生がいうようにこの二つが幸せのコアです。野球の打撃で言うのであれば、これが下半身です。土台となります。これが強固にできてから、スイングの軌道やスピードといった事項を強化できます。仕事のストレスで、コアを弱めることは良いとは言えません。しっかりとした考え方を持って、健康と家族を守りたいと思います。<a name="more"></a>

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]]></content:encoded>
            <category>日記</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/517770119</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/517657766.html</link>
      <title>副交感神経を優位にする</title>
      <pubDate>Sat, 16 Aug 2025 14:48:36 +0900</pubDate>
            <description>もうすぐで夏の3週間連休も終わろうとしています。「連休」とはいえ、研究者にはグラントの締め切りが待っています。私の場合、仕事の時間は早朝4時から家族が起きる8時まで。そこが一日の勝負どころです。日中は、障害のある三つ子のうち2人の男の子の世話に追われます。先日も、グラントの一部に関する質問に急いで答えながら、大声で泣き続ける2人をあやし、さらに残りの子どもたちの昼食を作る。。。そんな同時進行がありました。妻は心のトラウマ治療のセッションを受ける必要があり、この連休中は私がほぼ..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
もうすぐで夏の3週間連休も終わろうとしています。
「連休」とはいえ、研究者にはグラントの締め切りが待っています。私の場合、仕事の時間は早朝4時から家族が起きる8時まで。そこが一日の勝負どころです。

日中は、障害のある三つ子のうち2人の男の子の世話に追われます。先日も、グラントの一部に関する質問に急いで答えながら、大声で泣き続ける2人をあやし、さらに残りの子どもたちの昼食を作る。。。そんな同時進行がありました。妻は心のトラウマ治療のセッションを受ける必要があり、この連休中は私がほぼ一人で子供の世話をしています。

正直、苛立ちが募るのを感じました。自分より恵まれた家庭環境にある他の研究者のことを思って余計に腹が立つ。子どもをあやしても効果はなく、グラントに集中しても質が下がる。そんな悪循環に陥り、「なんとか心を落ち着けたい」と思いました。

そこで意識したのが、副交感神経です。私の研究分野でもある自然セラピーやコンパッションと副交感神経の関係がよく調査されていますが、自分の生活で直接意識を向けることはほとんどありませんでした。

そんな時に手に取ったのが小林弘幸先生の『「ゆっくり動く」と人生が変わる』（<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B00B3NZ2S8?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/414t718FZWL._SL500_.jpg" alt="&#x300C;&#x3086;&#x3063;&#x304F;&#x308A;&#x52D5;&#x304F;&#x300D;&#x3068;&#x4EBA;&#x751F;&#x304C;&#x5909;&#x308F;&#x308B; &#x526F;&#x4EA4;&#x611F;&#x795E;&#x7D4C;&#x30A2;&#x30C3;&#x30D7;&#x3067;&#x3001;&#x5FC3;&#x3068;&#x4F53;&#x306E;&#x300C;&#x4E0D;&#x8ABF;&#x300D;&#x304C;&#x6D88;&#x3048;&#x308B;&#xFF01; - &#x5C0F;&#x6797; &#x5F18;&#x5E78;"></a><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B00B3NZ2S8?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">「ゆっくり動く」と人生が変わる 副交感神経アップで、心と体の「不調」が消える！ - 小林 弘幸</a>）。

まだ読み途中ですが、「ゆっくり動くこと」の大切さを学んでいます。パニックになったりストレスを感じる時、自分は決まって早く動いている――そのことに気づかされました。

先日、東京大学とオックスフォード大学で研究をされている上田泰己先生とお話する機会がありました。私の電気自動車の充電の都合で、予定していたランチをキャンセルしてディナーに変更していただいたのですが、先生は「大丈夫ですよ」と気さくに対応され、まったく余裕を失わない。その姿に「これが本当に賢い人だ」と感じました。小林先生の本のタイトルを見た時、自然と上田先生のことを思い出しました。

結局、大事なのは「余裕を持つこと」だと思います。対人関係においては、相手が緊張している・切羽詰まっていることを見ることで、自分は尊敬されていると思うような人もいますが、本当に一流の人はそんなことに快感を覚えません。それよりも、会話や研究を深め、新しい知を生み出すことにエネルギーを注いでいます。学びは楽しく、心をリラックスさせるもの。そこに集中する方がずっと建設的です。

私自身、交感神経と副交感神経のバランスが崩れていることに気づきました。このままでは良い成果は生まれにくい。だからこそ、副交感神経をサポートする生活を意識しようと思います。

具体的には、毎朝15分の森の中でのジョギング、その後の公園の野外ジムでの腹筋や懸垂。休日にはギターを弾いて歌う。こうした活動は副交感神経を優位にすると言われています。まだまだ実践の途中ですが、意識して増やしていきたいと思います。

仕事も家庭もデマンドは大きい。それでも、ゆっくり動き、余裕を持ち、副交感神経を整える。やっていこうと思います。<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
もうすぐで夏の3週間連休も終わろうとしています。<br />「連休」とはいえ、研究者にはグラントの締め切りが待っています。私の場合、仕事の時間は早朝4時から家族が起きる8時まで。そこが一日の勝負どころです。<br /><br />日中は、障害のある三つ子のうち2人の男の子の世話に追われます。先日も、グラントの一部に関する質問に急いで答えながら、大声で泣き続ける2人をあやし、さらに残りの子どもたちの昼食を作る。。。そんな同時進行がありました。妻は心のトラウマ治療のセッションを受ける必要があり、この連休中は私がほぼ一人で子供の世話をしています。<br /><br />正直、苛立ちが募るのを感じました。自分より恵まれた家庭環境にある他の研究者のことを思って余計に腹が立つ。子どもをあやしても効果はなく、グラントに集中しても質が下がる。そんな悪循環に陥り、「なんとか心を落ち着けたい」と思いました。<br /><br />そこで意識したのが、副交感神経です。私の研究分野でもある自然セラピーやコンパッションと副交感神経の関係がよく調査されていますが、自分の生活で直接意識を向けることはほとんどありませんでした。<br /><br />そんな時に手に取ったのが小林弘幸先生の『「ゆっくり動く」と人生が変わる』（<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B00B3NZ2S8?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/414t718FZWL._SL500_.jpg" alt="「ゆっくり動く」と人生が変わる 副交感神経アップで、心と体の「不調」が消える！ - 小林 弘幸"></a><br><a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/B00B3NZ2S8?tag=mychinesestud-22&amp;linkCode=osi&amp;th=1&amp;psc=1">「ゆっくり動く」と人生が変わる 副交感神経アップで、心と体の「不調」が消える！ - 小林 弘幸</a>）。<br /><br />まだ読み途中ですが、「ゆっくり動くこと」の大切さを学んでいます。パニックになったりストレスを感じる時、自分は決まって早く動いている――そのことに気づかされました。<br /><br />先日、東京大学とオックスフォード大学で研究をされている上田泰己先生とお話する機会がありました。私の電気自動車の充電の都合で、予定していたランチをキャンセルしてディナーに変更していただいたのですが、先生は「大丈夫ですよ」と気さくに対応され、まったく余裕を失わない。その姿に「これが本当に賢い人だ」と感じました。小林先生の本のタイトルを見た時、自然と上田先生のことを思い出しました。<br /><br />結局、大事なのは「余裕を持つこと」だと思います。対人関係においては、相手が緊張している・切羽詰まっていることを見ることで、自分は尊敬されていると思うような人もいますが、本当に一流の人はそんなことに快感を覚えません。それよりも、会話や研究を深め、新しい知を生み出すことにエネルギーを注いでいます。学びは楽しく、心をリラックスさせるもの。そこに集中する方がずっと建設的です。<br /><br />私自身、交感神経と副交感神経のバランスが崩れていることに気づきました。このままでは良い成果は生まれにくい。だからこそ、副交感神経をサポートする生活を意識しようと思います。<br /><br />具体的には、毎朝15分の森の中でのジョギング、その後の公園の野外ジムでの腹筋や懸垂。休日にはギターを弾いて歌う。こうした活動は副交感神経を優位にすると言われています。まだまだ実践の途中ですが、意識して増やしていきたいと思います。<br /><br />仕事も家庭もデマンドは大きい。それでも、ゆっくり動き、余裕を持ち、副交感神経を整える。やっていこうと思います。<a name="more"></a>

]]><![CDATA[
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            <category>読書</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/517657766</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/517144393.html</link>
      <title>田中渓さんに刺激を受けて</title>
      <pubDate>Sun, 27 Jul 2025 14:22:24 +0900</pubDate>
            <description>元ゴールドマンサックスの田中渓さんのユーチューブ動画をたまたま見ました。そこで田中さんが毎日朝３：４５に起きて、運動をしたりしているのを聞いて、非常にいいなと感じました。その後、田中さんの著書『億までの人　億からの人』も読みました。【DIGEST】億を稼ぐ7つのマインドセット／元ゴールドマンサックス投資部門のトップが教える富裕層の時間活用術／金融より学ぶべき損失回避バイアスそして、我が家は障害を持つ子供がいたりと、バタバタですが、それでも私もできる範囲で朝早く起きて、仕事など..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
元ゴールドマンサックスの田中渓さんのユーチューブ動画をたまたま見ました。そこで田中さんが毎日朝３：４５に起きて、運動をしたりしているのを聞いて、非常にいいなと感じました。その後、田中さんの著書『<a href="https://amzn.to/4f5iH0e" target="_blank">億までの人　億からの人</a>』も読みました。
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=dWDClxovf_E&amp;external_video_config=width%3D320%26height%3D240">【DIGEST】億を稼ぐ7つのマインドセット／元ゴールドマンサックス投資部門のトップが教える富裕層の時間活用術／金融より学ぶべき損失回避バイアス</a>

そして、我が家は障害を持つ子供がいたりと、バタバタですが、それでも私もできる範囲で朝早く起きて、仕事などに取り掛かろうと決意してから、３ヶ月くらい経とうとしています。

そして、その効果は絶大です。ただ夜する作業を朝にするだけじゃないの？と思っていましたが、朝の時間の効率がすごく良くて、また一日をすごい充実した気分で過ごすことができます。

平日は子供の学校への見送りがあるので、公園ジョギングとワークアウト（腹筋80回 x 2セット、側筋それぞれ30回、レッグリフト30回、懸垂40回、ディップス30回）は見送りの後にします。週末は朝起きたらすぐに公園ジョギングとワークアウトをします。

また田中さんもおっしゃっていますが、習慣なので考えることとかではなく、ただやることが大事だと思います。これは野球のイチローさんもおっしゃっていたことで、朝歯を磨くのと同じようにトレーニングをするということです。この習慣については以前読んだ『<a href="https://amzn.to/4mc2Zmi" target="_blank">ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣</a>』が非常に良かったです。習慣が人を作るんだと思います。だから良い習慣を作ると良い人ができる。毎日１％の改善をする。そのような教えがあり、勉強になりました。

このように書いていくことは大事だと思います。そうじゃないと忘れてしまう。今、ジェームズ・クリアーさんの本のことを書きましたが、この本を書く予定なんて、このブログ記事を書きはじめたときはなかったんです。でも書きながら思いついて、これは書いておこうと感じました。

田中さんに影響を受けてから、朝早く起きて、充実した生活をしているのですが、これも書き留めておこうということで、先日、どのような一日かを時間ごとに記録してみました。

240625
3:00 半起き。窓を開ける。再び寝る。
4:44 フクロウの声で目覚める。
4:50 洗われた食器戻す
5:04 スムージー
5:05 自然にあいさつ
5:07 グラントを書く
7:10 ボーイズ起きる
8:10 他の子供２人の準備
8:30 登校
8:45 ランと筋トレ
9:05 シャワーと冷水シャワー
9:15 家出る
9:20 娘の忘れ物を学校に届ける
9:50 大学着。今日はカンファレンス
11:30 エドと休憩
12:00 学際的アプローチに関するディスカッション
13:00 エドとルーシーとランチ
13:40 QMCへ移動
15:00 子供を迎えに行く
15:35 なんとか間に合う
15:45 帰宅しお茶を沸かす
16:00 博士号学生のミーティング
17:00 ボーイズと自分の夕食
18:00 ボーイズと自分の入浴
19:00 オランダ語の勉強
19:45 ストレッチ
20:10 ボーイズの薬とオムツ交換
20:20 アイフォンからメール返信
21:00 娘と長男と共に寝る準備をする

このあとは時計を見ずに寝る。

このような生活をしています。田中渓さんは朝３：４５に起きるのを6年間以上、毎日継続されている。仕事があるないに関わらず、また雨の日でも朝のトレーニングを継続する。本当にすごいと思います。こういうのって、理由なくていいと思います。ただただやっていく。それに尽きると思います。

と、このブログらしからぬ、私の生活とか思いを書いたのですが、こういうことももっとやっていきたいと考えています。

今の大学の職場では、イギリスの労働文化でしょうか、このように頑張ることに対して、話してもあまり理解されないという印象があります。こうした生活をすると、やりすぎだとか、一つのグラントに対する質が落ちるとか、ライフワークバランスを考えろとか、色々言われます。そうしたことを間に受けて、ここ３年ほどは、頑張るペースを自分が心地よく感じるところからかなり下げてやってきましたが、職場では良くやっていると言われるが、全然充実感がなかったです。そんな時に田中さんを見て、「そうやんな」と強く思いました。

人生の時間は限られているので、また、私があと働ける年数も少なくなっているので、自分が思うように頑張ったらええねんと思っています。

刺激的な仲間が欲しいと思っているので、コメントなどあればお気軽にお願いいたします。今日も今、朝の６：２０。まだ子供が起きてくるまで時間があるので、それまで論文を仕上げたいと思います。


<a></a>

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      <content:encoded><![CDATA[
元ゴールドマンサックスの田中渓さんのユーチューブ動画をたまたま見ました。そこで田中さんが毎日朝３：４５に起きて、運動をしたりしているのを聞いて、非常にいいなと感じました。その後、田中さんの著書『<a href="https://amzn.to/4f5iH0e" target="_blank">億までの人　億からの人</a>』も読みました。<br /><script type="text/javascript">extVideoConfig = {"width":"320","url":"https://www.youtube.com/watch?v=dWDClxovf_E","height":"240"};</script><script type="text/javascript" src="https://blog.seesaa.jp/contents/js/external_video.js"></script><br /><br />そして、我が家は障害を持つ子供がいたりと、バタバタですが、それでも私もできる範囲で朝早く起きて、仕事などに取り掛かろうと決意してから、３ヶ月くらい経とうとしています。<br /><br />そして、その効果は絶大です。ただ夜する作業を朝にするだけじゃないの？と思っていましたが、朝の時間の効率がすごく良くて、また一日をすごい充実した気分で過ごすことができます。<br /><br />平日は子供の学校への見送りがあるので、公園ジョギングとワークアウト（腹筋80回 x 2セット、側筋それぞれ30回、レッグリフト30回、懸垂40回、ディップス30回）は見送りの後にします。週末は朝起きたらすぐに公園ジョギングとワークアウトをします。<br /><br />また田中さんもおっしゃっていますが、習慣なので考えることとかではなく、ただやることが大事だと思います。これは野球のイチローさんもおっしゃっていたことで、朝歯を磨くのと同じようにトレーニングをするということです。この習慣については以前読んだ『<a href="https://amzn.to/4mc2Zmi" target="_blank">ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣</a>』が非常に良かったです。習慣が人を作るんだと思います。だから良い習慣を作ると良い人ができる。毎日１％の改善をする。そのような教えがあり、勉強になりました。<br /><br />このように書いていくことは大事だと思います。そうじゃないと忘れてしまう。今、ジェームズ・クリアーさんの本のことを書きましたが、この本を書く予定なんて、このブログ記事を書きはじめたときはなかったんです。でも書きながら思いついて、これは書いておこうと感じました。<br /><br />田中さんに影響を受けてから、朝早く起きて、充実した生活をしているのですが、これも書き留めておこうということで、先日、どのような一日かを時間ごとに記録してみました。<br /><br />240625<br />3:00 半起き。窓を開ける。再び寝る。<br />4:44 フクロウの声で目覚める。<br />4:50 洗われた食器戻す<br />5:04 スムージー<br />5:05 自然にあいさつ<br />5:07 グラントを書く<br />7:10 ボーイズ起きる<br />8:10 他の子供２人の準備<br />8:30 登校<br />8:45 ランと筋トレ<br />9:05 シャワーと冷水シャワー<br />9:15 家出る<br />9:20 娘の忘れ物を学校に届ける<br />9:50 大学着。今日はカンファレンス<br />11:30 エドと休憩<br />12:00 学際的アプローチに関するディスカッション<br />13:00 エドとルーシーとランチ<br />13:40 QMCへ移動<br />15:00 子供を迎えに行く<br />15:35 なんとか間に合う<br />15:45 帰宅しお茶を沸かす<br />16:00 博士号学生のミーティング<br />17:00 ボーイズと自分の夕食<br />18:00 ボーイズと自分の入浴<br />19:00 オランダ語の勉強<br />19:45 ストレッチ<br />20:10 ボーイズの薬とオムツ交換<br />20:20 アイフォンからメール返信<br />21:00 娘と長男と共に寝る準備をする<br /><br />このあとは時計を見ずに寝る。<br /><br />このような生活をしています。田中渓さんは朝３：４５に起きるのを6年間以上、毎日継続されている。仕事があるないに関わらず、また雨の日でも朝のトレーニングを継続する。本当にすごいと思います。こういうのって、理由なくていいと思います。ただただやっていく。それに尽きると思います。<br /><br />と、このブログらしからぬ、私の生活とか思いを書いたのですが、こういうことももっとやっていきたいと考えています。<br /><br />今の大学の職場では、イギリスの労働文化でしょうか、このように頑張ることに対して、話してもあまり理解されないという印象があります。こうした生活をすると、やりすぎだとか、一つのグラントに対する質が落ちるとか、ライフワークバランスを考えろとか、色々言われます。そうしたことを間に受けて、ここ３年ほどは、頑張るペースを自分が心地よく感じるところからかなり下げてやってきましたが、職場では良くやっていると言われるが、全然充実感がなかったです。そんな時に田中さんを見て、「そうやんな」と強く思いました。<br /><br />人生の時間は限られているので、また、私があと働ける年数も少なくなっているので、自分が思うように頑張ったらええねんと思っています。<br /><br />刺激的な仲間が欲しいと思っているので、コメントなどあればお気軽にお願いいたします。今日も今、朝の６：２０。まだ子供が起きてくるまで時間があるので、それまで論文を仕上げたいと思います。<br /><br /><br /><a name="more"></a>

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            <category>日記</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/517144393</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/515624238.html</link>
      <title>英国政府が定めるオンライン健康サービスの基準〜ユーザー中心の医療・福祉サービスをつくるために〜</title>
      <pubDate>Mon, 26 May 2025 14:38:24 +0900</pubDate>
            <description>NHS（英国国民保健サービス）は、オンライン健康サービスの質と信頼性を高めるために、14の基本原則と3つの追加原則を提示しています。ここではその概要と、実践のヒントを紹介します。1. ユーザーとそのニーズを理解するユーザーの臨床的・実用的・感情的なニーズや能力を理解することから始めましょう。ユーザーが何を経験しているのかどんな問題を解決しようとしているのか提供するサービスのシステムや流れは適切か2. ユーザーの課題を全体的に捉えるサービスが、ユーザーのヘルスケア・ジャーニーの..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
NHS（英国国民保健サービス）は、オンライン健康サービスの質と信頼性を高めるために、14の基本原則と3つの追加原則を提示しています。ここではその概要と、実践のヒントを紹介します。

1. ユーザーとそのニーズを理解する
ユーザーの臨床的・実用的・感情的なニーズや能力を理解することから始めましょう。

ユーザーが何を経験しているのか

どんな問題を解決しようとしているのか

提供するサービスのシステムや流れは適切か

2. ユーザーの課題を全体的に捉える
サービスが、ユーザーのヘルスケア・ジャーニーの中でどんな役割を果たすのか考えます。

問題全体を解決する視点を持つ

他サービスとの連携や補完性を考慮する

〓︎ ポイント2・3について： 実際にやるべきことを確認しましょう。

3. チャネルを超えた一貫性ある体験を提供する
部門や組織の枠を超え、ユーザーがどの手段でアクセスしても同じ体験ができるように設計しましょう。

4. 使いやすさを最優先する
ユーザーが迷わず・失敗せずに使えるように。

ユーザーテストを実施する

シンプルで直感的な設計にする

「最初の一回」で成功する体験を目指す

〓︎ ポイント4について： 改善のポイントを見直しましょう。

5. 誰もが使えるサービスにする
すべての人がアクセスできるよう、身体的・精神的・社会的・文化的な多様性に配慮します。

デジタルデバイドへの対応

スタッフも含めた全ユーザーにとってのアクセシビリティ

〓︎ ポイント5について： 包括性をどう確保するか確認しましょう。

6. 多様なチームを構成する
さまざまなスキルや視点を持つ人材を確保し、ユーザーの変化にすばやく対応できるチーム体制を作ります。

〓︎ ポイント6について： チームの構成を見直しましょう。

7. アジャイルに働く
小さく始めて、素早く回す。アジャイルな原則・ツール・体制を取り入れましょう。

〓︎ ポイント7について： チームに適した仕組みを整えましょう。

8. 反復と改善を継続する
常に改善を意識し、小さなアップデートを積み重ねる文化を育てましょう。

〓︎ ポイント8について： 改善の余地を見つけましょう。

9. プライバシーと機密性を守る
ユーザーのデータを扱う際は、セキュリティや法的リスクを明確に管理します。必要に応じて専門家の助言を。

〓︎ ポイント9について： セキュリティ対策を再確認しましょう。

10. 成功の定義と評価を明確にする
サービスの目標を明確に定義し、成果を測定する指標を選びましょう。

〓︎ ポイント10について： 成果をどう可視化するか検討しましょう。

11. 適切な技術とツールを選ぶ
持続可能かつ将来的に柔軟性のある技術を選びましょう。無理に複雑なものを使う必要はありません。

〓︎ ポイント11について： 技術選定の根拠を明確にしましょう。

12. 新しいコードはオープンにする
新たに作成したソースコードは、再利用可能かつライセンス付きで公開しましょう。公開できない理由がある場合は正当な説明を。

〓︎ ポイント12について： 公開範囲の確認をしましょう。

13. オープンスタンダードと共通パターンを使う
既に信頼されているGOV.UKやNHSのパターンを活用し、不足している場合は新しい標準を提案する。

〓︎ ポイント13について： 適切なパターンの採用状況を確認しましょう。

14. 信頼性の高いサービスを提供する
365日24時間利用されるサービスであることを意識し、ダウンタイムの最小化と対応計画を用意しておきましょう。

〓︎ ポイント14について： 緊急時の対応計画を再確認しましょう。

ヘルス＆ソーシャルケア向けの追加3原則
15. ケアの文化を支える
NHSのサービスは、患者・市民・スタッフ全員が大切にされていると感じられるケア文化を提供することが求められます。

〓︎ ポイント15について： 思いやりの可視化を意識しましょう。

16. 臨床的に安全なサービスをつくる
デジタルサービスによって害を及ぼさないことが第一。安全性を意識した設計・運用を。

〓︎ ポイント16について： リスク管理体制を整えましょう。

参照
https://service-manual.nhs.uk/standards-and-technology

<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
NHS（英国国民保健サービス）は、オンライン健康サービスの質と信頼性を高めるために、14の基本原則と3つの追加原則を提示しています。ここではその概要と、実践のヒントを紹介します。<br /><br /><strong>1. ユーザーとそのニーズを理解する</strong><br />ユーザーの臨床的・実用的・感情的なニーズや能力を理解することから始めましょう。<br /><br />ユーザーが何を経験しているのか<br /><br />どんな問題を解決しようとしているのか<br /><br />提供するサービスのシステムや流れは適切か<br /><br /><strong>2. ユーザーの課題を全体的に捉える</strong><br />サービスが、ユーザーのヘルスケア・ジャーニーの中でどんな役割を果たすのか考えます。<br /><br />問題全体を解決する視点を持つ<br /><br />他サービスとの連携や補完性を考慮する<br /><br />〓︎ ポイント2・3について： 実際にやるべきことを確認しましょう。<br /><br /><strong>3. チャネルを超えた一貫性ある体験を提供する</strong><br />部門や組織の枠を超え、ユーザーがどの手段でアクセスしても同じ体験ができるように設計しましょう。<br /><br /><strong>4. 使いやすさを最優先する</strong><br />ユーザーが迷わず・失敗せずに使えるように。<br /><br />ユーザーテストを実施する<br /><br />シンプルで直感的な設計にする<br /><br />「最初の一回」で成功する体験を目指す<br /><br />〓︎ ポイント4について： 改善のポイントを見直しましょう。<br /><br /><strong>5. 誰もが使えるサービスにする</strong><br />すべての人がアクセスできるよう、身体的・精神的・社会的・文化的な多様性に配慮します。<br /><br />デジタルデバイドへの対応<br /><br />スタッフも含めた全ユーザーにとってのアクセシビリティ<br /><br />〓︎ ポイント5について： 包括性をどう確保するか確認しましょう。<br /><br /><strong>6. 多様なチームを構成する</strong><br />さまざまなスキルや視点を持つ人材を確保し、ユーザーの変化にすばやく対応できるチーム体制を作ります。<br /><br />〓︎ ポイント6について： チームの構成を見直しましょう。<br /><br /><strong>7. アジャイルに働く</strong><br />小さく始めて、素早く回す。アジャイルな原則・ツール・体制を取り入れましょう。<br /><br />〓︎ ポイント7について： チームに適した仕組みを整えましょう。<br /><br /><strong>8. 反復と改善を継続する</strong><br />常に改善を意識し、小さなアップデートを積み重ねる文化を育てましょう。<br /><br />〓︎ ポイント8について： 改善の余地を見つけましょう。<br /><br /><strong>9. プライバシーと機密性を守る</strong><br />ユーザーのデータを扱う際は、セキュリティや法的リスクを明確に管理します。必要に応じて専門家の助言を。<br /><br />〓︎ ポイント9について： セキュリティ対策を再確認しましょう。<br /><br /><strong>10. 成功の定義と評価を明確にする</strong><br />サービスの目標を明確に定義し、成果を測定する指標を選びましょう。<br /><br />〓︎ ポイント10について： 成果をどう可視化するか検討しましょう。<br /><br /><strong>11. 適切な技術とツールを選ぶ</strong><br />持続可能かつ将来的に柔軟性のある技術を選びましょう。無理に複雑なものを使う必要はありません。<br /><br />〓︎ ポイント11について： 技術選定の根拠を明確にしましょう。<br /><br /><strong>12. 新しいコードはオープンにする</strong><br />新たに作成したソースコードは、再利用可能かつライセンス付きで公開しましょう。公開できない理由がある場合は正当な説明を。<br /><br />〓︎ ポイント12について： 公開範囲の確認をしましょう。<br /><br /><strong>13. オープンスタンダードと共通パターンを使う</strong><br />既に信頼されているGOV.UKやNHSのパターンを活用し、不足している場合は新しい標準を提案する。<br /><br />〓︎ ポイント13について： 適切なパターンの採用状況を確認しましょう。<br /><br /><strong>14. 信頼性の高いサービスを提供する</strong><br />365日24時間利用されるサービスであることを意識し、ダウンタイムの最小化と対応計画を用意しておきましょう。<br /><br />〓︎ ポイント14について： 緊急時の対応計画を再確認しましょう。<br /><br />ヘルス＆ソーシャルケア向けの追加3原則<br /><strong>15. ケアの文化を支える</strong><br />NHSのサービスは、患者・市民・スタッフ全員が大切にされていると感じられるケア文化を提供することが求められます。<br /><br />〓︎ ポイント15について： 思いやりの可視化を意識しましょう。<br /><br /><strong>16. 臨床的に安全なサービスをつくる</strong><br />デジタルサービスによって害を及ぼさないことが第一。安全性を意識した設計・運用を。<br /><br />〓︎ ポイント16について： リスク管理体制を整えましょう。<br /><br />参照<br /><a href="https://service-manual.nhs.uk/standards-and-technology" target="_blank">https://service-manual.nhs.uk/standards-and-technology</a><br /><br /><a name="more"></a>

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            <category>読書</category>
      <author>ヤス</author>
      <guid isPermaLink="false">blog:https://blog.seesaa.jp,kokoronorikutsu/515624238</guid>
                </item>
        <item>
      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/509923679.html</link>
      <title>メンタルヘルス革新としてのリカバリーカレッジ</title>
      <pubDate>Sat, 01 Feb 2025 19:06:06 +0900</pubDate>
            <description>メンタルヘルスのコミュニティ間では、精神疾患からの回復にはネガティブ症状から回復する以上のものが含まれるという理解がある。実際、精神疾患を持つ人々は、コミュニティーの中で意義深く、自律的で、力を与えられた生活を送ることを回復の定義とすることが多い。しかし、失業率の高さ、教育達成率の低さ、社会的烙印、社会的排除など、多くの不平等を経験し続けている。リカバリーカレッジは、精神疾患を持つ人々の回復を支援し、こうした不平等に対処することを目的とした新しい取り組みである。最初のリカバリ..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
メンタルヘルスのコミュニティ間では、精神疾患からの回復にはネガティブ症状から回復する以上のものが含まれるという理解がある。実際、精神疾患を持つ人々は、コミュニティーの中で意義深く、自律的で、力を与えられた生活を送ることを回復の定義とすることが多い。しかし、失業率の高さ、教育達成率の低さ、社会的烙印、社会的排除など、多くの不平等を経験し続けている。

リカバリーカレッジは、精神疾患を持つ人々の回復を支援し、こうした不平等に対処することを目的とした新しい取り組みである。最初のリカバリーカレッジは1990年代に米国で誕生し、過去10年間に世界中で適応され、実施されてきたモデルである。2009年にはロンドンに最初のリカバリーカレッジが開校し、現在では英国内に70以上のリカバリーカレッジがある。リカバリーカレッジは現在、香港、イタリア、スリランカ、イスラエル、日本、オランダを含む20カ国以上に存在する。さらに、研究、知識交換、理解を促進するために、リカバリーカレッジの国際的な実践コミュニティが設立されている。

いくつかの記述的研究は、リカバリーカレッジの定義的特徴、中核的価値観、中心的特徴を検証している。これらはほとんどが単一拠点での事例研究であり、２つの系統的な文献レビューにおいて、共通するテーマについて比較されている。これらの研究は、リカバリーカレッジに共通するいくつかの中心的特徴を示している。

第一に、リカバリーカレッジは、臨床モデルや治療モデルではなく、成人教育の理論と実践に基づいている傾向がある。そのため、登録、入学、学期カリキュラム、常勤スタッフ、臨時教員、1年サイクルの授業など、成人教育カレッジの中核的な特徴の多くを備えている。受講者は学生であり（患者、顧客、サービス利用者ではない）、真剣な学習の場となるよう努め ている。そのため、一部のカレッジは、物理的に主流の成人教育機関（例：アイルランドのメイヨー・リカバリー・カレッジ）や高等教育の場（例：ボストン大学リカバリー教育プログラム）に設置されている。

第二に、個々の学生がそれぞれの状況に合わせて調整できるよう、さまざまな教育コースを提供している。これらのコースは、（広義の）回復の様々な側面を育むことができる新しいスキルを学生に身につけさせることに重点を置いていることが多い5, 6。これには、疾病管理、セルフケア、身体的健康などの健康関連要因に関するコースや、ライフスキル、雇用、情報技術などに関するコースが含まれる。

第三に、リカバリーカレッジの特徴は、大学生活のあらゆる側面に回復者（ピア）が有意義に関与していることである。ピアは、単独で、あるいは他の専門家と共同で、コースの教師として採用されることが多い。これは共同実施として知られている。ピアはまた、大学のガバナンスや経営にも頻繁に関与しており、カリキュラム、構造、人員配置、全体的な理念に関する決定に対して強い意見を持っている。このような専門家とピアとのコラボレーションは、共同制作として知られている。共同提供と共同制作を重視することで、リカバリーカレッジは従来の教育実践とは一線を画している。

リカバリーカレッジは、公的な医療サービス、非営利団体や企業の寄付、政府の雇用や教育部門など、さまざまな組織から運営資金を受けている。既存の記述的な文献によれば、リカバリーカレッジの物理的な場所はかなり異なっている。地域社会にあるもの（例：カナダのカルガリー・リカバリー・カレッジ）もあれば、病院や精神保健サービスの中にあるもの（例：ウガンダのブタビカ・リカバリー・カレッジ）もある。また、オンライン・リカバリー・カレッジ（例：https://lms.recoverycollegeonline.co.uk/）のような新しいモデルも登場している。このような多様性を考えると、異なる資金調達やサービス提供モデルを比較する研究が必要である。

現在のところ、リカバリーカレッジは学生に人気があり、大学での経験が回復に有益であることが示されている。さらに、リカバリーカレッジは、既存のサービスに魅力を感じない人々にも参加してもらうことができ、自尊心、自己理解、自信を含むいくつかの領域における自己報告による改善と関連している。さらに、学生たちは、職業的、社会的、サービス利用の結果にも良い影響を与えたと報告している。

実際、リカバリーカレッジは、学生の就労に役立つ新たなスキルを身につけさせる可能性があるが、雇用成果への具体的な影響を検証した定量的研究はほとんどない。興味深いことに、最近の実証研究によれば、リカバリーカレッジは、メンタルヘルススタッフの態度にプラスの影響を与え、医療・社会サービス制度におけるスティグマを減らし、より広い社会におけるインクルーシブを高めることで、学生以外にも有益な影響を与える可能性があることが示されている。

リカバリーカレッジを検討する研究や評価は拡大しており、カナダやイギリスなどで進行中の研究がある。とはいえ、既存の研究のほとんどは、非対照、シングルケース、またはレトロスペクティブなデザインである。厳密な定量的研究も不足しており、無作為化試験も行われていない。しかし、この状況は急速に変わりつつある。最近の厳密な研究では、回復期の大学生を対象とした大規模サンプルのメンタルヘルスサービス利用を分析するために、ビフォーアフター管理デザインを用いた。

同様に、英国の39大学の研究では、修正可能な要素と修正不可能な要素を評価するために、リカバリーカレッジ実施チェックリストとフィデリティ尺度（researchintorecovery.com/recollectで入手可能）を開発し、心理測定学的に検証した5。この研究は、教育的アプローチと共同制作の利用がリカバリーカレッジの基礎であることを確認した。重要なことは、ほとんどの研究がイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった高所得の英語圏で行われていることである。

まとめると、リカバリーカレッジは、精神保健システムをより回復志向のものにしようとする国際的な動きを具体的に示すものである。リカバリーカレッジは、回復をめぐる理論とエビデンスの多くを実践する先駆的な介入である。第一に、リカバリーカレッジは、高い社会的排除率の一因となっている機能的・教育的欠陥に学生が対処するのを助けることができる。第二に、セルフケアのテクニックを学生に身につけさせ、自分の病気をうまく管理し、自分の人生をコントロールできるように促すことができる。第三に、リカバリーカレッジは、経験による専門家（ピア）と訓練による専門家（臨床家）の効果的なパートナーシップに基づいている。したがって、リカバリーカレッジは、個々の学生の回復を促進するだけでなく、より広範なサービスの変化を触媒し、社会のスティグマを軽減する可能性を秘めている。

結論として、リカバリーカレッジは、現在の薬理学的・心理学的介入とは全く異なるものを提供する。リカバリーカレッジには熱狂的な支持者がいるが、 成果への影響に関する厳密な証拠が不足している。特に、臨床的アウトカムやサービス利用アウトカムと同様に、社会的・機能的アウトカムへの影響を評価する無作為化比較試験が必要である。

参照
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.20620
<a></a>

]]></itunes:summary>
      <content:encoded><![CDATA[
メンタルヘルスのコミュニティ間では、精神疾患からの回復にはネガティブ症状から回復する以上のものが含まれるという理解がある。実際、精神疾患を持つ人々は、コミュニティーの中で意義深く、自律的で、力を与えられた生活を送ることを回復の定義とすることが多い。しかし、失業率の高さ、教育達成率の低さ、社会的烙印、社会的排除など、多くの不平等を経験し続けている。<br /><br />リカバリーカレッジは、精神疾患を持つ人々の回復を支援し、こうした不平等に対処することを目的とした新しい取り組みである。最初のリカバリーカレッジは1990年代に米国で誕生し、過去10年間に世界中で適応され、実施されてきたモデルである。2009年にはロンドンに最初のリカバリーカレッジが開校し、現在では英国内に70以上のリカバリーカレッジがある。リカバリーカレッジは現在、香港、イタリア、スリランカ、イスラエル、日本、オランダを含む20カ国以上に存在する。さらに、研究、知識交換、理解を促進するために、リカバリーカレッジの国際的な実践コミュニティが設立されている。<br /><br />いくつかの記述的研究は、リカバリーカレッジの定義的特徴、中核的価値観、中心的特徴を検証している。これらはほとんどが単一拠点での事例研究であり、２つの系統的な文献レビューにおいて、共通するテーマについて比較されている。これらの研究は、リカバリーカレッジに共通するいくつかの中心的特徴を示している。<br /><br />第一に、リカバリーカレッジは、臨床モデルや治療モデルではなく、成人教育の理論と実践に基づいている傾向がある。そのため、登録、入学、学期カリキュラム、常勤スタッフ、臨時教員、1年サイクルの授業など、成人教育カレッジの中核的な特徴の多くを備えている。受講者は学生であり（患者、顧客、サービス利用者ではない）、真剣な学習の場となるよう努め ている。そのため、一部のカレッジは、物理的に主流の成人教育機関（例：アイルランドのメイヨー・リカバリー・カレッジ）や高等教育の場（例：ボストン大学リカバリー教育プログラム）に設置されている。<br /><br />第二に、個々の学生がそれぞれの状況に合わせて調整できるよう、さまざまな教育コースを提供している。これらのコースは、（広義の）回復の様々な側面を育むことができる新しいスキルを学生に身につけさせることに重点を置いていることが多い5, 6。これには、疾病管理、セルフケア、身体的健康などの健康関連要因に関するコースや、ライフスキル、雇用、情報技術などに関するコースが含まれる。<br /><br />第三に、リカバリーカレッジの特徴は、大学生活のあらゆる側面に回復者（ピア）が有意義に関与していることである。ピアは、単独で、あるいは他の専門家と共同で、コースの教師として採用されることが多い。これは共同実施として知られている。ピアはまた、大学のガバナンスや経営にも頻繁に関与しており、カリキュラム、構造、人員配置、全体的な理念に関する決定に対して強い意見を持っている。このような専門家とピアとのコラボレーションは、共同制作として知られている。共同提供と共同制作を重視することで、リカバリーカレッジは従来の教育実践とは一線を画している。<br /><br />リカバリーカレッジは、公的な医療サービス、非営利団体や企業の寄付、政府の雇用や教育部門など、さまざまな組織から運営資金を受けている。既存の記述的な文献によれば、リカバリーカレッジの物理的な場所はかなり異なっている。地域社会にあるもの（例：カナダのカルガリー・リカバリー・カレッジ）もあれば、病院や精神保健サービスの中にあるもの（例：ウガンダのブタビカ・リカバリー・カレッジ）もある。また、オンライン・リカバリー・カレッジ（例：<a href="https://lms.recoverycollegeonline.co.uk/" target="_blank">https://lms.recoverycollegeonline.co.uk/</a>）のような新しいモデルも登場している。このような多様性を考えると、異なる資金調達やサービス提供モデルを比較する研究が必要である。<br /><br />現在のところ、リカバリーカレッジは学生に人気があり、大学での経験が回復に有益であることが示されている。さらに、リカバリーカレッジは、既存のサービスに魅力を感じない人々にも参加してもらうことができ、自尊心、自己理解、自信を含むいくつかの領域における自己報告による改善と関連している。さらに、学生たちは、職業的、社会的、サービス利用の結果にも良い影響を与えたと報告している。<br /><br />実際、リカバリーカレッジは、学生の就労に役立つ新たなスキルを身につけさせる可能性があるが、雇用成果への具体的な影響を検証した定量的研究はほとんどない。興味深いことに、最近の実証研究によれば、リカバリーカレッジは、メンタルヘルススタッフの態度にプラスの影響を与え、医療・社会サービス制度におけるスティグマを減らし、より広い社会におけるインクルーシブを高めることで、学生以外にも有益な影響を与える可能性があることが示されている。<br /><br />リカバリーカレッジを検討する研究や評価は拡大しており、カナダやイギリスなどで進行中の研究がある。とはいえ、既存の研究のほとんどは、非対照、シングルケース、またはレトロスペクティブなデザインである。厳密な定量的研究も不足しており、無作為化試験も行われていない。しかし、この状況は急速に変わりつつある。最近の厳密な研究では、回復期の大学生を対象とした大規模サンプルのメンタルヘルスサービス利用を分析するために、ビフォーアフター管理デザインを用いた。<br /><br />同様に、英国の39大学の研究では、修正可能な要素と修正不可能な要素を評価するために、リカバリーカレッジ実施チェックリストとフィデリティ尺度（researchintorecovery.com/recollectで入手可能）を開発し、心理測定学的に検証した5。この研究は、教育的アプローチと共同制作の利用がリカバリーカレッジの基礎であることを確認した。重要なことは、ほとんどの研究がイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった高所得の英語圏で行われていることである。<br /><br />まとめると、リカバリーカレッジは、精神保健システムをより回復志向のものにしようとする国際的な動きを具体的に示すものである。リカバリーカレッジは、回復をめぐる理論とエビデンスの多くを実践する先駆的な介入である。第一に、リカバリーカレッジは、高い社会的排除率の一因となっている機能的・教育的欠陥に学生が対処するのを助けることができる。第二に、セルフケアのテクニックを学生に身につけさせ、自分の病気をうまく管理し、自分の人生をコントロールできるように促すことができる。第三に、リカバリーカレッジは、経験による専門家（ピア）と訓練による専門家（臨床家）の効果的なパートナーシップに基づいている。したがって、リカバリーカレッジは、個々の学生の回復を促進するだけでなく、より広範なサービスの変化を触媒し、社会のスティグマを軽減する可能性を秘めている。<br /><br />結論として、リカバリーカレッジは、現在の薬理学的・心理学的介入とは全く異なるものを提供する。リカバリーカレッジには熱狂的な支持者がいるが、 成果への影響に関する厳密な証拠が不足している。特に、臨床的アウトカムやサービス利用アウトカムと同様に、社会的・機能的アウトカムへの影響を評価する無作為化比較試験が必要である。<br /><br />参照<br /><a href="https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.20620" target="_blank">https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wps.20620</a><br /><a name="more"></a>

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            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
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      <title>低・中所得国における重度精神疾患患者のリカバリー</title>
      <pubDate>Thu, 05 Dec 2024 18:44:37 +0900</pubDate>
            <description>新たなスコープ・レビューの結果、中低所得国（LMICs）における重度精神疾患（SMI）からのリカバリーは、社会的関係や文化的背景の影響を受けた、個人的で非直線的な道のりとして考えられていることが明らかになった。自立が強調される高所得国（HICs）とは異なり、LMICsにおけるリカバリーでは、社会的つながり、家族支援、スピリチュアリティが、リカバリーの促進要因であると同時に指標としても重要であることが強調されている。この知見は、LMIC特有の社会文化的枠組みの中でリカバリーを理..</description>
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新たなスコープ・レビューの結果、中低所得国（LMICs）における重度精神疾患（SMI）からのリカバリーは、社会的関係や文化的背景の影響を受けた、個人的で非直線的な道のりとして考えられていることが明らかになった。自立が強調される高所得国（HICs）とは異なり、LMICsにおけるリカバリーでは、社会的つながり、家族支援、スピリチュアリティが、リカバリーの促進要因であると同時に指標としても重要であることが強調されている。この知見は、LMIC特有の社会文化的枠組みの中でリカバリーを理解する必要性を強調するものであり、地域のニーズや文脈的要因がリカバリー体験を大きく形成していることを示唆している。


中低所得国（LMICs）における復興の概念化に関する主な知見は、いくつかの重要な側面を浮き彫りにしている：

1. 個人的な旅路：リカバリーとは、連続性に沿って起こる個人的な旅路であり、非直線的で複雑なプロセスであることが強調されている。この視点は、高所得国（HICs）の見解とも一致するが、LMICsに特有の文脈的要因も反映している。

2. 社会的関係： リカバリーの促進要因として社会的関係が重視されている。自立と自律が優先されがちなHICsとは異なり、LMICsにおけるリカバリーは、社会的なつながりや相互依存とより密接に関連している , .

3. 家族支援の役割： LMICs では、HICs と比較して、家族の支援がリカバリープロセスにおいてより大きな役割を果たす。家族の関与は、リカバリーを促進する上で極めて重要であると考えられている。

4. スピリチュアリティ： LMICsでは、スピリチュアリティがリカバリーの促進要因であると同時に、リカバリーの指標でもある。これは、リカバリーの文脈でスピリチュアリティがあまり考慮されないHICsとは対照的である。LMICsでは、スピリチュアルな領域との相互依存がリカバリープロセスの重要な側面とみなされている。

5. 文化的背景： このレビューでは、LMICsの文化的・社会政治的文脈の中でリカバリーを理解することの重要性が強調されている。これには、現地のニーズや文脈上の問題がどのようにリカバリー体験を形成するかを認識することも含まれる。

全体として、調査結果は、HICsのリカバリーの概念と共通点がある一方で、LMICsにおけるリカバリーの理解は独特であり、リカバリーと病気に関する文化的概念化を考慮した、より包括的なアプローチが必要であることを示唆している。

研究者や現場で働く人はどうしたらいいか？LMICsにおけるSMIからのリカバリーに影響を与える独自の文化的・文脈的要因を認識し、統合することの重要性を考えること。研究者は、リカバリーに関する各人々の話や現地の視点を捉える質的研究を優先すべきであり、実践者は、社会的つながり、家族の関与、スピリチュアリティをリカバリープロセスの重要な要素として強調するホリスティックなアプローチを採用すべきである。このような理解は、LMICsに住む個人の特定のニーズに対応した、より文化的に適切で効果的なリカバリー志向のサービスの開発につながり、最終的にはSMIとともに生きる人々に提供される支援を強化することになる。

参照
https://bmjopen.bmj.com/content/11/3/e045005.long<a></a>

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      <content:encoded><![CDATA[
新たなスコープ・レビューの結果、中低所得国（LMICs）における重度精神疾患（SMI）からのリカバリーは、<span style="color:#0000ff;"><strong>社会的関係や文化的背景の影響を受けた、個人的で非直線的な道のりとして考えられている</strong></span>ことが明らかになった。自立が強調される高所得国（HICs）とは異なり、LMICsにおけるリカバリーでは、<span style="color:#ff9900;"><strong>社会的つながり、家族支援、スピリチュアリティ</strong></span>が、リカバリーの促進要因であると同時に指標としても重要であることが強調されている。この知見は、LMIC特有の社会文化的枠組みの中でリカバリーを理解する必要性を強調するものであり、地域のニーズや文脈的要因がリカバリー体験を大きく形成していることを示唆している。<br /><br /><br />中低所得国（LMICs）における復興の概念化に関する主な知見は、いくつかの重要な側面を浮き彫りにしている：<br /><br />1. 個人的な旅路：リカバリーとは、連続性に沿って起こる個人的な旅路であり、非直線的で複雑なプロセスであることが強調されている。この視点は、高所得国（HICs）の見解とも一致するが、LMICsに特有の文脈的要因も反映している。<br /><br />2. 社会的関係： リカバリーの促進要因として社会的関係が重視されている。自立と自律が優先されがちなHICsとは異なり、LMICsにおけるリカバリーは、社会的なつながりや相互依存とより密接に関連している , .<br /><br />3. 家族支援の役割： LMICs では、HICs と比較して、家族の支援がリカバリープロセスにおいてより大きな役割を果たす。家族の関与は、リカバリーを促進する上で極めて重要であると考えられている。<br /><br />4. スピリチュアリティ： LMICsでは、スピリチュアリティがリカバリーの促進要因であると同時に、リカバリーの指標でもある。これは、リカバリーの文脈でスピリチュアリティがあまり考慮されないHICsとは対照的である。LMICsでは、スピリチュアルな領域との相互依存がリカバリープロセスの重要な側面とみなされている。<br /><br />5. 文化的背景： このレビューでは、LMICsの文化的・社会政治的文脈の中でリカバリーを理解することの重要性が強調されている。これには、現地のニーズや文脈上の問題がどのようにリカバリー体験を形成するかを認識することも含まれる。<br /><br />全体として、調査結果は、HICsのリカバリーの概念と共通点がある一方で、LMICsにおけるリカバリーの理解は独特であり、リカバリーと病気に関する文化的概念化を考慮した、より包括的なアプローチが必要であることを示唆している。<br /><br />研究者や現場で働く人はどうしたらいいか？LMICsにおけるSMIからのリカバリーに影響を与える独自の文化的・文脈的要因を認識し、統合することの重要性を考えること。研究者は、リカバリーに関する各人々の話や現地の視点を捉える質的研究を優先すべきであり、実践者は、社会的つながり、家族の関与、スピリチュアリティをリカバリープロセスの重要な要素として強調するホリスティックなアプローチを採用すべきである。このような理解は、LMICsに住む個人の特定のニーズに対応した、より文化的に適切で効果的なリカバリー志向のサービスの開発につながり、最終的にはSMIとともに生きる人々に提供される支援を強化することになる。<br /><br />参照<br /><a href="https://bmjopen.bmj.com/content/11/3/e045005.long" target="_blank">https://bmjopen.bmj.com/content/11/3/e045005.long</a><a name="more"></a>

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            <category>健康・メンタルヘルス</category>
      <author>ヤス</author>
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      <link>http://blog.kokoronorikutsu.com/article/505950302.html</link>
      <title>WEIRDについてジョセフ・ヘンリックとの質疑応答</title>
      <pubDate>Wed, 04 Dec 2024 19:50:52 +0900</pubDate>
            <description>1. なぜWEIRDなのですか？ WEIRDとは、Western（西洋）、Educated（高学歴）、Industrialized（工業化）、Rich（富裕）、Democratic（民主的）の頭文字をとったもので、心理的な違いに対する人々の意識を高め、WEIRDの人々は人類の文化的多様性の一端に過ぎないことを強調することを目的としている。WEIRDは、認知科学、行動経済学、心理学の研究に見られるサンプリング・バイアスを浮き彫りにしている。私と同僚が10年前にこの言葉を作ったと..</description>
            <itunes:summary><![CDATA[
1. なぜWEIRDなのですか？

 

WEIRDとは、Western（西洋）、Educated（高学歴）、Industrialized（工業化）、Rich（富裕）、Democratic（民主的）の頭文字をとったもので、心理的な違いに対する人々の意識を高め、WEIRDの人々は人類の文化的多様性の一端に過ぎないことを強調することを目的としている。WEIRDは、認知科学、行動経済学、心理学の研究に見られるサンプリング・バイアスを浮き彫りにしている。私と同僚が10年前にこの言葉を作ったとき、私たちの目標は、実験行動科学者にサンプリングの多様化を促し、特異なサブグループから種全体への一般化を避けることだった。この多様性を認識することによってのみ、ホモ・サピエンスの心理と行動についてより包括的な図式を提供する方法で教科書を書き換え始めることができる。

 

2. しかし、あなたは読者に、あなたの本を読むときに、WEIRD対非WEIRDという二分法を設定しないよう注意を促しています。それについてもう少し詳しく説明してもらえますか？

 

その通りです。WEIRDは人々の心理的差異に対する意識を高めるものではありますが、単純化した二分法や二元的な世界観を示唆するものではありません。結局のところ、心理的な変化は連続的かつ多次元的なものなのです。それはあらゆるレベルで、時には国家間だけでなく、地域間、地方間、村落間、あるいは世代間でも異なる。例えば、イタリアと中国のデータを使って、分析的思考から見知らぬ人への信頼に至るまで、なぜ隣接する地方で心理的差異が見られるのかを説明する。

 

3. この本が答えようとしている大きな疑問は何ですか？

 

それは3つあり、相互に関連している。第一に、現在世界中で記録されている心理的多様性をどのように説明できるか？第二に、「人間」の意思決定、動機づけ、推論について我々が科学的に知っていることを支配しているWEIRDの集団は、なぜ心理的に異なるのか？そして最後に、この千年間におけるヨーロッパ人の心理の変遷は、1500年以降にヨーロッパ人が世界中に展開した大規模な軍事的・商業的拡大や、1750年以降に産業革命として知られる経済的大発展を理解するのに役立つのだろうか？

 

4. 文化と心理学の関係は？

 

私たちの心は、誤解を招きやすいデジタル・コンピューターに喩えられ、脳や心理プロセスがハードウェア、文化-価値観、習慣、ノウハウ-がソフトウェアとして理解されることが多い。しかし、神経科学やその関連分野の研究により、文化的に構築された世界をナビゲートしながら他者から学ぶことも含めて学習するプロセスが、私たちの脳やホルモンなどの生物学的側面を変化させることが明らかになってきた。文化はこのように、私たちが何を考えるかだけでなく、どのように考えるか、そしてどのように世界を推論し、認識するかを形作る。人々が成長する過程で、そして生涯を通じて経験する制度、技術、慣習、言語は、多様な文化的心理を生み出すのである。

 

5. WEIRD社会はどこで生まれたのか？

 

要するに、WEIRD集団は中世カトリック教会による独特の宗教的禁忌と規定から生まれたものであり、それは人々の社会生活と心理を変化させるような形でヨーロッパの親族関係を再編成し、最終的にキリスト教社会を他では見られない歴史的な道へと突き進ませた。

 

これらの指示（特に近親相姦の禁止を拡大）は、ヨーロッパの家族、ひいては人々の文化的心理と共同体を、近代世界の政治・経済・社会制度への道を開く形で再構築した。

 

親族関係、ひいては心理を変化させたのは、ユダヤ教・キリスト教の伝統全体ではなく、キリスト教の一派のタブーであったことを付け加えておきたい。このことを説明するために、私は生態学的要因がどのように家族構造を形成してきたかを示し、それが中国やインドでも、極端ではないにせよ、似たような心理的変化を生み出してきたことを示す。

 

6. 集団間の主な心理的差異は何か？

 

人間関係の絆が希薄になり、弱くなったとき、個人は互恵的な関係を築く必要があった。これを達成するためには、自分自身の特徴、業績、気質といった独自のセットを培うことによって、群衆から自分を際立たせる必要があった--個人主義である。

 

このような個人中心の原初的WEIRDの世界での成功は、より大きな独立心、権威への恭順の念の薄さ、罪悪感の強さ、道徳的判断における意思の行使の強さ、個人的達成への関心の強さを培うことを好むようになった。成功は伝統や年長者の権威、一般的な順応性に縛られなくなった。WEIRDは、友人関係、家系、家族間の同盟関係ではなく、個人の属性、専門能力、気質的美徳に基づいて「自分を売り込む」必要がある。

 7. 本書から得られる最も重要なメッセージは何だと思いますか？

 

すべての集団が心理的に区別できないとか、文化的進化が人々の考え方や感じ方、知覚を系統的に変化させることはないなどというふりをし続けることは、もはや通用しない。そして、このことを知ることで、私たちが何者であるか、そして私たちが最も大切にしている制度や信念、価値観がどこから来ているのかについての理解も変わってくる。

 

結局のところ、民主主義、憲法、科学といった主要な制度は、啓蒙思想家たちが宗教の束縛を解き放ち、合理性と理性を「発見」した後に、その頭脳から生まれたものではない。むしろこれらの概念は、近視眼的な手探りの長いプロセスを経て、特定の文化心理や家族構造との相互作用を通じて発展してきたのである。それらは、文化的進化の特定の経路の隠れたダイナミクスを反映している。

 

正式な制度、社会規範、文化的心理は、何世紀にもわたって相互に強化し合いながら共進化していく。このような相互作用は、植民地主義下で一般的であったように、ある集団の政治的、法的、宗教的制度を別の集団に単純に移植することができない理由を説明する。むしろ、このような制度と心理の不一致は、しばしば人々のアイデンティティを崩壊させ、道徳的対立を生み、社会保障を提供する親族ベースの制度を崩壊させ、社会的混乱を煽る。

 

最後に、本書は過去数世紀の大規模な経済拡大について論じる中で、ある種の心理的特徴、例えば、見知らぬ人への信頼、相違への寛容、伝統への拒絶、斬新さへの開放性が、多様なアイデア、実践、技術、概念が流れ、組み合わされる広大な社会的ネットワークを生み出すことによって、いかにイノベーションの加速に拍車をかけたかを示している。心理的・文化的な多様性を育んだコミュニティや組織は、現代の基準からすればささやかなものであったにせよ、競合他社に打ち勝ち、成功を収めたのである。つまり、エスノセントリズムはイノベーションの敵なのである。

 

8. あなたの言う 「WEIRD 」な人の心理的特徴は、すべて 「ポジティブ 」なものではないのですか？

 

最初はそう見られることもありますが、それは単にその人自身の価値判断や文化的偏狭さを表しているだけです。私たちは往々にして、自分自身の中で培われた心理的特徴を文化的に高く評価します。しかし、私は読者が心理的多様性の美徳、異なる考え方や感じ方の価値を理解できるよう、鏡をかざしたいと思っている。最も重要なことは、WEIRDの人は個人主義が強く、自信過剰で自己中心的であり、自殺しやすいということである。また、WEIRDの人は非常に分析的な考え方をする傾向がある。つまり、人間関係や背景を犠牲にして、個人とその特性に焦点を当てる。しかしもちろん、友情を修復したり問題を発見したりするには、その背景や社会的なつながりに注意を払う必要がある場合もある。同様に、WEIRDの人々は他の多くの人々と比べて、自分自身や見知らぬ人に犠牲を強いてまで家族や友人を助けようとはしない。WEIRDの人々はまた、非合理的な意思決定バイアスも持っている。例えば、「寄付効果」と呼ばれるもので、売り手が自分の家の価値に失望することが多いのは、自分のものを過大評価するからだと説明されている。

 

9. いわゆる「繁栄」をもたらした心理学の核心的側面とは何でしょうか？

 

繰り返しになるが、私は、ここ数世紀にわたって観察された所得と平均寿命の上昇の主な原動力はイノベーションだと考えている。イノベーションがどこから生まれるかを理解する鍵は、集団脳という考え方にある。集団脳は、見知らぬ人たちのより大きなコミュニティが交流し、そのバックグラウンドに関係なく互いを信頼し、アイデアを共有し、協力し合うことで拡大する。そのため、見知らぬ人への信頼、民族や宗教の違いへの寛容さ、個人の流動性が重視され、人々は新しい互恵的な関係を求めるようになる。例えば、大量移民時代に米国への移民がいかにイノベーションの多くを推進したかを示す調査結果を見てみよう。移民を多く受け入れた米国の郡は、より急速なイノベーションを生み出し、その後より繁栄した。同じパターンを産業革命以前のイギリスとフランスにまで遡って追跡し、相違に対する寛容さ、外国人に対する開放性、見知らぬ人に対する信頼が、いかに急速なイノベーションと経済成長を促したかを示す。それはまた、飢饉の終焉にもつながった。

 
10. 特に欧米諸国が現在のパンデミックに対応していることを考えると、繁栄や成功は欧米を連想させる言葉ではないと主張する人たちに、あなたは何と答えますか？

 

少なくともアダム・スミス以来、経済史家やその他の研究者たちは、なぜ所得が集団によって異なり、1750年以降に急速に上昇し始め、場所によってはもっと早くから上昇し始めたのかを説明しようとしてきた。確かに主観的なものではあるが、一人当たりの所得が高く、長寿で、飢饉が少なく、乳幼児死亡率が低い社会がより「豊か」であることに多くの人が同意するだろう。イアン・モリスのような歴史学者、フランシス・フクヤマのような政治学者、ダロン・アセモグルやジェームズ・ロビンソンのような経済学者、そしておそらく最も有名なのはジャレド・ダイアモンドのような進化生物学者など、さまざまな方法でこの謎に取り組もうとする研究者の長いリストを、この問題に取り組む私の努力は補完するものである。

 

あるいは、代議制民主主義、近代的な法規範、国家が資金を提供する普遍的な学校教育、人権概念、科学制度の歴史について考えることもできるだろう。それらはどこから来て、なぜなのか。あるいは、なぜヨーロッパ人は1500年以降に世界中に広がり、他の民族を支配し、奴隷にし、自分たちの支配を押し付けることができたのか、と問うかもしれない。なぜその逆は起こらなかったのか？もし紀元1000年当時に、第二千年紀の後半に世界を支配するのはどの国の制度と経済システムかという問いがあったとしたら、ほとんどの人は中国かイスラム世界に賭けただろう。もちろん、第3の千年紀はそれとは異なる展開を見せている。

 

現在の世界的な大流行は、心理的多様性を強力な形で示しており、さまざまな集団の多様な反応について膨大な洞察を与えてくれる。個人主義、窮屈さ（制約の多い社会規範）、政府への信頼といった心理的特徴を考えてみよう。例えばテキサス州では、個人主義が強く、緊密性が低く、政府への信頼が低いため、パンデミックへの対応が不十分であることが予測できる。個人主義者は、特に政府に不信感を抱いている場合、（マスクを着用するなど）指図されることを好まない。また、ある種の「ゆるさ」は、逸脱者に恥をかかせて遵守させることができないことを意味する。ドイツのような国も個人主義が強いが、「厳格」であり、政府への信頼が高い。東アジアの一部の人々は、社会的にきつく、（政府を含む）権威への服従が高く、順応性が高く、個人主義が低い（自分の独立性を他人に印象づけたいという欲求がない）ので、パンデミックと戦うのに心理的に有利な立場にある。

 

私の本が問いかけるのは、「なぜ集団はこのような異なる心理的次元で異なるのか、そしてそれは歴史の中でどのように変化してきたのか」ということである。この問いはこれまでほとんど問われたことがなく、心理的な差異に焦点が当てられていないために、パンデミックに対する世界の多様な対応についての理解が曖昧になっている。

 

この本では、地震、戦争、ハリケーン、その他の自然災害のような衝撃が、人々の心理、ひいては文化の進化をどのように形作っているのかについても探求している。このような証拠は、パンデミックが人々の心理をどのように形成するのか、そして今後の文化的進化の方向性を理解する上で極めて重要である。

 

11. 多くの学者が、西洋の成功は帝国主義と搾取的経済政策の上に築かれたと主張している。このような力は、あなたが述べている心理的・文化的差異とどのように関係しているのでしょうか？

 

帝国主義、搾取的経済政策、戦争、大量虐殺、奴隷制度が1500年以降のヨーロッパの膨張の中心であったことはまったく事実である。問題は、なぜこの時代のヨーロッパ人が、それ以前にはなかったが、商業的な関心だけでなく、軍事的、技術的、組織的な能力を持ち、世界中の社会に押し付けることができたのか、ということだ。私は、人々の心理、家族構造、新しい経済的・政治的制度の台頭の相互作用が、いかにしてヨーロッパ拡大の条件を作り出したかを明らかにする。社会心理を考慮することで、帝国主義や搾取的な経済政策、その他多くの社会の特徴をより深く理解することができる。


もちろん、日本、韓国、中国などで結婚や家族を一変させた西洋の民法典の側面を取り入れた後、非西洋の人々は独自の文化的・心理的構成を合成し、時には同様に急速な経済成長、効果的な政府、革新に拍車をかけたことを覚えておいてほしい。これらの非WEIRD文化複合体は、中世・近世ヨーロッパで形成されたアイデアや制度を取り込んでいるが、私が示すように、これは数千年にわたる双方向の関係である。例えば、大学の重要な要素、数字、科学的なアイデア（管理実験）、そして多くの技術は、中央アジア、中国、インド、南米、イスラム世界からもたらされたものである。
 

12. 文化的・心理的特徴はどのように受け継がれ、世代を超えて維持されているのか？あなたの研究は移民を考慮していますか？例えば、WEIRDでない社会からWEIRDな社会へ移住した場合、何が起こるのでしょうか？

 

移民は、いくつかの点で、私の研究の中心的存在です。第一に、人は文化的に両親や家族以外の多くの他者から学ぶので、移民は文化的・心理的に新しい社会に同化する。中世ヨーロッパでは、農村の人々が成長する都市に移住し、斬新な考え方とともに新しい規範を身につけたため、このことは多くの点で極めて重要だった。今日、アジア、アフリカ、南米など、世界中の多様な非ヨーロッパ系住民を祖先とするほとんどのアメリカ人は、それにもかかわらず、ヨーロッパ系アメリカ人と見分けがつかないほど、心理的に 「WEIRD 」なのである。第二に、前述したように、心理学のある側面が人々を移民や多様なコミュニティとの交流に開放し、それが結果的にイノベーションや経済成長の原動力となったのである。

 

13. 啓蒙主義や宗教改革、産業革命のような動き、あるいは技術や帝国主義が、中世カトリック教会の決定以上にWEIRDの特徴の源であったかもしれないと理論化する人たちに、あなたは何と言いますか？

 

しかし、これらの出来事よりもずっと後に、結婚や家族に関する教会の特異な政策によって、社会的・心理的な初期変化が雪崩を打ったのである。この本の中で私は、啓蒙思想家の思想はどこから来たのか（そのような思想を好むのはどのような心理なのか）、プロテスタントのような個人主義的な宗教はなぜ魅力的なのか（個人主義が先だ）、産業革命はなぜ起こったのか、と問いかけることで、これらの説明を覆す。

 

結局のところ、WEIRDERの心理を突き動かしたのが豊かさであったなら、産業革命の起業家的エンジンに燃料を供給したのはヨーロッパの貴族であったはずだ。その代わりに、最初の株式会社に投資し、印刷機、蒸気機関、紡績用ラバを発明したのは、都市化する中産階級の個人主義者、職人、聖職者だった。対照的に、エリートたちは富を投資して長期的な貯蓄をする代わりに、個人的な浪費で借金を繰り返した。

14. 心理的な差異を経済的な成果に結びつけることで、これらの見解が白人至上主義のアジェンダを支持するように捻じ曲げられる可能性はないだろうか？

 

悲しいことに、私たちは、抑圧的で非人道的な政治的アジェンダを支持するために事実がねじ曲げられることが日常茶飯事である時代に生きている。疑似科学に対する最良の解毒剤は本物の科学である。

 

考えてみてほしい：

 

心理学のさまざまな側面の違いが、ある種の経済的結果をもたらすという証拠がある。たとえば経済学の文献では、個人主義や信頼といった心理的特性と、所得やイノベーションといった経済的成果との間に明確な関連があることが確認されている。当然ながら、こうした心理的差異がどこから来て、繁栄とどのような関係があるのか、人々は不思議に思う。もしあなたが白人ナショナリストなら、その答えは遺伝的なもので、人種に関係しているとか、西洋文化には何か「優れたもの」があるといったものだろう。

 

現在、このような説明に対する実質的な科学的回答は、少なくともアクセス可能な業界本や一般的な言説にはない。心理学と経済学の関連性をどう説明するかについての沈黙は、知的・科学的な空白を作り出し、人種差別的イデオロギーや政治的動機に基づく疑似科学で急速に埋め尽くされている。これまで、世界に見られる心理学的・経済学的差異について、詳細かつ実証的根拠のある文化的・歴史的説明を提供する投稿は、広くアクセス可能な一般言説の中にはなかった。白人至上主義者たちは、このギャップ、つまり世界的な多様性に関する科学的説明がないことを自分たちの見解の証拠として指摘し、科学者たちが沈黙しているのは遺伝学的でない代替説明がないからだと示唆している。

 

私は、生物学、心理学、経済学に根ざした深い理解によって、こうしたパターンの説明と、遺伝学や「優れた」文化を主張する人々がいかに的外れであるかを理解することで、この知的空白を埋めたいと願っている。拙著の中心的な考え方は、同じ国の中で隣り合うヨーロッパ地域間の心理学と経済的成果の違いを説明するのに役立つ。過去3世紀にわたって世界の経済成長の多くを牽引してきたイノベーションの加速を説明する上で、私は集団脳の力と、見知らぬ人への信頼、異なる習慣を持つ人への寛容さ、世界への開放性に関連する心理的特質に注目し、最初はヨーロッパで、後にはアメリカで、イノベーションと経済成長に拍車をかけた。

参照
https://weirdpeople.fas.harvard.edu/qa-weird<a></a>

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      <content:encoded><![CDATA[
1. なぜWEIRDなのですか？<br /><br /> <br /><br />WEIRDとは、Western（西洋）、Educated（高学歴）、Industrialized（工業化）、Rich（富裕）、Democratic（民主的）の頭文字をとったもので、心理的な違いに対する人々の意識を高め、WEIRDの人々は人類の文化的多様性の一端に過ぎないことを強調することを目的としている。WEIRDは、認知科学、行動経済学、心理学の研究に見られるサンプリング・バイアスを浮き彫りにしている。私と同僚が10年前にこの言葉を作ったとき、私たちの目標は、実験行動科学者にサンプリングの多様化を促し、特異なサブグループから種全体への一般化を避けることだった。この多様性を認識することによってのみ、ホモ・サピエンスの心理と行動についてより包括的な図式を提供する方法で教科書を書き換え始めることができる。<br /><br /> <br /><br />2. しかし、あなたは読者に、あなたの本を読むときに、WEIRD対非WEIRDという二分法を設定しないよう注意を促しています。それについてもう少し詳しく説明してもらえますか？<br /><br /> <br /><br />その通りです。WEIRDは人々の心理的差異に対する意識を高めるものではありますが、単純化した二分法や二元的な世界観を示唆するものではありません。結局のところ、心理的な変化は連続的かつ多次元的なものなのです。それはあらゆるレベルで、時には国家間だけでなく、地域間、地方間、村落間、あるいは世代間でも異なる。例えば、イタリアと中国のデータを使って、分析的思考から見知らぬ人への信頼に至るまで、なぜ隣接する地方で心理的差異が見られるのかを説明する。<br /><br /> <br /><br />3. この本が答えようとしている大きな疑問は何ですか？<br /><br /> <br /><br />それは3つあり、相互に関連している。第一に、現在世界中で記録されている心理的多様性をどのように説明できるか？第二に、「人間」の意思決定、動機づけ、推論について我々が科学的に知っていることを支配しているWEIRDの集団は、なぜ心理的に異なるのか？そして最後に、この千年間におけるヨーロッパ人の心理の変遷は、1500年以降にヨーロッパ人が世界中に展開した大規模な軍事的・商業的拡大や、1750年以降に産業革命として知られる経済的大発展を理解するのに役立つのだろうか？<br /><br /> <br /><br />4. 文化と心理学の関係は？<br /><br /> <br /><br />私たちの心は、誤解を招きやすいデジタル・コンピューターに喩えられ、脳や心理プロセスがハードウェア、文化-価値観、習慣、ノウハウ-がソフトウェアとして理解されることが多い。しかし、神経科学やその関連分野の研究により、文化的に構築された世界をナビゲートしながら他者から学ぶことも含めて学習するプロセスが、私たちの脳やホルモンなどの生物学的側面を変化させることが明らかになってきた。文化はこのように、私たちが何を考えるかだけでなく、どのように考えるか、そしてどのように世界を推論し、認識するかを形作る。人々が成長する過程で、そして生涯を通じて経験する制度、技術、慣習、言語は、多様な文化的心理を生み出すのである。<br /><br /> <br /><br />5. WEIRD社会はどこで生まれたのか？<br /><br /> <br /><br />要するに、WEIRD集団は中世カトリック教会による独特の宗教的禁忌と規定から生まれたものであり、それは人々の社会生活と心理を変化させるような形でヨーロッパの親族関係を再編成し、最終的にキリスト教社会を他では見られない歴史的な道へと突き進ませた。<br /><br /> <br /><br />これらの指示（特に近親相姦の禁止を拡大）は、ヨーロッパの家族、ひいては人々の文化的心理と共同体を、近代世界の政治・経済・社会制度への道を開く形で再構築した。<br /><br /> <br /><br />親族関係、ひいては心理を変化させたのは、ユダヤ教・キリスト教の伝統全体ではなく、キリスト教の一派のタブーであったことを付け加えておきたい。このことを説明するために、私は生態学的要因がどのように家族構造を形成してきたかを示し、それが中国やインドでも、極端ではないにせよ、似たような心理的変化を生み出してきたことを示す。<br /><br /> <br /><br />6. 集団間の主な心理的差異は何か？<br /><br /> <br /><br />人間関係の絆が希薄になり、弱くなったとき、個人は互恵的な関係を築く必要があった。これを達成するためには、自分自身の特徴、業績、気質といった独自のセットを培うことによって、群衆から自分を際立たせる必要があった--個人主義である。<br /><br /> <br /><br />このような個人中心の原初的WEIRDの世界での成功は、より大きな独立心、権威への恭順の念の薄さ、罪悪感の強さ、道徳的判断における意思の行使の強さ、個人的達成への関心の強さを培うことを好むようになった。成功は伝統や年長者の権威、一般的な順応性に縛られなくなった。WEIRDは、友人関係、家系、家族間の同盟関係ではなく、個人の属性、専門能力、気質的美徳に基づいて「自分を売り込む」必要がある。<br /><br /> 7. 本書から得られる最も重要なメッセージは何だと思いますか？<br /><br /> <br /><br />すべての集団が心理的に区別できないとか、文化的進化が人々の考え方や感じ方、知覚を系統的に変化させることはないなどというふりをし続けることは、もはや通用しない。そして、このことを知ることで、私たちが何者であるか、そして私たちが最も大切にしている制度や信念、価値観がどこから来ているのかについての理解も変わってくる。<br /><br /> <br /><br />結局のところ、民主主義、憲法、科学といった主要な制度は、啓蒙思想家たちが宗教の束縛を解き放ち、合理性と理性を「発見」した後に、その頭脳から生まれたものではない。むしろこれらの概念は、近視眼的な手探りの長いプロセスを経て、特定の文化心理や家族構造との相互作用を通じて発展してきたのである。それらは、文化的進化の特定の経路の隠れたダイナミクスを反映している。<br /><br /> <br /><br />正式な制度、社会規範、文化的心理は、何世紀にもわたって相互に強化し合いながら共進化していく。このような相互作用は、植民地主義下で一般的であったように、ある集団の政治的、法的、宗教的制度を別の集団に単純に移植することができない理由を説明する。むしろ、このような制度と心理の不一致は、しばしば人々のアイデンティティを崩壊させ、道徳的対立を生み、社会保障を提供する親族ベースの制度を崩壊させ、社会的混乱を煽る。<br /><br /> <br /><br />最後に、本書は過去数世紀の大規模な経済拡大について論じる中で、ある種の心理的特徴、例えば、見知らぬ人への信頼、相違への寛容、伝統への拒絶、斬新さへの開放性が、多様なアイデア、実践、技術、概念が流れ、組み合わされる広大な社会的ネットワークを生み出すことによって、いかにイノベーションの加速に拍車をかけたかを示している。心理的・文化的な多様性を育んだコミュニティや組織は、現代の基準からすればささやかなものであったにせよ、競合他社に打ち勝ち、成功を収めたのである。つまり、エスノセントリズムはイノベーションの敵なのである。<br /><br /> <br /><br />8. あなたの言う 「WEIRD 」な人の心理的特徴は、すべて 「ポジティブ 」なものではないのですか？<br /><br /> <br /><br />最初はそう見られることもありますが、それは単にその人自身の価値判断や文化的偏狭さを表しているだけです。私たちは往々にして、自分自身の中で培われた心理的特徴を文化的に高く評価します。しかし、私は読者が心理的多様性の美徳、異なる考え方や感じ方の価値を理解できるよう、鏡をかざしたいと思っている。最も重要なことは、WEIRDの人は個人主義が強く、自信過剰で自己中心的であり、自殺しやすいということである。また、WEIRDの人は非常に分析的な考え方をする傾向がある。つまり、人間関係や背景を犠牲にして、個人とその特性に焦点を当てる。しかしもちろん、友情を修復したり問題を発見したりするには、その背景や社会的なつながりに注意を払う必要がある場合もある。同様に、WEIRDの人々は他の多くの人々と比べて、自分自身や見知らぬ人に犠牲を強いてまで家族や友人を助けようとはしない。WEIRDの人々はまた、非合理的な意思決定バイアスも持っている。例えば、「寄付効果」と呼ばれるもので、売り手が自分の家の価値に失望することが多いのは、自分のものを過大評価するからだと説明されている。<br /><br /> <br /><br />9. いわゆる「繁栄」をもたらした心理学の核心的側面とは何でしょうか？<br /><br /> <br /><br />繰り返しになるが、私は、ここ数世紀にわたって観察された所得と平均寿命の上昇の主な原動力はイノベーションだと考えている。イノベーションがどこから生まれるかを理解する鍵は、集団脳という考え方にある。集団脳は、見知らぬ人たちのより大きなコミュニティが交流し、そのバックグラウンドに関係なく互いを信頼し、アイデアを共有し、協力し合うことで拡大する。そのため、見知らぬ人への信頼、民族や宗教の違いへの寛容さ、個人の流動性が重視され、人々は新しい互恵的な関係を求めるようになる。例えば、大量移民時代に米国への移民がいかにイノベーションの多くを推進したかを示す調査結果を見てみよう。移民を多く受け入れた米国の郡は、より急速なイノベーションを生み出し、その後より繁栄した。同じパターンを産業革命以前のイギリスとフランスにまで遡って追跡し、相違に対する寛容さ、外国人に対する開放性、見知らぬ人に対する信頼が、いかに急速なイノベーションと経済成長を促したかを示す。それはまた、飢饉の終焉にもつながった。<br /><br /> <br />10. 特に欧米諸国が現在のパンデミックに対応していることを考えると、繁栄や成功は欧米を連想させる言葉ではないと主張する人たちに、あなたは何と答えますか？<br /><br /> <br /><br />少なくともアダム・スミス以来、経済史家やその他の研究者たちは、なぜ所得が集団によって異なり、1750年以降に急速に上昇し始め、場所によってはもっと早くから上昇し始めたのかを説明しようとしてきた。確かに主観的なものではあるが、一人当たりの所得が高く、長寿で、飢饉が少なく、乳幼児死亡率が低い社会がより「豊か」であることに多くの人が同意するだろう。イアン・モリスのような歴史学者、フランシス・フクヤマのような政治学者、ダロン・アセモグルやジェームズ・ロビンソンのような経済学者、そしておそらく最も有名なのはジャレド・ダイアモンドのような進化生物学者など、さまざまな方法でこの謎に取り組もうとする研究者の長いリストを、この問題に取り組む私の努力は補完するものである。<br /><br /> <br /><br />あるいは、代議制民主主義、近代的な法規範、国家が資金を提供する普遍的な学校教育、人権概念、科学制度の歴史について考えることもできるだろう。それらはどこから来て、なぜなのか。あるいは、なぜヨーロッパ人は1500年以降に世界中に広がり、他の民族を支配し、奴隷にし、自分たちの支配を押し付けることができたのか、と問うかもしれない。なぜその逆は起こらなかったのか？もし紀元1000年当時に、第二千年紀の後半に世界を支配するのはどの国の制度と経済システムかという問いがあったとしたら、ほとんどの人は中国かイスラム世界に賭けただろう。もちろん、第3の千年紀はそれとは異なる展開を見せている。<br /><br /> <br /><br />現在の世界的な大流行は、心理的多様性を強力な形で示しており、さまざまな集団の多様な反応について膨大な洞察を与えてくれる。個人主義、窮屈さ（制約の多い社会規範）、政府への信頼といった心理的特徴を考えてみよう。例えばテキサス州では、個人主義が強く、緊密性が低く、政府への信頼が低いため、パンデミックへの対応が不十分であることが予測できる。個人主義者は、特に政府に不信感を抱いている場合、（マスクを着用するなど）指図されることを好まない。また、ある種の「ゆるさ」は、逸脱者に恥をかかせて遵守させることができないことを意味する。ドイツのような国も個人主義が強いが、「厳格」であり、政府への信頼が高い。東アジアの一部の人々は、社会的にきつく、（政府を含む）権威への服従が高く、順応性が高く、個人主義が低い（自分の独立性を他人に印象づけたいという欲求がない）ので、パンデミックと戦うのに心理的に有利な立場にある。<br /><br /> <br /><br />私の本が問いかけるのは、「なぜ集団はこのような異なる心理的次元で異なるのか、そしてそれは歴史の中でどのように変化してきたのか」ということである。この問いはこれまでほとんど問われたことがなく、心理的な差異に焦点が当てられていないために、パンデミックに対する世界の多様な対応についての理解が曖昧になっている。<br /><br /> <br /><br />この本では、地震、戦争、ハリケーン、その他の自然災害のような衝撃が、人々の心理、ひいては文化の進化をどのように形作っているのかについても探求している。このような証拠は、パンデミックが人々の心理をどのように形成するのか、そして今後の文化的進化の方向性を理解する上で極めて重要である。<br /><br /> <br /><br />11. 多くの学者が、西洋の成功は帝国主義と搾取的経済政策の上に築かれたと主張している。このような力は、あなたが述べている心理的・文化的差異とどのように関係しているのでしょうか？<br /><br /> <br /><br />帝国主義、搾取的経済政策、戦争、大量虐殺、奴隷制度が1500年以降のヨーロッパの膨張の中心であったことはまったく事実である。問題は、なぜこの時代のヨーロッパ人が、それ以前にはなかったが、商業的な関心だけでなく、軍事的、技術的、組織的な能力を持ち、世界中の社会に押し付けることができたのか、ということだ。私は、人々の心理、家族構造、新しい経済的・政治的制度の台頭の相互作用が、いかにしてヨーロッパ拡大の条件を作り出したかを明らかにする。社会心理を考慮することで、帝国主義や搾取的な経済政策、その他多くの社会の特徴をより深く理解することができる。<br /><br /><br />もちろん、日本、韓国、中国などで結婚や家族を一変させた西洋の民法典の側面を取り入れた後、非西洋の人々は独自の文化的・心理的構成を合成し、時には同様に急速な経済成長、効果的な政府、革新に拍車をかけたことを覚えておいてほしい。これらの非WEIRD文化複合体は、中世・近世ヨーロッパで形成されたアイデアや制度を取り込んでいるが、私が示すように、これは数千年にわたる双方向の関係である。例えば、大学の重要な要素、数字、科学的なアイデア（管理実験）、そして多くの技術は、中央アジア、中国、インド、南米、イスラム世界からもたらされたものである。<br /> <br /><br />12. 文化的・心理的特徴はどのように受け継がれ、世代を超えて維持されているのか？あなたの研究は移民を考慮していますか？例えば、WEIRDでない社会からWEIRDな社会へ移住した場合、何が起こるのでしょうか？<br /><br /> <br /><br />移民は、いくつかの点で、私の研究の中心的存在です。第一に、人は文化的に両親や家族以外の多くの他者から学ぶので、移民は文化的・心理的に新しい社会に同化する。中世ヨーロッパでは、農村の人々が成長する都市に移住し、斬新な考え方とともに新しい規範を身につけたため、このことは多くの点で極めて重要だった。今日、アジア、アフリカ、南米など、世界中の多様な非ヨーロッパ系住民を祖先とするほとんどのアメリカ人は、それにもかかわらず、ヨーロッパ系アメリカ人と見分けがつかないほど、心理的に 「WEIRD 」なのである。第二に、前述したように、心理学のある側面が人々を移民や多様なコミュニティとの交流に開放し、それが結果的にイノベーションや経済成長の原動力となったのである。<br /><br /> <br /><br />13. 啓蒙主義や宗教改革、産業革命のような動き、あるいは技術や帝国主義が、中世カトリック教会の決定以上にWEIRDの特徴の源であったかもしれないと理論化する人たちに、あなたは何と言いますか？<br /><br /> <br /><br />しかし、これらの出来事よりもずっと後に、結婚や家族に関する教会の特異な政策によって、社会的・心理的な初期変化が雪崩を打ったのである。この本の中で私は、啓蒙思想家の思想はどこから来たのか（そのような思想を好むのはどのような心理なのか）、プロテスタントのような個人主義的な宗教はなぜ魅力的なのか（個人主義が先だ）、産業革命はなぜ起こったのか、と問いかけることで、これらの説明を覆す。<br /><br /> <br /><br />結局のところ、WEIRDERの心理を突き動かしたのが豊かさであったなら、産業革命の起業家的エンジンに燃料を供給したのはヨーロッパの貴族であったはずだ。その代わりに、最初の株式会社に投資し、印刷機、蒸気機関、紡績用ラバを発明したのは、都市化する中産階級の個人主義者、職人、聖職者だった。対照的に、エリートたちは富を投資して長期的な貯蓄をする代わりに、個人的な浪費で借金を繰り返した。<br /><br />14. 心理的な差異を経済的な成果に結びつけることで、これらの見解が白人至上主義のアジェンダを支持するように捻じ曲げられる可能性はないだろうか？<br /><br /> <br /><br />悲しいことに、私たちは、抑圧的で非人道的な政治的アジェンダを支持するために事実がねじ曲げられることが日常茶飯事である時代に生きている。疑似科学に対する最良の解毒剤は本物の科学である。<br /><br /> <br /><br />考えてみてほしい：<br /><br /> <br /><br />心理学のさまざまな側面の違いが、ある種の経済的結果をもたらすという証拠がある。たとえば経済学の文献では、個人主義や信頼といった心理的特性と、所得やイノベーションといった経済的成果との間に明確な関連があることが確認されている。当然ながら、こうした心理的差異がどこから来て、繁栄とどのような関係があるのか、人々は不思議に思う。もしあなたが白人ナショナリストなら、その答えは遺伝的なもので、人種に関係しているとか、西洋文化には何か「優れたもの」があるといったものだろう。<br /><br /> <br /><br />現在、このような説明に対する実質的な科学的回答は、少なくともアクセス可能な業界本や一般的な言説にはない。心理学と経済学の関連性をどう説明するかについての沈黙は、知的・科学的な空白を作り出し、人種差別的イデオロギーや政治的動機に基づく疑似科学で急速に埋め尽くされている。これまで、世界に見られる心理学的・経済学的差異について、詳細かつ実証的根拠のある文化的・歴史的説明を提供する投稿は、広くアクセス可能な一般言説の中にはなかった。白人至上主義者たちは、このギャップ、つまり世界的な多様性に関する科学的説明がないことを自分たちの見解の証拠として指摘し、科学者たちが沈黙しているのは遺伝学的でない代替説明がないからだと示唆している。<br /><br /> <br /><br />私は、生物学、心理学、経済学に根ざした深い理解によって、こうしたパターンの説明と、遺伝学や「優れた」文化を主張する人々がいかに的外れであるかを理解することで、この知的空白を埋めたいと願っている。拙著の中心的な考え方は、同じ国の中で隣り合うヨーロッパ地域間の心理学と経済的成果の違いを説明するのに役立つ。過去3世紀にわたって世界の経済成長の多くを牽引してきたイノベーションの加速を説明する上で、私は集団脳の力と、見知らぬ人への信頼、異なる習慣を持つ人への寛容さ、世界への開放性に関連する心理的特質に注目し、最初はヨーロッパで、後にはアメリカで、イノベーションと経済成長に拍車をかけた。<br /><br />参照<br /><a href="https://weirdpeople.fas.harvard.edu/qa-weird" target="_blank">https://weirdpeople.fas.harvard.edu/qa-weird</a><a name="more"></a>

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            <category>心理学理論</category>
      <author>ヤス</author>
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